珠玉のテレビ版全11話に比べると、正直いって迫力不足。設定が大きくなった分、物語が拡散し、各エピソード間の連環が弱い。(特に、城西支部の一癖ある面々たちの間での丁々発止のやりとりや掛け合いが少ないのは残念。また、SPを観ていないと、話が腑に落ちない。)でも、そこは『HERO』、勿論十分には楽しめた。
そこまで面白くはないおすすめ度
★★★☆☆
内容は自分がバカなだけなのか、複雑なのかイマイチよく
わかりませんでした。二回見てやっと意味がわかりました。
キャストは素晴らしメンツ揃いですが、そんなに騒ぎたてる程
おもしろくはなかったかも・・・。でも結構真剣に見てしまい
ましたけどね。
一番最後のシーンに思わず「こんな終わり方なんや」って
言ってしまいました自分では意外な最後でした。
顔ぶれはすごいおすすめ度
★★★★☆
熱血だがお馬鹿な主人公。
ど素人でもわかるようなことでも見落とすこともある。
これを見ても弁護士になりたいと思わないのが不思議だね。
どうせなら検事に回ってもいいのでは?
微妙・・・
おすすめ度 ★★★☆☆
キャストの豪華さで、ヒットしたような気が・・・
他の方も書かれていますが、先が読めてしまう展開で、
ちょっと残念でした。
でも、ファンとしては必須アイテム(^^;;;
概要
東京地検・城西支部に6年ぶりに戻った検事の久利生公平。そんな彼が担当することになったのは容疑者が罪を認めた傷害致死事件の裁判。ところが初公判で容疑者はあっさりと無罪を主張。容疑者の弁護士で刑事事件無罪獲得数日本一の敏腕弁護士・蒲生一臣に、次第に久利生も追い詰められていく。が、やがて久利生は、この事件が大物代議士・花岡練三郎の贈収賄事件に関連していると知り…。
木村拓哉扮する型破りな検事の久利生の闘いを描いたエンターテインメント・ドラマだ が、さすが全話視聴率30%越えした超人気ドラマの映画版だけあって、物語は面白い。涙あり笑いありの痛快作にキッチリと仕上がっている。個性豊かなキャラクターに扮した役者陣の演技も素晴らしい。しかし映画として観るとどうかと問われると「うーむ」と口ごもらずにはいられない。せっかくシネスコで撮影しているにも関わらず、なにやら画面はスカスカしているし、『それでもボクはやってない』公開後に作られたのにあまりにもあり得ないような裁判シーンが登場する。ドラマチックさを優先させたい気持ちはわかるが、せっかくストーリーや役者が良いのだからリアルな面はリアルにカッチリやってほしいもの。しかもテレビシリーズを観てない人にはかなり説明不足なシーンも多いのだ。つまりTVドラマのスペシャル版として観るのであれば最高だけど、映画的な魅力は今ひとつ欠けてしまうのだ。これで面白くなければ激怒して終わりなのだが、ヘタに面白いものだから歯がゆい。でもTVシリーズを観てきた人には絶対にオススメしたい1本だ。(横森文)