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泉谷展覧会 60×60 <第三部> [DVD]
実地に観ていましたが、まさかこの「光石の巨人」期を再現してくれるとは!
このライブ一番の収穫でコーフンのシーンでした。
なにしろメンバーほとんど全員で、あのイカレた扮装まで
再現してくれます。
この期の曲を演奏することはありますが、格好まで同じにしてくれる事は
もうまず無いでしょうから、ダイナマイトポップスの泉谷が好きだ!
という方は必見!!
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泉谷展覧会 60×60 <第1部> [DVD]
曲数ではわずかに、同時期行われたジュリーの
還暦コンサートに負けてしまいましたが、
「一曲歌うと息があがっちゃう」
と村上ポンタさんに書かれてしまった
泉谷さんが猛ハッスル!!
新曲が久しぶりにギターかきむしる系の
曲なのもあって、息も絶え絶えの泉谷さんに
熱くなる内容でした。
この一枚目はまだ代表曲お披露目的なノーマル
選曲が多いですが、二枚目・三枚目は
「えっ!?それも演んの?あれも歌うの?
おまけにその格好まで再現するの?」
な仕掛けとサービス精神満載ですので、
ルーザー以降の泉谷さんはどうもフットワークが
重い、と聴いていなかったファンにも観てほしいです。
最後の部のラストに、仲井戸麗市さんと下山淳さんも
参加します。
若いメンバー中心のバンドとの相性がイイ!!
やっぱり泉谷さんは若いメンツに煽られて、
煽り返して光るオッサンです!!
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わが奔走―IT’S MY LIFE
ビートたけしと同じ東京下町生まれの感性と知性、
矢沢永吉にも通ずる肉体的な言葉と音楽、
強烈なコンプレックスの跳ね返し方が三者に共通する所かも。
漫画家を目指しながらも、大きな時代の変わり目に音楽と出会い
まさに疾走するかの様に行動し歌う泉谷が目に浮ぶような、
毒とユーモアと醒めた所が雑ざり合った語り口がすごくおもしろい。後半少しだれる。
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春夏秋冬
「君の席」には、現実社会にある風景の鋭い切り口で描かれていていいですね。「黒いカバン」も同じく岡本おさみさんの世界観の詩がいいです。でもなにより泉谷しげるがやってからこその話であると思うんです。偏ったアルバムではないし、無感情に洗脳を歌う「ねどこのせれなあで」や、有名すぎる「春夏秋冬」サラリーマン惨歌「街はぱれいど」などなど。間違いなく名盤です。
なにより「黒いカバン」のインパクトにはやられます。