縦読み文章書く才能なし!おすすめ度
★★★★★
ジャンプ誌上で人気を博しながら、惜しまれつつも休載となっていた「NINKU-忍空-」が装いも新たに「RENKU-恋空-」としてついに映画化!
主人公の風助役は新進気鋭の女優、ガッキーこと志垣太郎氏が熱演。
思わぬアンドレの再来に、中年アニメファンは思わずニヤリ。
顔役で出演していたえなりかずき君(輪郭)とガチャピン(目)も納得のご様子。
またヒロこと吉田ヒロ氏の「まゆ毛ボーン!」や「ちちくりマンボ〜♪」等のギャグには一緒に観ていた観客も思わず苦笑い。
吉田ヒロ氏の人気の根強さが伺える。
こういったメンバーを揃えながら、イマドキの女子高生のリアルであるセックス、ドラッグ、ロックンロールを丁寧に表現した映画は、
この作品をおいては「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」くらいであろう。
原作者のみきさんもきっとご満悦。これは買いだ!
うん、あと風景とか綺麗らしいよ・・・?
最高です
おすすめ度 ★★★☆☆
皆さんに言っておきますがこれはフィクションです。美嘉は冒頭で「チビでバカでブサイクなごく普通のホビット」と言っているでしょう?そう、これはファンタジーなのです。人間の世界では起こりえないことがこの恋空の世界、つまりアングマール王国では起こるのです。そして出てくるキャラクターで人間はヒロだけです。だからホビットの美嘉がオークたちに輪姦されても直ぐに立ち直れるのです。美嘉に出会う人間やエルフは皆彼女を好きになり羨ましい限りです。特にならず者の剣士ヒロ(人間)との恋は純粋でした。美嘉がオークに犯されているときにヒロが剣を持って現れオークを一撃するシーンはとても痺れました。「どうしてここが?」「愛の力だ」なんていい台詞でしたね。ヒロが崖から落ちて行方不明になった間その寂しさを紛らすためにエルフの優に出会いますが、ヒロが見つかったとき優が「好きなホビットの幸せを願わないエルフはいない」と言って身を引いて死んでいくシーンは泣けました。ロードオブザリング以上の感動です!!ぺレンノール野の戦いでヒロが剣を振り回すシーンはよかたです。最後病死したヒロの子を美嘉が宿しますが、きっとヒロに似てイケメンの人間×ホビットのハーフでしょうね。
概要
だいたい初恋というのはうまくいかないものだという。そんな初恋の痛みに正面から切り込んだのが本作。しかも実話をベースにしたケータイ小説を映画にしたものなのだ。
図書館にうっかり携帯電話を忘れたのがキッカケで、髪を金(というより白に近い)に染めたヒロという同級生の男子と出会った女子高生の美嘉。やがて2人は激しい恋愛へと落ちていき、ついには子供を身ごもってしまう。そんな美嘉と生まれてくる子供のためにヒロは彼女と結婚したいと言い始めるが……。
ストーリー的にはわりとありがちなものだ。けれどそれが実話がベースであることだというのがポイント。だからベタな展開も許せるし、まだ高校生ならこういう選択しかないだろうというのもうなずける。また今回は美嘉とヒロに扮した新垣結衣と三浦春馬の演技が素晴らしくイイ。正直、2人の演技が映画全体を引っ張っているといっても過言ではないだろう。純粋で健気で、本当に愛らしい、2人の互いをいたわりあう様は、嫉妬すら覚えたくなるほど。全身全霊で誰かを愛してみたくなるステキな作品だ。(横森文)