ファンです　やすかったので　購入しました　だいすきですね　楽しみです

i love it - fantastic worth the price

元オールマン・ブラザース・バンドのピアニストであり現在はローリング・ストーンズのバックで光り輝くピアノを聴かせるチャック・リーヴェルの誠実でやさしい人柄が伝わって来てくる自伝だ。チャックの生い立ちからオールマンズのメンバーになり成功と挫折を繰り返しながら、いろんなミュージシャンと係わっていく姿がすごく面白く、あっというまに読み終えてしまった。裏方に近い役割が多かったチャックが、自分と係わったロックバンドやミュージシャンを客観的に観察しているのも面白い。そしてローリング・ストーンズのメンバーやエリック・クラプトン、ショージ・ハリスン、チャック・ベリーやいろんなセッションに参加したミュージシャン、ロックバンドのおもしろいエピソードが満載だ。またチャックのもう一つの顔、ジョージア州の森林農場主としての生活と、ロックスターらしくない家族との暮らしぶりも知ることが出来る。この自伝は70年代ロックの誕生の時代からローリング・ストーンズのワールド・ツアー中までチャックがずっと書き続けていた日記をまとめたもので、こんなところもロックスターらしくないチャックの面白いところだ。

７３年に「ヤング・ミュージック・ショー」でストーンズの「ハイドパーク・コンサート」が放送された時に、多くの人が初めて「動いているストーンズ」を見たのではないでしょうか。

　まるで野獣の様に挑発するかの様に激しく動き叫び、そして、しなやかで美しい野生動物みたいにあでやかに妖しく歌い踊るミック・ジャガーと、後ろでおし黙ってひたすら演奏し続けるサイレント・ストーン達。当時、日本では彼らの生のコンサートを見ることが出来なかった為に、凄まじい衝撃を日本中のロックファンに与えたストーンズとの出会いが、この「ハイドパーク」のコンサートだったのかもしれません。

　　　時は過ぎ、彼等が　またハイドパークに帰ってきた。

　ローリング・ストーンズの音楽を真摯に聴かずに「いつまでも同じ事をやっている。」とか「どれを聴いても同じ。」などという人達がいます。

　　　それは絶対絶対絶対絶対ぜったい絶対ぜったい絶対に、　　違う！！！！！！！！

　キース・リチャーズは、はっきりと言っています。

　「俺達は、ロックン・ロールをどこまで進化させる事が出来るか、つきつめようとしているんだ。今、俺達以外に一体、誰がそんな事をやっているんだ。フーとキンクスくらいか。」

　４４年たって、ますます重く研ぎ澄まされ、ますますなまめかしく、ますます豊穣で熱い煮えたぎるマグマのコアのようにエネルギーを放出する奇跡のバンドの降臨。体験するしかない。

私はレコードが欲しくて「ブルーレイ＋DVD＋CD＋LP」の組み合わせを買いました。
国内版だけあってボックスの作りは非常に綺麗で、横尾忠則風の絵柄はハイドパーク会場の写真でした。
LPは今はやりの重量盤ではなく、標準的なものですが素晴らしい品質で、ノイズを一切拾わずに再生できます。
只全体におとなしく感じました。
CDもレーベルは陳腐に見えますがおとなしく感じます。
次に余り興味のない音と映像のブルーレイを見ました。
驚きです。
釘付けです。
７０歳でロック。
４人とも実に愉しそうに演奏しています。
途中参加したミック・テイラーの緊張した顔と対照的です。
ダリル・ジョーンズのソロは圧巻です。
従来のライブ映像と明らかに一線を引きます。
相当な数のカメラで４人を、サポートミュージシャンを、そして観客を追っているのですが
カメラクルーが殆ど写り込みません。
同じようにストーンズのライブにつきもののボディーガードも点景以上には写りません。
ストーンズの音楽だけが撮られています。
カメラは興奮していないのです。
実に丁寧に適切な切り替えと編集で映画として成立しています。
今後のライブ映像のスタンダードになるでしょう。

このハイドパークライブを素材にした商品は日本のアマゾンだけで１５点あります。
イギリスやアメリカのアマゾンを含めると相当な数です。
本品のライブ映像は２０曲ですが、リージョン１のアメリカ版には４７曲も取り込まれたDVD
があります。
上手く組み合わせればほぼ同じ内容が１１，３０３円で手に入ります。

LPまで欲しがる人は少ないようで私は予約で１６，０００円で購入しましたが、発売二日で限定１，０００セットなのに２００円引きになりました。

それら雑多なことはさておき、歴史に残るライブ映像をお楽しみください。