この14巻を読む人はムシウタ1〜13を読んできた人だと思うので詳しい感想等は書きません。

ムシウタが好きな人は確実に楽しめます。これだけ間違いありません。

ちなみに、帯に5月に完結巻ムシウタ15発売予定と書かれていたので、この14巻は上下巻の上巻になると思われますが、上中下巻になるのではないかと思うほど展開が遅めです。

佐藤さんの新曲、サヨナラはアニメムシウタのED曲です。 この曲は非常にムシウタの世界観とマッチしており、聴けば聴くほどよい曲になります

赤月さんの、ムシウタOPと共に購入してみてください

とにかくムシウタが大好きなので購入しました。原作ファンでアニメ放送当時も見ていてこのアニメがどれだけ残念な出来なのかはわかっているし、DVDも持ってはいますが、やっぱり詩歌と大助が可愛くて大好きなので。少しでも多く詩歌と大助を手元に置いておきたいと思っていたので大満足です。またアニメ化したら非常に嬉しいですね。

大人気ライトノベル、ムシウタのアニメ版です。この作品は小説の第一巻の物語をアニメ化したものとなっています。

小説を読むだけではイメージしづらかった情景などが繊細に描かれているため、原作を読んで分かりにくかった方にはこのアニメを見てこういうことだったのかと納得できる場面も多数あるのではないかと思われます。

ただこのアニメ版のムシウタはオリジナル要素やオリジナルのキャラクターが多数含まれているので、原作のストーリーがお好きな方には見て後悔するという可能性も有ります。それに加え、イメージが自分の思っていたものと違うと思われる情景もいくつか出てきていたり、小説にはあってアニメにはないシーンというものもあるので、アニメを見ることによって自分のイメージを壊したくないという方にはあまりお勧めできません。

僕個人の意見としてはアニメ版のオリジナル要素も違和感無く見ることが出来る仕上がりとなっていた事に加え、そこそこ楽しめたので星4つとしました。

人の夢を喰う代わり、宿主に超常の力を与える「虫」が出現して10年。
大助と虫憑きの少女・詩歌が出会い、惹かれあう時、運命の歯車は回りだす。
大助は特務機関員にして最強の虫憑き「かっこう」だったのだ―。

薬屋大助と”かっこう”のギャップをどうとるか。
大助と詩歌の恋愛模様をどうとるか。
立花利菜の立ち位置をどう判断するか。
読み手にかなりの部分を委ねたような作品だと感じた。
正義や救済といった言葉が霧散してしまうような内容、非現実の中の現実。
生きてさえいれば　―　まさに答えのでない永遠の課題に取り組む作品。
著者がどういった答えを導き出すのか、今後にとても興味がもてる。

好き嫌いがはっきりしそうな内容だから、強く人に薦めようとは思わない作品。
イラストが気に入るか、あらすじが気になる人は買ってみるのも面白いかもしれない。