３回も読んでるのに、ほとんど新刊のように読んでしまうのは、僕の記憶力がめちゃ悪いからでしょうねー。

原題は「Trilobite!　(三葉虫！)」というシンプルなもので、フォーティー本人は「三葉虫の謎」を解き明かすつもりでは書いてないかもしれません。
僕も読み終わって、「題名と内容が違うじゃん」って思いましたので、邦題が悪いのでしょう。訳書にはよくあることですが。

内容は、頭鞍、顔線、自由頬といった、解剖学的説明から入るので、親切といえば親切ですが、普段の聞き覚えが全くないので、「めんどくせー」　という感想もありでしょう。

とはいえ、ここで覚えておく方が、あとで読み進めるのに使うのでいいと思います。

年代順に三葉虫の形態の変化を語っていくわけですが、語りきれないほどの種数が化石で残っている事がすごいですね。
よほどに化石になりやすかったか、たくさんいたのでしょう。

眼が鉱物でできていたために、眼の化石が当たり前にあることもすごいです。　恐竜の化石なんか、眼はただの穴ですもん。

という魅力満載の三葉虫。。。とは関係ないところに、ちょこちょこ脱線していますが、僕は「まぁいいか」って思って読みました。　でも無い方がいい部分もありますね。

トータルでみれば、三葉虫を語っている部分の方がはるかに多いので、三葉虫に魅力を感じる人は買って損なし　って思います。