バンシーの叫び [VHS]
ゴードン・ヘスラー監督が手掛けた英国産のゴシック・ホラーの1本(1970年製作)。
悲痛な絶叫や泣声が聞こえた家では、近いうちに死者が出るとされるアイルランドやスコットランド地方に伝わる女の妖精バンシーを
題材にカルト教団の女教祖に呪いを掛けられた一族の末路を描く怪異譚。
エリザベス朝のイングランドを舞台に領主エドワード卿(ヴィンセント・プライス)は、魔女狩りに名を借りて、様々な人を陥れ、
欲望を満たし、快楽殺人をするといった傍若無人な振る舞いを続けていた。異教徒の賄い婦をした女を尋問し、焼印を押して街を
引き回して鞭打ち、断頭台に掛けて晒し者にする。宴会席では、荒くれ者の部下が連れて来た若い姉弟を散々弄び、嬲り殺しにする。
外で獣の様な咆哮が鳴り響く中での蛮行惨劇が展開されるのだ。
森の中で前衛舞踏のような魔女の宴の異様な光景を目撃され、カルト教団の信者達は騎馬兵士の襲撃を受ける。網を掛けてから、
剣や槍で滅多斬りに惨殺するという無慈悲な殺戮場面が展開される。さすがに見かねたエドワード卿が、途中で惨殺を止めさせ、
生き残りは追放される。しかし、古代神を信仰するカルト教団の女祈祷師ウーナ(エリザベート・ベルクナー)によって、
軈て一族への恐ろしい呪いを掛けられる...。
本作は直截的な流血描写や殺人場面による視覚的な恐怖より、心理的に恐怖を煽る演出効果が秀逸である。
城内の暗闇から神出鬼没に出現しては、襲い掛かって来る得体の知れぬ人型モンスターの描写も奇怪で薄気味悪い。
又、幼少の女の子を突然襲い掛かる狂犬(口から泡を吹き牙をむき出す)の大写しなどは、衝撃的だ。
妖しい色気を振り撒く女優陣の演技合戦や圧倒的存在感を誇るプライスの迫力のある演技力、古風ながら不吉な恐怖感を醸し出す
レス・バクスターの音楽等、確りと調和がとれた作風は、地味ながらも怪奇映画の王道的な仕上がりである。
クライマックスから、どんでん返しの連続で怒涛の結末迄、目が離せない。驚愕のラスト場面による戦慄の恐怖光景は忘れ難い。
悲痛な絶叫や泣声が聞こえた家では、近いうちに死者が出るとされるアイルランドやスコットランド地方に伝わる女の妖精バンシーを
題材にカルト教団の女教祖に呪いを掛けられた一族の末路を描く怪異譚。
エリザベス朝のイングランドを舞台に領主エドワード卿(ヴィンセント・プライス)は、魔女狩りに名を借りて、様々な人を陥れ、
欲望を満たし、快楽殺人をするといった傍若無人な振る舞いを続けていた。異教徒の賄い婦をした女を尋問し、焼印を押して街を
引き回して鞭打ち、断頭台に掛けて晒し者にする。宴会席では、荒くれ者の部下が連れて来た若い姉弟を散々弄び、嬲り殺しにする。
外で獣の様な咆哮が鳴り響く中での蛮行惨劇が展開されるのだ。
森の中で前衛舞踏のような魔女の宴の異様な光景を目撃され、カルト教団の信者達は騎馬兵士の襲撃を受ける。網を掛けてから、
剣や槍で滅多斬りに惨殺するという無慈悲な殺戮場面が展開される。さすがに見かねたエドワード卿が、途中で惨殺を止めさせ、
生き残りは追放される。しかし、古代神を信仰するカルト教団の女祈祷師ウーナ(エリザベート・ベルクナー)によって、
軈て一族への恐ろしい呪いを掛けられる...。
本作は直截的な流血描写や殺人場面による視覚的な恐怖より、心理的に恐怖を煽る演出効果が秀逸である。
城内の暗闇から神出鬼没に出現しては、襲い掛かって来る得体の知れぬ人型モンスターの描写も奇怪で薄気味悪い。
又、幼少の女の子を突然襲い掛かる狂犬(口から泡を吹き牙をむき出す)の大写しなどは、衝撃的だ。
妖しい色気を振り撒く女優陣の演技合戦や圧倒的存在感を誇るプライスの迫力のある演技力、古風ながら不吉な恐怖感を醸し出す
レス・バクスターの音楽等、確りと調和がとれた作風は、地味ながらも怪奇映画の王道的な仕上がりである。
クライマックスから、どんでん返しの連続で怒涛の結末迄、目が離せない。驚愕のラスト場面による戦慄の恐怖光景は忘れ難い。
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日本のホラー映画監督で最も好きな監督である黒沢清。その最新作と
言うことで非常に期待していましたが、「これぞ、黒沢ワールド」と
しか言いようのない作品に仕上がっていました。
ジャパニーズホラーは洋画とは怖さの質が全く違います。体の内側か
らゾクゾクと来る怖さは半端ではありません。「叫」でもその怖さは
健在です。私の中で黒沢監督は「最も殺人描写の巧い監督」です。ワ
ンカットでの殺人シーンはリアルすぎて寒気すらします。
そして黒沢ワールドを締めくくるラストシーンが思わずニヤリとして
しまいます。(ここは是非作品をご覧下さい)
ps.「キュア」には及ばなかったですが、それでも非常に完成度の高い
ホラー映画でした。
言うことで非常に期待していましたが、「これぞ、黒沢ワールド」と
しか言いようのない作品に仕上がっていました。
ジャパニーズホラーは洋画とは怖さの質が全く違います。体の内側か
らゾクゾクと来る怖さは半端ではありません。「叫」でもその怖さは
健在です。私の中で黒沢監督は「最も殺人描写の巧い監督」です。ワ
ンカットでの殺人シーンはリアルすぎて寒気すらします。
そして黒沢ワールドを締めくくるラストシーンが思わずニヤリとして
しまいます。(ここは是非作品をご覧下さい)
ps.「キュア」には及ばなかったですが、それでも非常に完成度の高い
ホラー映画でした。