戦闘システムも従来のATBをさらに練った感じで白熱できますし、ドレスのアビリティを覚えさせるのも楽しかった。ほぼ一本道だったFF10とは違い、今回は自由にミッションを進めることができる。(100%を目指すなら攻略本があったほうがいいですが)
ただね、、、みなさん書いてある通り雰囲気(この場合はノリですか笑?)がどうしても好きになれなかった。キャラやドレスのデザイン、セリフ、一部中途半端な安っぽいBGMなどなど。
それらを我慢してやれるならなかなか良いゲームだとは思いますが、ユーザーに我慢させるってのも変な話なわけで。そもそも雰囲気というのは大事ですからね。本当に惜しい、というかもったいない作品だなと思いました。
あと関係ないですが、たまに見かける、他人のレビューに対して、この面白さが分からないのはバカだとか、これを面白いって言ってる奴はアホだ的なレビューはいただけません。価値観なんて人それぞれです。自分が面白ければそれでいいし、つまらなければそれでいいじゃないですか。見ていて痛々しいですし、参考にもなりません。
FFに求められるのはシリアスと笑いのバランスおすすめ度
★★★☆☆
あれかなあ、よくデパートのゲームコーナーとか子供服売り場にあるよくわからんお着替えゲームの影響か。なんか女の子が踊っているやつね。
と、開始してすぐ思ったのだった。
そうとしか考えられないが、そうだとすると、子供ウケを狙っているのか。それとも話題性を狙っているのか。どちらかだな。
そのへんに、続編を作るのなら必ずペイしなければならない、というような、クリエイターに対する強い圧力を感じる。
だいたいFFって、万人ウケを求めないゲームだったのになあ。
あと、アカギ隊のエピソードには、韓国あたりの映画の影響がみられる。というか、ほとんどパクっているような。
それから、指先に自信が無いためにアクションやシューティングをあきらめRPGへ走ったファンにとっては、重要アイテムゲットにシューティングを多用されるとげんなりする。
それじゃなにか、私ら不器用な人種はドラクエだけやっていればいいじゃんということかい?前作の雷避けだのチョウ探しにも相当立腹したが、ガンシューティングと修行の成果は絶対に許しがたい、ここ強調したい。
全体として、前作のムービーの多さ長さ、かったるさを差し引いたとしても、やはりプレイしていてどちらが楽しいかというとはっきり前作になる。「プレイ時の楽しさ」とは、「シリアスの中にちりばめられた笑い」であって、「笑いの中に本当はシリアスもあった」ではないのだ。ゲーム、特にFFにおいては、「シリアスと笑い」の分量が重要である。と思ったことだった。
概要
ロールプレイングゲームの代名詞ともいえる「FINAL FANTASY」シリーズ。その中で唯一、続編が作られることになったのがこの作品である。 前作「X」での世界観をそのまま引き継ぎ、さらなる新システムが導入されている。「X」で召喚士として登場したユウナが今回の主人公で、ガンナーと呼ばれる銃で攻撃を行う。ともに旅をするのはシーフのリュックと戦士のパイン、女性3人の華やかなパーティだ。新システムのドレスアップがポイントで、戦闘中にこれを行うことで、キャラクターのジョブを変化させることができる。彼女らのコスチュームが派手なエフェクトとともに変化し、相手のモンスターに合わせたジョブになるのだ。バラエティに富んだコスチュームを見るのも今作の楽しみであろう。
「FF」ファンにはおなじみのATB(アクティブタイムバトル)システムも復活し、緊張感あるバトルを繰り広げることができる。さらには「X」で登場した、ワッカやキマリのその後も知ることができる。テーマソングはR&Bシンガーの倖田來未(こうだくみ)が担当し、さらに味わい深いFINAL FANTASYワールドを作り上げている。(樋口浩二)