アンブレラ・アカデミー ~組曲「黙示録」~ (ShoPro books)
マイケミのファンでジェラルドが好きなので購入。
ファンなら購入して損はない商品です。
大きいし、しっかりしています。お値段相応だと思います。
ファンなら購入して損はない商品です。
大きいし、しっかりしています。お値段相応だと思います。
黒い神と白い悪魔 [DVD]
まず、観やすい映画ではない。少なくとも‘カンガセイロ’と‘ランピオン’という言葉がわからなければツラいかも、だ。(Bo-he-mianさんのレヴューを参照してください)
映画としてもリズムはよくはない。アクションでグッと盛り上がったかと思えば、長い独白(独演会?)のような会話が続き、また短いアクションが挟まる構成だ。正直にいって序盤は退屈した。そして所々で眠くなった。(実のところ、今回のソフト化が初見だったのだ)
だが、いろいろと欠点は持っていても次第にそのテンションに魅せられたのも事実なのだ。体の芯を揺するようなエナジー。神話的で暴力的で土俗的な…強引な力。痺れた。そして、二回目以降のほうが面白かった事も書いておきたい。
低予算で第三世界の監督がまだ26歳の頃の作品。
それが…半世紀近くたった今でもこれだけのインパクトを保っている。凄いことだ。
ブラジルの荒地をタイトルバックにこの映画は始まる。
やせた土地。貧農の暮らし。何度も繰り返される人々の顔のアップ。顔、顔、顔…。ドキュメンタリー的な迫力。…本物の迫力が、画面いっぱいに広がる。主人公もまたそんな貧農(牛飼い)だ。
『マタドー〜マタドー〜カンガセーロ〜♪』
本作には‘アントニオ・ダス・モルテス’が出てくるのも見所だ。もちろんテーマソングも健在。でも、違いもある。今作の彼は容赦がないのだ。人々をあっさり虐殺してしまう。彼は白い悪魔なのだ。・・・なぜか、銃が玉切れしないのは同じだけど。(ちなみにビジュアルも本作のほうがチョッと精悍だ)
二人の狂信者も重要だ。
それはカルト集団の長・セバスチャン(黒い悪魔)と政府に抵抗するカンガセイロ(反政府ゲリラというか群盗というか?)のコリスコ大尉。
二人の狂気に貧しい主人公達(マヌエルとローザ)が、貧しさゆえ救いを求める物語だ。
『血を流さず、法に従って、正義は得られないのか!』(マヌエル)
『平和ってものは天国にしかないのだ』(コリスコ大尉)
狂信者は当然(?)絶望的な闘いをしかける。そして白い悪魔=アントニオが立ちはだかる。彼等は銃声と叫び声に囲まれてしまう。
結局、マヌエルとローザは救われない。逃げるしかない。逃げるしか道がない。絶望的なラストカット。だが…荒野は最後で海に切り替わる。海は(黒い悪魔のセバスチャンによれば)救い。救いの象徴。…彼らはたどり着けたのだろうか。(おそらくムリだろう)
…
そんな閉塞状況が当時のかの国だったのだろう。すくなくとも若きローシャはそう表現した。(と思えた)
『人々の分裂は、道を誤る』
そして、ローシャは、常に闘争的に…政治的に…映画と対峙していたのだろう…。
かの国で…。
ローシャはおそらく本作で本格的に闘いをはじめたのだ。
これは若さに溢れた熱いフィルム。そのエナジーに痺れるように観るのをお勧めしたい。
『平和ってものは天国にしかないのだ』 …それはローシャの実感なのかもしれない。
映画としてもリズムはよくはない。アクションでグッと盛り上がったかと思えば、長い独白(独演会?)のような会話が続き、また短いアクションが挟まる構成だ。正直にいって序盤は退屈した。そして所々で眠くなった。(実のところ、今回のソフト化が初見だったのだ)
だが、いろいろと欠点は持っていても次第にそのテンションに魅せられたのも事実なのだ。体の芯を揺するようなエナジー。神話的で暴力的で土俗的な…強引な力。痺れた。そして、二回目以降のほうが面白かった事も書いておきたい。
低予算で第三世界の監督がまだ26歳の頃の作品。
それが…半世紀近くたった今でもこれだけのインパクトを保っている。凄いことだ。
ブラジルの荒地をタイトルバックにこの映画は始まる。
やせた土地。貧農の暮らし。何度も繰り返される人々の顔のアップ。顔、顔、顔…。ドキュメンタリー的な迫力。…本物の迫力が、画面いっぱいに広がる。主人公もまたそんな貧農(牛飼い)だ。
『マタドー〜マタドー〜カンガセーロ〜♪』
本作には‘アントニオ・ダス・モルテス’が出てくるのも見所だ。もちろんテーマソングも健在。でも、違いもある。今作の彼は容赦がないのだ。人々をあっさり虐殺してしまう。彼は白い悪魔なのだ。・・・なぜか、銃が玉切れしないのは同じだけど。(ちなみにビジュアルも本作のほうがチョッと精悍だ)
二人の狂信者も重要だ。
それはカルト集団の長・セバスチャン(黒い悪魔)と政府に抵抗するカンガセイロ(反政府ゲリラというか群盗というか?)のコリスコ大尉。
二人の狂気に貧しい主人公達(マヌエルとローザ)が、貧しさゆえ救いを求める物語だ。
『血を流さず、法に従って、正義は得られないのか!』(マヌエル)
『平和ってものは天国にしかないのだ』(コリスコ大尉)
狂信者は当然(?)絶望的な闘いをしかける。そして白い悪魔=アントニオが立ちはだかる。彼等は銃声と叫び声に囲まれてしまう。
結局、マヌエルとローザは救われない。逃げるしかない。逃げるしか道がない。絶望的なラストカット。だが…荒野は最後で海に切り替わる。海は(黒い悪魔のセバスチャンによれば)救い。救いの象徴。…彼らはたどり着けたのだろうか。(おそらくムリだろう)
…
そんな閉塞状況が当時のかの国だったのだろう。すくなくとも若きローシャはそう表現した。(と思えた)
『人々の分裂は、道を誤る』
そして、ローシャは、常に闘争的に…政治的に…映画と対峙していたのだろう…。
かの国で…。
ローシャはおそらく本作で本格的に闘いをはじめたのだ。
これは若さに溢れた熱いフィルム。そのエナジーに痺れるように観るのをお勧めしたい。
『平和ってものは天国にしかないのだ』 …それはローシャの実感なのかもしれない。
オペラ座の怪人 通常版 [DVD]
本編映画の評価の高さ(日本国内でのファンの評価は世界的に際立っていますが)については言うまでもないことなので、DISK2,3の特典映像について、米国先行販売のUS版を見た感想からレビューします。
未公開シーンの No One would (worldは誤記 )listen は、ファントムが地下の隠れ家で孤独に歌うシーン。センチメンタルな気分が勝ちすぎていて、他の場面でのカリスマ的なファントムの印象をそいでしまっています。編集の段階で削られたのは尤もと納得できるシーンでした。ただし、彼の独唱がたっぷり聴けるので、ファンにとってはたまらないボーナス特典と思います。
キャスト・スタッフによるシング・ア・ロングは、シュマッカー監督の歌い出しで、ジェリーやエミーもちょこっと顔を出しながら、映画作りに携わった様々な人達が次々に歌ってくれて本当に楽しめます。とりを務めるロイド=ウェッバー卿もお茶目。音楽関係のスタッフの歌のうまさに比して、美術・工事関係の人達のはずれ方も一興。良いチームワークで作られた映画なのだなと感じさせてくれる映像でした。
この他の特典映像も5月に先行発売されたUS版DVDとほぼ同じ内容のようですが、スタッフ・キャストの来日映像は日本版オリジナルの特典でしょう。
ひとつ苦言を言わしていただくと、UK版、US版に比して価格が倍以上高いこと。作品の素晴らしさを思うと、価格について云々するのは気が引けますが、この価格なら「猿のオルゴールのフィギュア」とか「スワロのクリスタル」等の豪華なオマケが付加されても良かったのではと思います。と言いつつも、ポストカードセット欲しさに予約してしまいそうな自分が怖い!
未公開シーンの No One would (worldは誤記 )listen は、ファントムが地下の隠れ家で孤独に歌うシーン。センチメンタルな気分が勝ちすぎていて、他の場面でのカリスマ的なファントムの印象をそいでしまっています。編集の段階で削られたのは尤もと納得できるシーンでした。ただし、彼の独唱がたっぷり聴けるので、ファンにとってはたまらないボーナス特典と思います。
キャスト・スタッフによるシング・ア・ロングは、シュマッカー監督の歌い出しで、ジェリーやエミーもちょこっと顔を出しながら、映画作りに携わった様々な人達が次々に歌ってくれて本当に楽しめます。とりを務めるロイド=ウェッバー卿もお茶目。音楽関係のスタッフの歌のうまさに比して、美術・工事関係の人達のはずれ方も一興。良いチームワークで作られた映画なのだなと感じさせてくれる映像でした。
この他の特典映像も5月に先行発売されたUS版DVDとほぼ同じ内容のようですが、スタッフ・キャストの来日映像は日本版オリジナルの特典でしょう。
ひとつ苦言を言わしていただくと、UK版、US版に比して価格が倍以上高いこと。作品の素晴らしさを思うと、価格について云々するのは気が引けますが、この価格なら「猿のオルゴールのフィギュア」とか「スワロのクリスタル」等の豪華なオマケが付加されても良かったのではと思います。と言いつつも、ポストカードセット欲しさに予約してしまいそうな自分が怖い!
「オペラ座の怪人」オリジナル・サウンドトラック
映画をご覧になった方で、もう1度オペラ座の怪人の音楽を聞きたいという方には是非お薦めします。
他のサントラと比べ、フルオーケストラであることによって、鮮烈な雰囲気が一番よく出ているでしょう。クリスティーヌとラウル、ファントムの歌い声も高く評価できるのではないかと思います。
もし他のサントラもお買いになるのであれば、The Phantom of the Opera (Original 1986 London Cast)をおすすめします。映画版でのファントム役であるジェラルド・バトラーは『シャウト唱法(シャウト、とは「怒鳴る」の意味です)』で音楽を歌い上げています。その分怒っているように聞こえ、それが良い所でもあるのですが、こちらのファントムであるマイケル・クロフォードは怒りや諦め、悲哀、苦悩などがすべて聞こえてくるような素晴らしい歌い声をしています。クロフォードの声が高い分、映画を見た方には違和感があるかもしれません(映画の怒り心頭のファントムは印象的ですから)が、歌唱力は桁違いです。
もっともバトラーは1年半の歌の練習でこの映画に出演し、クロフォードは本当のブロードウェイでの歌手(役者)ですから、練習量から考えて、バトラーも素晴らしい役者であることは間違いありません。演技力はバトラー、歌唱力はクロフォードという所でしょうか。
またクリスティーヌも、オリジナルのサラ・ブライトマンと、映画のエミー・ロッサムで随分と歌い方が違います。もっともサラ・ブライトマンは、実際に歌が上手な分ビブラートを多く使い、初々しさにかけてしまってはいます。なので個人的には映画版クリスティーヌのほうが好きですね。是非両方聞いてみてください。
他のサントラと比べ、フルオーケストラであることによって、鮮烈な雰囲気が一番よく出ているでしょう。クリスティーヌとラウル、ファントムの歌い声も高く評価できるのではないかと思います。
もし他のサントラもお買いになるのであれば、The Phantom of the Opera (Original 1986 London Cast)をおすすめします。映画版でのファントム役であるジェラルド・バトラーは『シャウト唱法(シャウト、とは「怒鳴る」の意味です)』で音楽を歌い上げています。その分怒っているように聞こえ、それが良い所でもあるのですが、こちらのファントムであるマイケル・クロフォードは怒りや諦め、悲哀、苦悩などがすべて聞こえてくるような素晴らしい歌い声をしています。クロフォードの声が高い分、映画を見た方には違和感があるかもしれません(映画の怒り心頭のファントムは印象的ですから)が、歌唱力は桁違いです。
もっともバトラーは1年半の歌の練習でこの映画に出演し、クロフォードは本当のブロードウェイでの歌手(役者)ですから、練習量から考えて、バトラーも素晴らしい役者であることは間違いありません。演技力はバトラー、歌唱力はクロフォードという所でしょうか。
またクリスティーヌも、オリジナルのサラ・ブライトマンと、映画のエミー・ロッサムで随分と歌い方が違います。もっともサラ・ブライトマンは、実際に歌が上手な分ビブラートを多く使い、初々しさにかけてしまってはいます。なので個人的には映画版クリスティーヌのほうが好きですね。是非両方聞いてみてください。
ヘジタント・エイリアン
音楽に詳しくない者の個人的見解です。「なんだか70~80年代のアメリカのバーで流れてそ~ってな曲が多い」
音がどうこうと語れる分際ではないので、素人の意見としては上記になります…。
私はマイケミが大大大好きで、特に1st~3rdまでのアルバムは何年も何回も聴いています。
今回のソロアルバムは、今までのマイケミに全くない曲調だと思います。
だけどジェラルド(Vo)が音楽を辞めて絵だけに専念しなくて本当に良かった。これに尽きます。
どんな形であろうと、どんな曲であろうと、ジェラルドには歌っていて貰いたいのです。大ファンですから…。
何処かマイケミを感じるってな曲がない訳でもないです(本当にこれは個人的な見解)
1.The Bureauはジェラルドが叫びながら歌っている感じがマイケミを思い出させる。7.Juarezは他の曲と違って激しめな所がマイケミっぽい。私がMP3に入れたのは1.The Bureau、4.Brother、7.Juarez、11.Maya The Psychicです。
題名にも書きましたが、1st~3rdまでのアルバムが好きなマイケミファンには微妙だと思います。ジェラルドファンにはこの歌声が聴けるだけで嬉しい。自分はどちらも当てはまるので複雑な心境。なので★4つです。
音がどうこうと語れる分際ではないので、素人の意見としては上記になります…。
私はマイケミが大大大好きで、特に1st~3rdまでのアルバムは何年も何回も聴いています。
今回のソロアルバムは、今までのマイケミに全くない曲調だと思います。
だけどジェラルド(Vo)が音楽を辞めて絵だけに専念しなくて本当に良かった。これに尽きます。
どんな形であろうと、どんな曲であろうと、ジェラルドには歌っていて貰いたいのです。大ファンですから…。
何処かマイケミを感じるってな曲がない訳でもないです(本当にこれは個人的な見解)
1.The Bureauはジェラルドが叫びながら歌っている感じがマイケミを思い出させる。7.Juarezは他の曲と違って激しめな所がマイケミっぽい。私がMP3に入れたのは1.The Bureau、4.Brother、7.Juarez、11.Maya The Psychicです。
題名にも書きましたが、1st~3rdまでのアルバムが好きなマイケミファンには微妙だと思います。ジェラルドファンにはこの歌声が聴けるだけで嬉しい。自分はどちらも当てはまるので複雑な心境。なので★4つです。