ブライアンイーノの名前で買いました。イーノの曲はすべてで三十分足らずです。せめて六十分は欲しかった。一方、伶楽舎のほうは意外の拾い物でした。雅楽は積極的にCDを購入する機会がありませんからちょうどよかった。音楽のレパートリーが拡がる良いきっかけになりました。
イーノで買って雅楽を聴くおすすめ度
★★★☆☆
まず、イーノの名前で買うとたぶん後悔します。
「ドローン・フロム・ライフ」で共作したシュオルムもこのアルバムに協力していますが、まあ、量的にも質的にもこちらは余興ということで。
雅楽のほうは、がんばって聴いたんですが、すいません、私にはわかりませんでした。すくなくとも中に記述のあるような感動を共有することはできませんでした。ではなぜ、ここに出てきたかというと、これで初めてイーノと出会ったひとに、イーノの実力はこんなもんじゃない、といいたくて。バッドとの共作やアナザー・グリーン・ワールド、あるいはミュージック・フォー・エアポートなどを聴いてみてください。
評価ですが、黄色い星3個は、労多くしてむくわれることの少ないであろう雅楽演奏者の努力と、美しい!ジャケと、私にはできませんでしたが、このCDで雅楽のすばらしさにめざめる人がすこしでも出ることに期待して。白い星2個は、今回のイーノの仕事と、それを苦しまぎれにほめなければならなかった商法とに対して。
事情はわかるんですけどね。雅楽と拮抗する世界を構築した、みたいな言い方は雅楽の方に失礼だし、イーノにとってもありがた迷惑でしょう。
ENOには興味あるけど・・・という方へ
おすすめ度 ★★★☆☆
ブライアン・イーノには興味があるけれど陰陽師も雅楽もよく知らない・・・ENOdiskは欲しいけど雅楽diskはいらないかも?と迷っている方、私もそうでしたが、今では雅楽diskの方がよく聴いてます。この雅楽diskは買って損しません。