迫力ある空中戦 おすすめ度 ★★★★☆
第二次大戦当時、圧倒的に不利だった英国空軍がドイツ空軍相手に戦った英国の戦いの映画化です。多くのオールスター戦争映画が陸上戦であるのに対して珍しく空中戦を描いています。迫力ある映像と当時のイギリスのオールスター総出演で、「史上最大の作戦」とほとんど出演者がかぶっていないのもよかった。(ケネス・モアとクルト・ユルゲンスは両作品に出演)
とにかく全編にわたって展開する空中戦の場面が迫力があって素晴らしい。地上戦の映画と違って人物の顔があまり見えないのが難点ですが、当時の戦争映画の流行で両国を公平に描いているため、ドイツ空軍の描写にも手抜きがなく、敵もあっぱれなところも良かった。
最後が爽快感がないのがいまひとつですが、この作品がアメリカ映画でなくヨーロッパの映画だからでしょうか。
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