プロジェクトX 挑戦者たち 第3期 Vol.5 炎上 男たちは飛び込んだ [DVD]
初めてプロジェクトXを見たのがこの回だったのですがとても面白いです
そして横井元社長への憎しみも増えました
勇敢に飛び込んだ隊長、全身火傷の重症をおいながらも逃げ遅れた人を救助した隊長、その人が死亡したと知り涙した隊長、横井の謝礼のお金をどなって断った隊長、
隊長が非常にかっこいいですまさに男の中の男です
超お勧めです
封印されていた文書(ドシエ)―昭和・平成裏面史の光芒〈Part1〉 (新潮文庫)
昭和・平成の10の事件について、その知られざる真相に迫ろうというものです。
三菱銀行「梅川事件」、ホテルニュージャパンの火災、連合赤軍浅間山荘事件、オウム事件などを取り上げています。
事件の全体像を、書いているわけではありません。
知られざる核心部分のみを、ピンポイントで書いています。
あまりに詳細に、あたかも、その事件の現場に立ち会っていたかのようなリアリティがあります。
引き込まれますが、同時に、何か、見てはいけないものを見ているような怖さをを感じます。
著者の「宣戦布告」を先に読んでいたので、、最初は、事実に基づいた著者のフィクションかと思いました。
けれど、どうも違うようで、調査に基づくノンフィクションのようです。
戦慄が走るような、衝撃を受けました。
特に、三菱銀行「梅川事件」については、あらためてその狂気・恐怖を知りました。
(90)
日本一の秘書―サービスの達人たち (新潮新書 411)
7人の達人の伝記。どれも面白く読むことができたが、秋田のヒーロー超神ネイガーと、57年間売薬さんをした営業マンの話がグッとくる。年に2,3ヶ月しか富山の家に帰らず、夜明け前から夜更けまでひたすら得意先を戸別訪問し、お金を回収して薬を補充する。本書に登場する人は、そんなハードな仕事を昨年春まで57年続けてきた。仕事のスタイルは300年変わらないので、戸別訪問が嫌われ、保健医療も充実した近年はあまり景気が良くない。しかし、本書の売薬さんは、得意先の懐が苦しい時もすぐに薬箱を回収しないという人情味あるセールスの一方で、DHAなどの健康食品も売るという時代に読んだ商売人としてのしたたかさもあった。どの達人も腰は低いが、「お客さんに喜んでほしい」という頑固なまでの仕事へのこだわりを持っていそうな感じがよく伝わる。
ミステリアスな短文で始まる書き出しから徐々に本題へと近づく。そして、職に就くまでの略歴から入って、苦労話や失敗談を挟んで成長が語られ、印象的なエピソード、著者の見た仕事風景……。と、よどみない文章・構成で取材対象の味を引き出している。「秋田は東北の中でも景気が悪い。自殺率も高い。(中略)でも子どもたちはすごくしあわせだ」。ネイガーで大はしゃぎする子どもたちを描いた後、エンディングを前にこんな一文を読み、「きっと幸せなんだろうな」という淡い余韻が残った。人物取材の手練の作だけに安心して読める。