「お金持ちになる彼」を見つけて、育てました。
この著者のことは、彼氏と一緒にテレビに出ていたとき、彼氏が相当稼ぐビジネスパーソンの時の人として紹介されているのを見て、
「あ、本当にエネルギーのあるのは男じゃないな、本体は女のほうだな」
という印象を受けたときから、気になってブログなどを見ていました。
(彼氏さんには悪いけど、今でもそう思っている)
この著者は経歴が結構面白くて、
「OL→モデル→彼氏と出会い、ビジネス破綻した彼氏を励まして再起させる→彼氏プロデュース企業の創業者...」
という流れ。
現在も、姉agehaなどのモデルをされています。
モデル時代から、かなりの資産家などとの交際があったことが彼氏の著書などで語られており、いわゆる典型的な、それも非常に強力な「あげまん」女性です。
正直、ものすごい美貌の持ち主でもなく(水商売メイクなのでお世辞にも品があるともいえない)、色気のあるスタイルでもなく(いわゆる鶏ガラ体型)、ブログ記事も成金セレブ生活の見せびらかしばっかり? と思うところもあります。
だけど、本当に潜在的なパワーの持ち主である男を見抜き、それと地道に「付き合って」いける著者は、まさに本物の魔女といえる。
それが、本著を読んだ感想です。
男をお金持ちに育てるという本は、たとえば芦澤多美の夫をお金持ちにする64の習慣がありますが、こっちの著者山田るり子は彼氏さんの年収も、ビジネス、人脈の規模、そして本人の生活レベルも桁違いです。
そんな、強烈なエネルギーを持った魔女のスタンスが書かれているのが本著。一読の価値はあります。
それと、本人のメイクやファッションの派手派手しさ、よく揶揄される彼氏さんの体型(笑)など、いろいろ突っ込みたいところは多いんですが、内容は比較的真面目で言葉遣いも丁寧、本人も自分の環境を最大限生かして日々学びつづけているというのが伺えるので、そこがまた興味深い一冊でもあります。
まあ、著者と彼氏の会社・ビジネスは否定意見も多い、それはその通りですけど、面白い本には違いなかったです。
「あ、本当にエネルギーのあるのは男じゃないな、本体は女のほうだな」
という印象を受けたときから、気になってブログなどを見ていました。
(彼氏さんには悪いけど、今でもそう思っている)
この著者は経歴が結構面白くて、
「OL→モデル→彼氏と出会い、ビジネス破綻した彼氏を励まして再起させる→彼氏プロデュース企業の創業者...」
という流れ。
現在も、姉agehaなどのモデルをされています。
モデル時代から、かなりの資産家などとの交際があったことが彼氏の著書などで語られており、いわゆる典型的な、それも非常に強力な「あげまん」女性です。
正直、ものすごい美貌の持ち主でもなく(水商売メイクなのでお世辞にも品があるともいえない)、色気のあるスタイルでもなく(いわゆる鶏ガラ体型)、ブログ記事も成金セレブ生活の見せびらかしばっかり? と思うところもあります。
だけど、本当に潜在的なパワーの持ち主である男を見抜き、それと地道に「付き合って」いける著者は、まさに本物の魔女といえる。
それが、本著を読んだ感想です。
男をお金持ちに育てるという本は、たとえば芦澤多美の夫をお金持ちにする64の習慣がありますが、こっちの著者山田るり子は彼氏さんの年収も、ビジネス、人脈の規模、そして本人の生活レベルも桁違いです。
そんな、強烈なエネルギーを持った魔女のスタンスが書かれているのが本著。一読の価値はあります。
それと、本人のメイクやファッションの派手派手しさ、よく揶揄される彼氏さんの体型(笑)など、いろいろ突っ込みたいところは多いんですが、内容は比較的真面目で言葉遣いも丁寧、本人も自分の環境を最大限生かして日々学びつづけているというのが伺えるので、そこがまた興味深い一冊でもあります。
まあ、著者と彼氏の会社・ビジネスは否定意見も多い、それはその通りですけど、面白い本には違いなかったです。
告白 秒速で転落した真実 (SPA!BOOKS)
ここAmazonで余りにも酷評が多いので興味を持った。「本当にそんなに酷い本なのか?」。
初めに記しておくが、私はこれまで予沢翼氏の本を1冊読んだことがあるだけで、他は何も知らない。ご本人がこの本の中で言及する、六本木での豪遊も知らないし、ロールスロイスに乗り回す姿も見たことはない。あくまでこの本に書いてあることがほとんどすべての予沢体験、といってよい。「まったくニュートラルに、本そのものを評する」のが私の姿勢だ。何の色眼鏡もかけてないし、私が特別な読者だとすれば唯一それは私が創業経営者だということで、確かにこれはこの本の評価にかなり影響することは否めない。が、そういう読者からのレビューがあってもよいのではないか。
まず指摘することは、「秒速で転落」ということだがご本人はまったくネガティブではなく、むしろそこから再起することをカナリ力強く宣言している。これが乗っけから強い反感を買っている理由だろう。特に後半に読み進めるとその自己肯定のトーンは強まり、鼻につくと感じる読者がいてもちっとも不思議ではないし、そういう態度・姿勢で読んでしまうとまったく何も得られない本だろう。そういう意味では他のレビューアさんたちのレビューは正しいとも言える。
だがその実、これを成功本として読むと、かなりまっとうな本だ。そして「この若さで頂点と谷底をすでに経験し、しかもそれを恐ろしいほどの集中力でこれからの事業に活かそうとしている人物の本」と捉えると、こんな条件を満たす人物はそうそういないし、その著述を読むことができる機会も、簡単には得られないだろう。
もしも著者が本当に読者を騙そうという意図があるなら当然これはいい本だとは言えないが、私はそんな意図はまったく感じなかったし、むしろ凄いエネルギーで読者に訴えかけようとしている真摯な態度と読めた。何度も言うが私は予沢信者では全然ないし、あくまでこの本の内容だけに関して語っているのである。他のレビューアさんたちの評はあまりにも偏っていて、まったく無関係の私でも、その汚名を少しは濯ぎたくなってしまうのも事実だが…。
内容を冷静に見てみよう。ハッキリいってこの本の真髄は、皆さんが閉口・辟易している中間部だ。著者のこれまでの遍歴自慢と読める部分である。これは経営者としての視点から見ると、クラッシックなほどまっとうなである。ただ、エンプロイド労働者の実情を余りにも鋭く、しかも歯に衣着せぬ物言いで語るので、言っていることはいちいち正しいが、これではこの層の読者は反発して当然。しかし私は経営者として、この若い起業家のセンスにいくたびも感心したのも確かだ。またビジネスだけでなく、こういった「バブリーな成功者が行き着く結論」としてよくある境地もクラッシックだが、しかし若いだけに語に勢いがある。
最も私が心を動かされたのは「現状が幸せであると言うならそれもいい。がそう言うならすべての幸せの可能性を自ら試してから言うべきだ」(原文が手元にないので私の記憶から抽出)という一文だ。まさに私もそう思う。
さて最後に、私は「予沢翼という人は、なぜこんな本を出したのか?」ということが最後まで疑問として解けなかった。「3億円の納税ができなかった」「そしてそれは会社の当期利益をぜんぶ使ってしまったから」というが、いやいや、これだけの経験をし、これだけ頭が切れ、しかも倒産経験すらある人物がそんな愚を犯すわけがない。その裏の事情までは知る由もないが、この「転落」が彼の思惑とまったく違った展開だった、ということはおそらくないだろう。ではなぜか?
私は予沢氏は実は、「この状態を経験してみたかった」のではないか?と推測する。あれほど好奇心旺盛でリスクテイカーの若者だから、実業家としてあらゆる状況を経験して、自分の経験値を高めたかったのだと思う。そして「それに便乗して儲けてやれ」というトーンも、私はまったく感じなかった。彼にしてみれば、こんな本から得られる印税をアテにするくらいなら、もっと他にいくらでも儲けられるだろう。
総括。多くの読者の期待を裏切り、この著者はこれからも成功を続けるだろうと読む。なぜなら、これほどの幅の経験の量、そして切れるアタマ、とてつもない意欲・野心持った人物、しかもこれほどの若さを持った人物が、成功しないわけはない。
私はすでに50を突破した創業経営者だが、「若者から物凄いパワーと知恵をもらった」と著者に感謝したいくらいだ。
初めに記しておくが、私はこれまで予沢翼氏の本を1冊読んだことがあるだけで、他は何も知らない。ご本人がこの本の中で言及する、六本木での豪遊も知らないし、ロールスロイスに乗り回す姿も見たことはない。あくまでこの本に書いてあることがほとんどすべての予沢体験、といってよい。「まったくニュートラルに、本そのものを評する」のが私の姿勢だ。何の色眼鏡もかけてないし、私が特別な読者だとすれば唯一それは私が創業経営者だということで、確かにこれはこの本の評価にかなり影響することは否めない。が、そういう読者からのレビューがあってもよいのではないか。
まず指摘することは、「秒速で転落」ということだがご本人はまったくネガティブではなく、むしろそこから再起することをカナリ力強く宣言している。これが乗っけから強い反感を買っている理由だろう。特に後半に読み進めるとその自己肯定のトーンは強まり、鼻につくと感じる読者がいてもちっとも不思議ではないし、そういう態度・姿勢で読んでしまうとまったく何も得られない本だろう。そういう意味では他のレビューアさんたちのレビューは正しいとも言える。
だがその実、これを成功本として読むと、かなりまっとうな本だ。そして「この若さで頂点と谷底をすでに経験し、しかもそれを恐ろしいほどの集中力でこれからの事業に活かそうとしている人物の本」と捉えると、こんな条件を満たす人物はそうそういないし、その著述を読むことができる機会も、簡単には得られないだろう。
もしも著者が本当に読者を騙そうという意図があるなら当然これはいい本だとは言えないが、私はそんな意図はまったく感じなかったし、むしろ凄いエネルギーで読者に訴えかけようとしている真摯な態度と読めた。何度も言うが私は予沢信者では全然ないし、あくまでこの本の内容だけに関して語っているのである。他のレビューアさんたちの評はあまりにも偏っていて、まったく無関係の私でも、その汚名を少しは濯ぎたくなってしまうのも事実だが…。
内容を冷静に見てみよう。ハッキリいってこの本の真髄は、皆さんが閉口・辟易している中間部だ。著者のこれまでの遍歴自慢と読める部分である。これは経営者としての視点から見ると、クラッシックなほどまっとうなである。ただ、エンプロイド労働者の実情を余りにも鋭く、しかも歯に衣着せぬ物言いで語るので、言っていることはいちいち正しいが、これではこの層の読者は反発して当然。しかし私は経営者として、この若い起業家のセンスにいくたびも感心したのも確かだ。またビジネスだけでなく、こういった「バブリーな成功者が行き着く結論」としてよくある境地もクラッシックだが、しかし若いだけに語に勢いがある。
最も私が心を動かされたのは「現状が幸せであると言うならそれもいい。がそう言うならすべての幸せの可能性を自ら試してから言うべきだ」(原文が手元にないので私の記憶から抽出)という一文だ。まさに私もそう思う。
さて最後に、私は「予沢翼という人は、なぜこんな本を出したのか?」ということが最後まで疑問として解けなかった。「3億円の納税ができなかった」「そしてそれは会社の当期利益をぜんぶ使ってしまったから」というが、いやいや、これだけの経験をし、これだけ頭が切れ、しかも倒産経験すらある人物がそんな愚を犯すわけがない。その裏の事情までは知る由もないが、この「転落」が彼の思惑とまったく違った展開だった、ということはおそらくないだろう。ではなぜか?
私は予沢氏は実は、「この状態を経験してみたかった」のではないか?と推測する。あれほど好奇心旺盛でリスクテイカーの若者だから、実業家としてあらゆる状況を経験して、自分の経験値を高めたかったのだと思う。そして「それに便乗して儲けてやれ」というトーンも、私はまったく感じなかった。彼にしてみれば、こんな本から得られる印税をアテにするくらいなら、もっと他にいくらでも儲けられるだろう。
総括。多くの読者の期待を裏切り、この著者はこれからも成功を続けるだろうと読む。なぜなら、これほどの幅の経験の量、そして切れるアタマ、とてつもない意欲・野心持った人物、しかもこれほどの若さを持った人物が、成功しないわけはない。
私はすでに50を突破した創業経営者だが、「若者から物凄いパワーと知恵をもらった」と著者に感謝したいくらいだ。