妖星乱舞が残念おすすめ度
★★★★☆
ファミコン・スーファミRPG好き世代に直撃のバトル曲集CD。
ゲームの曲は遊びながら何度も、曲によっては何百回と聴くので自然に耳に残っているものですね。
楽しく遊んでいた懐かしい記憶がよみがえってきて、良いCDでした。
しかし、疾走感あふれるバトル曲を次々と聴いていくCDとしては
15曲目の「妖星乱舞(FF6)」は不要だったように思えます。
この曲だけでも17分もあり、間延びして感じてしまいました。
もちろん、実際のゲーム中やFF6オリジナルサントラを通して聴く分には
決戦に向けて非常に盛り上がる曲なのですが・・。オムニバスCDとしては残念でした。
FF6からは代わりに通常戦闘曲・中ボス戦を入れて、
他の主要5タイトルくらいからも各1曲ずつ追加して全31曲にすれば
同じ69分収録でもだいぶ印象が違ったはずです。
ボーナス曲の七英雄リミックスはなかなか良かったです。
ハードなアレンジを期待した人には合わないかと思いますが、
原曲とは大きく変わった静かなピアノメロディーのアンビエントにより
バトル曲で熱くなった頭と身体を冷やしてくれます。
音圧がバラバラだおすすめ度
★★★☆☆
当たり前と言えば当たり前だけど、それぞれ別の音源からそのまま収録しているから音圧がバラバラ。
ファミコン、GBの音は小さく聴こえるし、スーファミの音は音数も多く大きく聴こえる。
具体的に言えば、Tr7「聖剣伝説」の音は小さい。
しかし次のTr8「ゴルベーザ四天王とのバトル」は突然でかい音で始まるからびっくりする。
しかし次のTr9「時空の覇者 Sa・Ga3」では、また小さな音量に戻ってしまう。
これは結構気になる。
曲自体はやっぱり良い曲が多い。90年代のスクェアのRPGは本当にレベルが高かったなと思う。
ただ選曲に関しては一部『なんでこのゲームからこの曲?』な所があるけど…。
はっきり言ってただの編集盤だから元の各ゲームのサントラを買った方がいいと思うけど、2100円と多少は安いし、ファイナルファンタジー、Sa・Ga、聖剣伝説、ロマンシング サ・ガ、クロノ・トリガーと黄金時代の曲がまとめて聴けるという点では悪くないと思う。
RPGと言えばバトル曲!
おすすめ度 ★★★★★
スクウェアの主にRPG作品を中心としたバトル曲集です。
前半の半分の曲が俗に言う「ファミコン」的な音で、後半の半分は主にスーパーファミコンの曲。
ファンから見ると基本的に聴き慣れた曲ばかりなのですが、改めて聴いてみると色んな発見があって思っていたより楽しめます。
一番気になっていたトラック25のボーナストラックには正直あまり期待していなかったのですが、バトル曲と言うより『マイナスイオンが入ったバトル曲』と言う感じで、
ピアノが奇麗な広がりのあるエレクトロニカにアレンジされていて、とても気持ちのよい曲になっています(それでも落ち着いたバトル曲って感じです)。
「スクウェアの昔の作品のバトル曲が聴いてみたいがどれが良い曲、代表的な曲なのか解らない」
「当時ゲームをやっていてバトル曲は気に入ったが、アルバムを今更全て買っている余裕が無い、入手困難な曲がある」
などなど、そんな方にはオススメ☆
人によって色々と思い入れがあるので「なぜこの曲であの曲が入ってないのだ!?」と言うのは確かにあると思います。
取り敢えず聴いてて懐かしいので、また昔のスクウェア作品をプレイしたくなってきます(笑