Genius Party<ジーニアス・パーティ> [DVD]
7人の監督らとスタジオ4℃によるオムニバス作品。
好き勝手にやりたい放題という印象。
感想としては、映像のアートと4℃の技術レベルの高さに脱帽です。
しかしながら、映画館で視聴する程度の音響なので、全体的にバランスが悪く、音量の調節で苦労します。また、声優の演技云々以前にBGMやSEが音声よりも大きいので聞き苦しい。家庭で楽しめるかは微妙でしょう。映像だけでなく、音にまで気を配っていたならば、もっと楽しめたのかも知れません。
その映像も、面白いですが解説がなされなければ理解に苦しみます。
全体的に言葉足らずといった感じです。
臥夢螺館 上 KCデラックス
連載当時、日常を虚構が少しずつ侵食していく感じが好きで愛読してました。
あのころ、ちょっとそういうのが流行っていたと思います。ビデオドロームとか裸でランチとか。
途中で打ち切りになって、ずーっと気になっていたので、ちゃんと完結して本になってるのを知って早速購入。
この人絵がとても上手い。だから説明がなくても絵だけで感覚的に伝えれれる事が多いんだよね。
登場する天使の造形も、なんとも言えない面白みと嫌悪感をあわせもってる。
うろしま物語 (F×COMICS)
エロチック・ファンタジーとのことですが、エロかどうかよりも「かなり変」です。
元来不条理マンガをお得意にされていた福山さんですから多少のことでは驚きませんが、『17』といい『臥夢螺館』といい、これといい、福山さんこんな作風だったかなぁ。
こういう町があったらと夢想することは誰でも一度ぐらいあるでしょうが、若いうちならともかく年取ってからですと、それこそ「浦島太郎」のようにケムリしか出ないということになりかねません。アー、クワバラくわばら。