1話は伏線を張りつつ視聴者を引き込む起承転結がまとまった作品でした。難しい世界設定でもなく入り込みやすいです。

ただ、王道なのはいいがこの作品にしかないこれと言った引き込むものがありません。
メカデザイン、キャラクター、ストーリーが何処かで見たようなものばかりで1話以上の引き込みが感じられない。

主人公機が1機ではなく相棒と2機で力を発揮するという設定は良いのですが、その力を使うまでの過程が平凡でいざ活躍シーンになっても盛り上がりに欠けます。
戦闘の目的や作戦はきちんとあるのに戦闘シーンの作画演出が似たような空中戦ばかりで話ごとに代わり映えせずに主人公が機体の性能差で勝利、のパターンで面白みがありません。
また、主人公以外の敵味方共にキャラクターごとに専用機があるものの似たような空中戦でそれぞれの特徴がわかりづらく記憶に残りづらい。

また、キャラクターそれぞれの立ち位置がしっかりしているのに、会話や性格や行動がどこかで見たようなことばかりで関係性が新鮮味がない。

そして、つまらない最大の原因がストーリー展開がベタすぎる事です。
別にベタそのものが悪いというわけではないのですが、ベタな展開の合間のこの作品だけのプラスaな部分が圧倒的に少なく予想通りにしかキャラクターが動かないのでつまらない。
　しかも、せっかくの1話のタイムトラベル設定があるのに10話近くになってもほとんど触れないのでいつまでたっても伏線が少しも回収されないのでダラダラとした印象に感じます。
　また、主人公が主人公の時代であったヒロインと未来であったヒロインが別人だとわかっているのに会うたびに何度も名前を叫び、戦えないと繰り返し言うのでより話が進まずダラダラと感じます。

王道で最近では珍しくCGをあまり使わないロボット物なのにほかの部分が残念な作品です。