ソース
スウェディッシュ・メロディック・デスメタラーの2nd。(1stとのカップリングで出てるアルバムもアリ。)
相変わらずバンドの知名度はイマイチだが、やってる音楽も相変わらずのカッコよさ。
初期北欧メロデスを現代的なアグレッションと音造りで再構築したサウンドは、決して時流に則したものではないが、AT THE GATESやTHE HAUNTEDがリスペクトされている今日において、決して見過ごすことのできないモノではなかろうか?
前作に比べると、より音が硬質化して、メロディの臭味も薄れたが、その分でアグレッションが押し出されてきており、アルバム全体のバランスは前作にも引けをとらない仕上がりとなっている。
有象無象のメタルコアにばかり手をだすのも構わないけど、やっぱ本筋のサウンドを知っておく必要もあるんでないの?
オレは個人的にはコッチのほうが断然好み^_^;
ザ・ドーン・オヴ・フレイムス
バンド名所有権の問題で、現在は消滅してしまったが、その後"THE DUSKFALL"の母体になった、゙GATES OF ISHTAR"の97年発表の2ndフル・アルバム。時折、ブラスト・ビートを交えたデス・メタルのビートに、叙情性を増幅させるようにキーボードを効果的に用い、憂いを含んだ"IRON MAIDEN"のようなリフ。オーソドックスなデス・ヴォイス、まさしく北欧メロデスの王道のようなアルバム。それまで正統派やネオクラ系、メロスピを好んでいた私は、このアルバムの、#4 "Dream Field"に痺れ、その後、メロデス、ブラック、デス、ハード・コアも聴くようになりました。
惜しむらくはチープ過ぎるプロダクション。特にドラム・サウンドは最悪のレヴェルです。それがなければ、本当に☆5つ。きっと名盤として認められる一枚になっていたと思います。
決して突出した個性はありませんし、下手ではないですがテクも並、でも、曲は全て粒揃いですし叙情性に溢れたアルバムです。近い将来に市場から消える可能性が高いですから、お早めに手に入れることをオススメします。
アット・ダスク・アンド・フォーエヴァー
現DUSKFALLのミカエル・サンドルフが名を上げたバンド。
ザクザクギター+疾走曲+メロディー満載で、メロデス好きには文句の付けようがない!!!
全9曲中6曲目まではとにかく突っ走る!スレイヤーの名作"レイン・イン・ブラッド"のテンションを思い浮かばせた上に、北欧の哀愁メロディーが炸裂ですからね・・・もう約8年前の作品ですが飽きがきません。
こんなにいいバンドが、バンド名の所有権のゴタゴタが原因で消滅してしまったなんてもったいない・・・