新女囚さそり701号
松島ナミの姉・妙子は大物代議士・三浦の秘書であった。政治献金を巡って騒然とする世情の中、三浦も灰色高官として疑惑視されて
<東映オールスターキャンペーン>女囚701号さそり [DVD]
当時はジャックヒル監督の「残酷女刑務所」を皮切りに世界的に女囚ムービーが流行っていた時期で
世界各国で女囚ムービーが作られていましたが
そんな中
日本を代表する女囚ムービーがこの「さそり」シリーズです
しかも世界のどの女囚ムービーと比べても
圧倒的に面白く、独特です
世界女囚ムービーランキングを作っても
トップ10、いや、ナンバー1に輝くぐらいの映画です
これがデビュー作の伊藤俊也監督のアイデア満載の気合の入った独特の演出もすばらしいし
俳優陣もいいキャラが揃っている
主人公を助ける女囚、他の映画では主役も務める扇ひろこもさすがに存在感バツグンだし
逆に主人公を狙うグループの渡辺やよいや三原葉子もとてもいい味を出している
(個人的には室田日出男の地味に変な看守が一番好きかも)
またこの作品は、目でものを云う「梶芽衣子」が開眼した作品でもあると思う
自ら台詞をほとんどしゃべらないという足枷をつけたことで
「怪談昇り龍」や「銀蝶」の梶芽衣子とは明らか違う
何か別の領域に到達した感がある
その後の「修羅雪姫」や「ジーンズブルース」の梶芽衣子の土台を作り上げた
そういう意味でも貴重な映画ですね
世界各国で女囚ムービーが作られていましたが
そんな中
日本を代表する女囚ムービーがこの「さそり」シリーズです
しかも世界のどの女囚ムービーと比べても
圧倒的に面白く、独特です
世界女囚ムービーランキングを作っても
トップ10、いや、ナンバー1に輝くぐらいの映画です
これがデビュー作の伊藤俊也監督のアイデア満載の気合の入った独特の演出もすばらしいし
俳優陣もいいキャラが揃っている
主人公を助ける女囚、他の映画では主役も務める扇ひろこもさすがに存在感バツグンだし
逆に主人公を狙うグループの渡辺やよいや三原葉子もとてもいい味を出している
(個人的には室田日出男の地味に変な看守が一番好きかも)
またこの作品は、目でものを云う「梶芽衣子」が開眼した作品でもあると思う
自ら台詞をほとんどしゃべらないという足枷をつけたことで
「怪談昇り龍」や「銀蝶」の梶芽衣子とは明らか違う
何か別の領域に到達した感がある
その後の「修羅雪姫」や「ジーンズブルース」の梶芽衣子の土台を作り上げた
そういう意味でも貴重な映画ですね
女囚さそり けもの部屋 [DVD]
本作品が(さそり)シリーズとの初遭遇でした。
30年以上前の東映系名画座、3本立ての1本。他の作品が何で有ったか思い出せぬ程の衝撃…。
とにもかくにも、渡辺やよい扮するユキに感情移入しまくりでした。事故で頭に障害を負い、独りでは生きて行けぬ兄の為、身体を張り生きるユキ。建ち並ぶ赤茶けたトタンのバラック。舗装されていない道に茶色の水溜まり…。ロケです。良く見付けて来た物です。
そんなユキが墓場で出逢った、手錠にぶら下がった手首を噛みちぎろうとして居る、さそり、松島ナミ。ネガ反転が効果的です。
ユキに匿われたナミが見た物は、ユキ達娼婦を家畜の様に束ねる組織。けもの同様な扱いをされる彼女達にも、希望が有る。《新しい命》母に成る事…。
蟻を踏み潰す様に奪われる命…。慟哭、絶望…。握りしめていたメスを手に取り、
ゆっくり眼前にかざすナミ…。メスが光り、一筋の涙が頬を伝う。観る度に歯を食いしばってしまいます。
組織を追い詰めて行くナミ。其処へ立ちはだかる、手首の元持ち主、刑事成田三樹夫。逆に下水道に追い込まれるナミ。
(さそりぃ〜)マッチを灯し、ナミを呼ぶユキ。何処までも哀れなユキ…。
成田刑事、さそり旬滅作戦!(あの、東宝変身人間映画を思い出したのか?)だが…。
さしたる激しいアクションが有るわけでも有りません。低予算のプログラムピクチャーです。しかしながら、伊藤俊也監督の感性が冴え渡り、梶芽衣子の妖艶な美しさが光る忘れじの作品かと思います。
本作品から41年時が経ちました。今も、さそりはやって来るのでしょうか?因果応報を承知の上で、メスを光らせてくれるのでしょうか。と、言うより、マッチを擦る人は何れだけ居るのだろう……。
そんな事を考えてしまうのです。
最後まで目を通して下さり、ありがとうございました。
30年以上前の東映系名画座、3本立ての1本。他の作品が何で有ったか思い出せぬ程の衝撃…。
とにもかくにも、渡辺やよい扮するユキに感情移入しまくりでした。事故で頭に障害を負い、独りでは生きて行けぬ兄の為、身体を張り生きるユキ。建ち並ぶ赤茶けたトタンのバラック。舗装されていない道に茶色の水溜まり…。ロケです。良く見付けて来た物です。
そんなユキが墓場で出逢った、手錠にぶら下がった手首を噛みちぎろうとして居る、さそり、松島ナミ。ネガ反転が効果的です。
ユキに匿われたナミが見た物は、ユキ達娼婦を家畜の様に束ねる組織。けもの同様な扱いをされる彼女達にも、希望が有る。《新しい命》母に成る事…。
蟻を踏み潰す様に奪われる命…。慟哭、絶望…。握りしめていたメスを手に取り、
ゆっくり眼前にかざすナミ…。メスが光り、一筋の涙が頬を伝う。観る度に歯を食いしばってしまいます。
組織を追い詰めて行くナミ。其処へ立ちはだかる、手首の元持ち主、刑事成田三樹夫。逆に下水道に追い込まれるナミ。
(さそりぃ〜)マッチを灯し、ナミを呼ぶユキ。何処までも哀れなユキ…。
成田刑事、さそり旬滅作戦!(あの、東宝変身人間映画を思い出したのか?)だが…。
さしたる激しいアクションが有るわけでも有りません。低予算のプログラムピクチャーです。しかしながら、伊藤俊也監督の感性が冴え渡り、梶芽衣子の妖艶な美しさが光る忘れじの作品かと思います。
本作品から41年時が経ちました。今も、さそりはやって来るのでしょうか?因果応報を承知の上で、メスを光らせてくれるのでしょうか。と、言うより、マッチを擦る人は何れだけ居るのだろう……。
そんな事を考えてしまうのです。
最後まで目を通して下さり、ありがとうございました。
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