アニメ化されていない原作のエピソードが声優で実現するなどあり楽しめました。
でも、やっぱりイカマサの弟やイオリンは出てこず。

攻略本が出ていないため、攻略100%にするには、時間がかかりそう。

　さて、アニメ化されそれなりに成功した作品もこの巻で最終となりました。８巻にて選手になると宣言したものの、相変わらずカナヅチな要です。然し、伊織Coachとのトレーニングのお陰で泳げるようになりました。けど、引退したはずの織塚、黄瀬、イカマサの３人はちゃんとことあるごとに出てきます。まあ、そこがこの作品を締めているところなのでしょうけど。途中ではちゃんと静岡さんと姫川さんたちが何かやらかしてくれます。それにしても脱力している水泳部の作品はこれまで無かっただけに良い作品でした。それに、その後のことも書かれていたので良かったです。
　なお、限定版には作者のイラスト集もついてきます。書き下ろしの姫川さんと静岡さんは妖艶で良い感じです。作者の次回作品も期待です。

　端的に申し上げまして、「お馬鹿路線」ですよね？
　その路線で組まれた作品の評価対象となると一点。
　そのお馬鹿振りが一線を越えるか超えないか。
　何度見ても、どう見ても超えてると思われます。
　そう思える理由としまして、明らかにキャラ立ちがしている。
　特に個性の強さが尋常ではない。
　「ナイス変態勢揃い」と申し上げても良いと思うのですが、この手の作品の場合は主人公の
キャラ以上の脇役の個性を高める必要性に迫られますが、この作品の場合、実に高い。
　特に静岡さんの変態振りは実に新しい。変態として見事。既存に当てはまらない新しい種の
変態。なんつーか、変態。
　その他、部長、おむすび、主人公と変態振りがぶっ飛んでいる。
　いわゆる「変態飛行」ってタイプだと思いますが、ここまで行けばお馬鹿作品としていう事
ないだろうと思われます

　前の「おとぎのまちのれな」は処女作の「イヌネコ」のノリとはちょっと違ってました。不条理でやたらと濃いキャラがやんやと動き回るのが「イヌネコ」でした。そのノリに惚れ込んで「れな」も買いましたが残念お色気漫画に……。今作はまた濃いキャラがまたやんやと動き回る形に戻ったので良かったです。これだけの人数がキチッと動くのは「はっとりみつる」作品だけ。慣れれば楽しいので興味があるならどうぞ。

ゲームは残念ながら面白くないです。
ただ、ウミショーファンならコレクションとして買って損はないと思います。
部屋のインテリアとして、特典CDならBGMとして重宝するでしょう。