臨死!!江古田ちゃん(5) (アフタヌーンKC)
従来の4コマ漫画ならば5巻ともなればパワーダウンするものと思われますが、5巻が一番おもしろいかも。
社会風刺もするどいし、おねいちゃんが超おもしろいです。
臨死!!江古田ちゃん(4) (アフタヌーンKC)
意識しなくともいい、少しブラックで割り切れない気持ちを、
むくわれないけど、そんなことを認めたくない恋愛の心と体を、
実際にあったこと(?)をネタにして、言葉と絵でつづる絵日記マンガ。
こんな女、絶対好きになりたくないけれど、
でも、かわいいと思います。
オスとメスの生態がわかる、野生の王国マンガでもあります。
臨死!! 江古田ちゃん 1 (アフタヌーンKC)
‘女性の本音がまるわかり’といったような語り口で紹介されやすい漫画『臨死!! 江古田ちゃん』は確かに面白い。ここに描かれている‘女性の本音’はどれも辛辣 で痛快で毒を含んでいる。
けれども結局のところ全部‘陰口’に見えてしまう。
いわゆる‘猛禽’に対してあまりいいイメージを持ってない俺に陰口に見えるなら、猛禽が好きな男性にはますます陰口に見える気がした。
『これは陰口だ!僕の好きなあの娘(猛禽)はこんな漫画を描かないよ!』というスタンスを取るであろう猛禽好きな男性に対して、江古田ちゃん好きの女性は『ハッ』みたいに鼻で笑うだろうけど、その‘鼻で笑う’というやり方がますます‘猛禽好き’の男の『この娘は君と違って陰口なんか言わない!』というスタンスを加速させるんじゃないか。
そしてそれは江古田ちゃん好きな女としてはあんまり面白い展開じゃねえんじゃないかと思うのだが。
☆
吉田戦車と川崎ぶらの共著『たのもしき日本語』を読んだことがある。その中で吉田戦車が『‘本音を言う=悪口を言う’みたいになってるけど、本当に心から人の幸せを願っている優しい人も世の中にはいる』というようなことを言っていて、江古田ちゃんを読むたびにいつもその台詞を思い出す。
臨死!!江古田ちゃん(2) (アフタヌーンKC)
江古田ちゃんのダメップリと時に見せる鋭さ、冷静な意見に大笑いしたり、
ほろっときたり。
意外と正義感が強くて、実は頼れるお姉さん???
4コマとは思えない濃密な世界に、引き込まれること間違いなし。
楽しい!今から、次号が楽しみ。