バトル・オブ・シリコンバレー [DVD]
B・ゲイツとS・ジョブズは世界のコミュニケーションを変えた。
マスメディアの思想浸透ではなく、個人が発信することの凄さ。
もちろんコンピューターは彼らが発明した訳ではないし、当時からIBMは
巨人と言われていた。
本作は1999年の製作なので、さらに激動する21世紀は描かれていないが、
そこまでの過程を(多少のフィクションはあっても)ドラマ化するアメリカは
やはり凄い。現役バリバリの経営者をドラマにするなど、日本ではなかなか
難しいだろうからね。
もともとIBMもHPもゼロックスも戦争前からあった企業だが、それぞれ
タイムカードマシンとか測量機材とか印画紙を作っていた会社で、
コンピューターへの本格参入は1950年以降のことだ。
ドラマで明らかにされているように、本来パーソナル・コンピューターの
基礎を作ったのはゼロックスだ。パロ・アルト研究所で作られたソステムと
マウスの技術を買ったのがアップルで、これを商品化したのがMacである。
ドラマ内で「盗んだ」と糾弾されるマイクロソフトが商品化したのがウィンドウズ
なので、全ての起源は役員の反対で商品化出来なかったゼロックスにあったと
いうことは良く分かる。何とももったいないことをしたものだ。
S・ジョブズは嫌味なモテ男で、B・ゲイツはコンピューターおたくのように
描かれているが、現実的にもそう遠くない世界観なのだろうとは思う。
しかし菜食主義のジョブズが早世し、劇中でもピザとか食べてるゲイツが元気なのは
「健康と言う生き方とは何だろう?」と考えさせられる。
ラストはマイクロソフト優勢、のかたちで終わっているが、いずれにせよ両社は
現在「昔の巨人」IBMを凌駕している。
IBMのスーツ対シリコンバレーのTシャツ&パンツという図式は「権力対自由」
みたいなイメージだが、クールビズ時代とはいえ、半世紀たってもこれはあまり
変わっていない。
両者の入門編としては最適な1本だと思うので、お勧めです。星は4つ。
【iPhone4/4S用】 スティーブ・ジョブズ ハードケース (Type2) 【液晶保護フィルム付き】
取り合えず傷をつけない為に購入したんですが、
思ったより使い勝手がいいです。
ですが、色が白なんで、角に色が付いてきます。
雑な扱いをするからだと思うんですが、
液晶のシートもついてたので良かったです。