このシリーズのレビューの方針は……おすすめ度
★★★★☆
うーん、私がこのシリーズの話を聞いた時、このシリーズについてはちょっと「ひねくれた」レビューをしようかな、と。どういう方針かというと、このシリーズを「1年・2枚組」で再改定すると考えた時に、「2枚目に」ぜひ収録したい曲として、「収録されなかった中で"この作品の主題歌は貴重"とか"これを収録してもよかったのでは"と思ったアニメ」を9つ推挙すると言うものです、よろしいでしょうか??
で、この昭和55年はどうかと言えば、「ベルフィーとリルビット」「メーテルリンクの青い鳥」「ふたごのモンチッチ」「ムーの白鯨」「スーキャット」「釣りキチ三平」「燃えろアーサー・白馬の王子」「がんばれ元気」「ほえろ!ブンブン」……というところを推挙します。
私ですか?今は「トムソーヤの冒険」「魔法少女ララベル」「ニルスのふしぎな旅」の関連曲を持っている程度ですね、この昭和55年については。
25年以上の月日を経ていまふたたび!
おすすめ度 ★★★★★
ある日突然、昔のアニメを見たくなった。そのアニメは「怪物くん」だった。小学生のときによくみていた藤子不二雄の有名な作品の1つである。テレビアニメ化されたのが1980年というから、自分が見ていたのはおそらくは再放送だろう。その「怪物くん」を含む18曲を収めたものがこの「アニメ歌年鑑1980」である。「おじゃまんが山田君」や「オタスケマン」、「トムソーヤの冒険」そして「ムテキング」など、心躍る懐かしのアニメソングのオンパレードにしばし時間が経つのを忘れてしまったほどである。「怪物くん」のオープニングの前には、狼男、フランケン、ドラキュラのお供3人の「セリフ」が含まれ、怪物くんが「うるさ〜〜〜〜い」と叫ぶなかから主題歌が始まるというデレビドラマと同じ内容になっているのがまた嬉しい。彼の声を担当したのは、「永遠の少年」の異名をとる野沢雅子である。「生命を吹き込む」声優の役割を熱く語っていた彼女のことを思い出す。なおこのアルバム集は1989年まで発売されているようである。少し余裕ができたら、他の年のアニメソングでも聞いてみよう。25年を経てアニメソングから伝わる「懐かしさ」を感じることができて幸せでした。「さ、始まるざますよ、いくでがんす、フンガ!!」とは、お供のセリフの一部である。ほんと懐かしいです、はい。