新東陽 鳳梨酥12個/袋・ケース【パイナップルケーキ】台湾名産★賞味期限明記中
以前台湾に行った方にお土産でもらいました。
それ以来のファンです。
日本ではなかなか買えずここのショップで買えるのは嬉しいです。
もっと美味しいパイナップルケーキもあるけど、素朴な味で好きです。
それ以来のファンです。
日本ではなかなか買えずここのショップで買えるのは嬉しいです。
もっと美味しいパイナップルケーキもあるけど、素朴な味で好きです。
ヤバイほどおもしろ楽しい台湾見聞録
最初に自分のことを少し。
自分は今年度(平成二十六年・2014)から多くの台湾人と接するようになったため(立ち話程度を
含めれば今年だけで千人近くに会いました)、台湾という国は非常に身近に感じていました。何故彼らは
あれほどまでに我が国が大好きなのか?勿論、日本に来るからには日本のことが嫌いなわきゃないんでしょう
けど、それにしても彼らの我が国に対する興味と愛(物欲含む(^Д^))は「本気」と書いて「マヂデスキ!!」と
読むくらいです。
そんな自分が台湾という国と人を知るためにいわゆる「台湾本」を何冊も買ったのは云うまでもありません。
それらは大変面白くて満足していたのですが、そんな時にに現れたのが本書でした。・・・渡邉先生、安西さん、
ハーリーシンズさん(後述しますが本書はこの三人の共著のようなものです)、すいません。(._.)
自分は本書を惰性で買いました。「ど〜せ、いつもの台湾本でしょ?」って。ところが・・・
全っ然違った!!!これまでの本では知ることができなかった台湾の側面を知ることができるとわ!!!!
しかも観光ガイドブックとしても使えるなんて!惰性で買った自分をお許し下さい。切腹します。・・・ぐふっ。(>_<)
・・・さて、これから「買おっかな〜」と悩んでるあなた、アマゾンの商品説明は不親切極まりないので今から
目次を列記しつつ自分の感想を交えてゆくので購入の参考にして下さい。かなりの長文ですが、そこんとこ
ヨロシク! (∩'∀`@)⊃
ようこそ台湾へ
台湾観光協会東京事務所の江明清所長の巻頭文です。「台湾旅行は病み付きになりますから、どうぞ覚悟の上
おいで下さい」とまずはクスッと一掴み。 (^^♪
本書に登場する台湾の主な観光スポット
台湾国の大きな地図で主な名所の位置を示しています。
本書に登場する台北の主な観光スポット
台北を六万分の一の地図を使って主要な名所の位置を示しています。
はじめに
台湾はどんな国か? 羽田からわずか3時間の国 台湾の義援金に感謝する(日本の)若者たちの遠泳
東日本大震災後、約200億円もの義援金を送ってくれた台湾に感謝の言葉を直接伝えるために、被災地出身の
6人の青年が東北三県の知事から感謝の手紙を預かり、与那国島から台湾までの約120キロを泳いで伝えに行く
という話は、自分、全く知りませんでした。彼らが台湾の海岸に到着した時の台湾国民の熱烈な歓迎ぶりには
不覚にもホロリときましたよ。
さてここから本章の解説に入りますが、一つだけ注意点を。本書はほぼ全てが対談形式で構成されていますが、
一章から三章までに語られた話題が四章・五章でまとめとしてもう一度書き記している場合があります。
第一章 日本人ならここに行くべき
ぜひ行っておきたい北投温泉(渡邉哲也) ガイドブックには載っていない台湾の旨いもの
故宮博物館は一見の価値あり(安西直紀) 台湾鉄道の旅を満喫する 台湾はイベントとお祭りの宝庫(ハーリーシンズ)
まずは軽く「もし1日程度の旅程で台湾に行くのであれば」から始まりますが、紹介している名所の住所・アクセス方法・
料金・営業日などなど、とても詳しく解説しています。
第二章 台湾とはどういう国なのか 〜現代台湾論〜 安西直紀VS渡邉哲也対談
台湾ホテル事情あれこれ 現地に根づいた日本人たち 「ニイタカヤマノボレ」に実際にトライしてみた 台南に本当の台湾がある
烏山頭ダムは台湾旅行のハイライト 日台の若者意識を比較する 台湾の若者は日本よりも韓国がスキ!?
台湾の選挙はお祭り騒ぎ 世代間で意識が異なる反日教育の実態 変わる中国と台湾の関係性
自分の目で見て耳で聞くのが大切 安西直紀からのメッセージ
安西直紀さんは1980年生まれ。世界各地を旅した後に2008年に台湾を初訪問。ただ会いたいという理由だけで
李登輝元総統と会見して叱られた豪の者です。その後、元総統の提唱で日台若者交流会を設立、代表に就任。
著作に「越境国境」(清水弘文堂書房)があります。
第二章の前半は一章の続きのようなもので、名物・名所を詳しく解説しています。特に面白かったのは中盤以降で、
タイトルにもある「現代台湾論」を熱く語り合っています。ほんの一部だけ抜粋すると・・・
(台湾で韓国文化が流行っていることについて)
安西(以下「安」) 「日本人としては台湾の人たちがずっと同じ状態ではないことを感じとるべきだと思います。
(中略)日本に向ける台湾の人たちの熱視線をより一層意識し、大切な絆をつくることが重要です。」
(とは言え、日本の文化の根強い強さについても)
渡邉(以下「渡」)「(前略)外食産業で地元資本以外のものはほぼ日本なんですよ。」
安 「いま牛丼のすき家に行列ができていますよ。」
渡 「タレントに関しては、(中略)有名な演歌歌手が公演しているんですよね。」
安 「とんでもない大フィーバーですよ。メロディーが台湾音楽に似ている部分もあって、台湾の歌手が演歌をカバー
することも多いんです。」
(世代における反日意識の違いについて)
安 「台湾の反日教育については年代別に捉え方が違っています。いまの若い世代は反日意識がないんです。
(中略)年齢的に言うと50〜70代ぐらいの年齢には親日的な人が少ないと言われています。私の会にもすごく
年配の人と若い人がいますが、その中間層は少し人数が減るんです(その後、自分たちが盲信していたことを完全に
否定できずに悔しがっている人たちがいるという、まるでどこかの国にもあったようなデジャブ紛いの大変面白い話が
続く)。」
(日本人がよく誤解している台湾のこと)
渡 「李登輝総統を中心とした日本に対するシンパシーが、良くも悪くも台湾から日本を見る目を偏らせているし、
日本が台湾を見る目も大きく偏らせている部分があります。反日的な人もいるし、ビジネスライクな人もいる。(中略)
台湾の人たちは日本だけを見ているわけではないんです。実際問題、大陸との関係では、商売と大陸の好き嫌い
とは大きく違う部分があります。(中略)大陸の好き嫌いと商売上の好き嫌いを誤解してはいけないと思います。」
(とは言え、やっぱ中国は嫌いなようで)
安 「現地(台湾)の人たちは中国から入ってくる食べ物は怖いせいか、食品の産地をとても気にしています。とくに
先日、下水油を使った問題があって、結構うるさくなっています。(中略)中国からの観光客のマナーが悪く、トイレの
使い方も汚いので大きな問題になっています。」・・・などなどです。
第三章 台湾の最先端情報を行く 〜ショッピング、流行、食べ物〜 ハーリーシンズVS渡邉哲也対談
台湾を席巻していく「ハーリーズー」現象 「ハーリー」になったのには理由がある 誤解され続けた「ハーリーズー」
やさしくてフレンドリーな台湾人気質 現地の人が食べる旨いものは街の屋台にあり
台湾の食文化は家庭料理よりも外食中心 ハーリーシンズいち推しの台北近辺の観光スポット 台北でも盛り上がるコスプレ文化
日本語が通じる台湾マッサージ店が安心 キャラクターをアレンジすればコピーではない
酒も飲まない、博打もしない台湾人は宝くじが大好き シンズから日本の皆様へ
ハーリーシンズさんは台湾の漫画家・エッセイスト。訪日歴70回以上、滞在日数のべ1800日に及ぶそうです。
日本の観光、日本語の婉曲表現、敬語など独特の魅力や、和菓子などのグルメ文化を筆頭に興味を持つ分野は
幅広い。2014年12月現在、著作は全34冊(内27冊が台湾での出版)。お祖父ちゃんが日本語世代だったことも
あってハーリーさんは日本語が堪能だそうです。
今章では台湾の若者たちに日本の文化がどれほど浸透していることを熱く語り合っています。一章や二章の
前半のように観光地の詳しいデータを紹介しつつオモシロエピソードが満載です。ほんの一部を抜粋すると・・・
(台湾のマンガ事情について)
ハーリー(以下「ハ」) 「(前略)マンガ家たちはほとんど生活できません。私も最初はマンガ家でデビューしたけど、
生活ができないからエッセーを書き始めてやっと仕事になりました。」
(台湾や日本を訪れる中国人観光客が同じ言葉を喋るので見分けがつくかという話)
ハ 「(前略)台湾人にしたらあまり好きじゃない。大陸の人と同じにされたくないんですよ。」
ハ 「大陸の人はスーパーの棚、全部買い占めていっちゃうんです。台湾に来るときはいつも段ボールで買っていますね。
お茶を買うのも50kgとか100kgとかすごい量ですよ。」
(日本のコンビニ・外食店について)
渡 「台湾のコンビニに行くと、日本のお菓子が半分ぐらい占めていますね。」
ハ 「日本のものは、ちょっと値段が高いからなかなか買いませんねぇ。」
渡 「ブラックサンダーなんてチョコレート菓子が大ブームになりましたが。」
ハ 「そうですね。台湾では<黒雷神>と呼んでいます。あまりの人気と品薄で、日本にいる知人・友人を頼って
大量購入する人もいました。一時期はなかなか買えませんでしたが、買えるようになったとたん、みんなもう買わなく
なりました(以下、日本の商品や食べ物が如何に台湾で人気があるにも拘らず値段が高いかを力説)。」・・・などなど。
台湾人観光客の日本食やマンガに対する思いは本当にヽ〔゚Д゚〕丿スゴイ!です。例えばコンビニに入ると、まずは
「ブラクサンダー、アリマスカ?ア、ハコデクダサイ」とブラックサンダーを全て買い、カップラーメンは一風堂を買いまくります。
さらに女性は化粧品なら雪肌粋を山のように(一人50本は当たり前!)買いまくり、男性は進撃の巨人のグッズに見入っています。
たまたま知り合った男性に進撃グッズをあげた時など、「ウオオオオオオォォォォーーー!!」と歓喜して仲間に見せびらかして
いました(そしてその後、自分がどうなったかは想像通りです)。 ( ^∀^)
第四章 日本にとって台湾はどれほど重要か 〜政経の関わり〜
日本経済と切り離すことができない台湾経済事情 多様性の中で培われた台湾人気質
一党独裁から民主国家に生まれ変わった台湾の政治 「二つの中国」問題の解決の糸口を探る 日本にとってなぜ台湾が必要なのか
アメリカ留学組が台湾企業をグローバル化していった 日本とまったく異なる台湾メディア 台湾に親日派が生まれた背景を探る
第四章は先述したようにまとめの章です。これまでに出てきた事柄から台湾の過去・現在を詳しく解説します。
第五章 歴史秘話 日台断行 〜なぜ日本と国交がないのか〜 松本或彦VS渡邉哲也対談
真の自由を求めて政治の世界へ 二択という苦渋を迫られた日本 対日関係のキーマンは蒋経国ではなく張群だった
特使訪台当日の大混乱 これからの日本と台湾の付き合い方
松本先生は自民党の職員を務め、海部総理の秘書などもされていた政界の裏方のプロです。そして日台断行の歴史の
証人です。あの時、我が国が台湾ではなく中国を選んでしまった裏では一体なにがあったのか?本書の中で唯一の
硬派な内容で大変スリリングでした。これだけのために本書を買っても良いくらいなのでココは一部抜粋いたしません。(._.)
旅のインフォメーション
入国&出国手続き 台湾国内の移動手段 お金&両替 電話・インターネット・郵便 トラブルに巻き込まれたら
これが地っ味〜に良かった!上記の項目を詳しく解説しています。この辺、謳い文句である「リアル台湾ハンドブック」の
面目躍如ですね。これ、そのまま台湾旅行に使えますよ、絶対に。
ニーハオ!台湾マメ知識
これだけは気をつけたいマナーとタブー1 台湾の微妙な季節感 これだけは気をつけたいマナーとタブー2
台湾の先住民とは? まだまだ残る日本統治時代の遺構
これも地味に良かったです。特に日本語に関しては統治時代の名残で随分たくさんの日本語が、あるものはそのまま残って
いたり、あるものは意味が変わってしまっているので注意が必要だというのは他の本でも指摘されていましたからね。
「バカバカしい」は誤解を招くようです。気をつけねば。「公衆マナー違反で罰則も」には正直感動しました。中国はおろか、
日本より進んでんじゃん!我が国もコレはもっと強化すべし。
・・・以上です。色んな角度から台湾を知る(そして楽しむ)ことができる最良の一冊です。未見の方は是非ともご購入を!
このレビューが参考になれば幸いです。 (ゝ。∂)
自分は今年度(平成二十六年・2014)から多くの台湾人と接するようになったため(立ち話程度を
含めれば今年だけで千人近くに会いました)、台湾という国は非常に身近に感じていました。何故彼らは
あれほどまでに我が国が大好きなのか?勿論、日本に来るからには日本のことが嫌いなわきゃないんでしょう
けど、それにしても彼らの我が国に対する興味と愛(物欲含む(^Д^))は「本気」と書いて「マヂデスキ!!」と
読むくらいです。
そんな自分が台湾という国と人を知るためにいわゆる「台湾本」を何冊も買ったのは云うまでもありません。
それらは大変面白くて満足していたのですが、そんな時にに現れたのが本書でした。・・・渡邉先生、安西さん、
ハーリーシンズさん(後述しますが本書はこの三人の共著のようなものです)、すいません。(._.)
自分は本書を惰性で買いました。「ど〜せ、いつもの台湾本でしょ?」って。ところが・・・
全っ然違った!!!これまでの本では知ることができなかった台湾の側面を知ることができるとわ!!!!
しかも観光ガイドブックとしても使えるなんて!惰性で買った自分をお許し下さい。切腹します。・・・ぐふっ。(>_<)
・・・さて、これから「買おっかな〜」と悩んでるあなた、アマゾンの商品説明は不親切極まりないので今から
目次を列記しつつ自分の感想を交えてゆくので購入の参考にして下さい。かなりの長文ですが、そこんとこ
ヨロシク! (∩'∀`@)⊃
ようこそ台湾へ
台湾観光協会東京事務所の江明清所長の巻頭文です。「台湾旅行は病み付きになりますから、どうぞ覚悟の上
おいで下さい」とまずはクスッと一掴み。 (^^♪
本書に登場する台湾の主な観光スポット
台湾国の大きな地図で主な名所の位置を示しています。
本書に登場する台北の主な観光スポット
台北を六万分の一の地図を使って主要な名所の位置を示しています。
はじめに
台湾はどんな国か? 羽田からわずか3時間の国 台湾の義援金に感謝する(日本の)若者たちの遠泳
東日本大震災後、約200億円もの義援金を送ってくれた台湾に感謝の言葉を直接伝えるために、被災地出身の
6人の青年が東北三県の知事から感謝の手紙を預かり、与那国島から台湾までの約120キロを泳いで伝えに行く
という話は、自分、全く知りませんでした。彼らが台湾の海岸に到着した時の台湾国民の熱烈な歓迎ぶりには
不覚にもホロリときましたよ。
さてここから本章の解説に入りますが、一つだけ注意点を。本書はほぼ全てが対談形式で構成されていますが、
一章から三章までに語られた話題が四章・五章でまとめとしてもう一度書き記している場合があります。
第一章 日本人ならここに行くべき
ぜひ行っておきたい北投温泉(渡邉哲也) ガイドブックには載っていない台湾の旨いもの
故宮博物館は一見の価値あり(安西直紀) 台湾鉄道の旅を満喫する 台湾はイベントとお祭りの宝庫(ハーリーシンズ)
まずは軽く「もし1日程度の旅程で台湾に行くのであれば」から始まりますが、紹介している名所の住所・アクセス方法・
料金・営業日などなど、とても詳しく解説しています。
第二章 台湾とはどういう国なのか 〜現代台湾論〜 安西直紀VS渡邉哲也対談
台湾ホテル事情あれこれ 現地に根づいた日本人たち 「ニイタカヤマノボレ」に実際にトライしてみた 台南に本当の台湾がある
烏山頭ダムは台湾旅行のハイライト 日台の若者意識を比較する 台湾の若者は日本よりも韓国がスキ!?
台湾の選挙はお祭り騒ぎ 世代間で意識が異なる反日教育の実態 変わる中国と台湾の関係性
自分の目で見て耳で聞くのが大切 安西直紀からのメッセージ
安西直紀さんは1980年生まれ。世界各地を旅した後に2008年に台湾を初訪問。ただ会いたいという理由だけで
李登輝元総統と会見して叱られた豪の者です。その後、元総統の提唱で日台若者交流会を設立、代表に就任。
著作に「越境国境」(清水弘文堂書房)があります。
第二章の前半は一章の続きのようなもので、名物・名所を詳しく解説しています。特に面白かったのは中盤以降で、
タイトルにもある「現代台湾論」を熱く語り合っています。ほんの一部だけ抜粋すると・・・
(台湾で韓国文化が流行っていることについて)
安西(以下「安」) 「日本人としては台湾の人たちがずっと同じ状態ではないことを感じとるべきだと思います。
(中略)日本に向ける台湾の人たちの熱視線をより一層意識し、大切な絆をつくることが重要です。」
(とは言え、日本の文化の根強い強さについても)
渡邉(以下「渡」)「(前略)外食産業で地元資本以外のものはほぼ日本なんですよ。」
安 「いま牛丼のすき家に行列ができていますよ。」
渡 「タレントに関しては、(中略)有名な演歌歌手が公演しているんですよね。」
安 「とんでもない大フィーバーですよ。メロディーが台湾音楽に似ている部分もあって、台湾の歌手が演歌をカバー
することも多いんです。」
(世代における反日意識の違いについて)
安 「台湾の反日教育については年代別に捉え方が違っています。いまの若い世代は反日意識がないんです。
(中略)年齢的に言うと50〜70代ぐらいの年齢には親日的な人が少ないと言われています。私の会にもすごく
年配の人と若い人がいますが、その中間層は少し人数が減るんです(その後、自分たちが盲信していたことを完全に
否定できずに悔しがっている人たちがいるという、まるでどこかの国にもあったようなデジャブ紛いの大変面白い話が
続く)。」
(日本人がよく誤解している台湾のこと)
渡 「李登輝総統を中心とした日本に対するシンパシーが、良くも悪くも台湾から日本を見る目を偏らせているし、
日本が台湾を見る目も大きく偏らせている部分があります。反日的な人もいるし、ビジネスライクな人もいる。(中略)
台湾の人たちは日本だけを見ているわけではないんです。実際問題、大陸との関係では、商売と大陸の好き嫌い
とは大きく違う部分があります。(中略)大陸の好き嫌いと商売上の好き嫌いを誤解してはいけないと思います。」
(とは言え、やっぱ中国は嫌いなようで)
安 「現地(台湾)の人たちは中国から入ってくる食べ物は怖いせいか、食品の産地をとても気にしています。とくに
先日、下水油を使った問題があって、結構うるさくなっています。(中略)中国からの観光客のマナーが悪く、トイレの
使い方も汚いので大きな問題になっています。」・・・などなどです。
第三章 台湾の最先端情報を行く 〜ショッピング、流行、食べ物〜 ハーリーシンズVS渡邉哲也対談
台湾を席巻していく「ハーリーズー」現象 「ハーリー」になったのには理由がある 誤解され続けた「ハーリーズー」
やさしくてフレンドリーな台湾人気質 現地の人が食べる旨いものは街の屋台にあり
台湾の食文化は家庭料理よりも外食中心 ハーリーシンズいち推しの台北近辺の観光スポット 台北でも盛り上がるコスプレ文化
日本語が通じる台湾マッサージ店が安心 キャラクターをアレンジすればコピーではない
酒も飲まない、博打もしない台湾人は宝くじが大好き シンズから日本の皆様へ
ハーリーシンズさんは台湾の漫画家・エッセイスト。訪日歴70回以上、滞在日数のべ1800日に及ぶそうです。
日本の観光、日本語の婉曲表現、敬語など独特の魅力や、和菓子などのグルメ文化を筆頭に興味を持つ分野は
幅広い。2014年12月現在、著作は全34冊(内27冊が台湾での出版)。お祖父ちゃんが日本語世代だったことも
あってハーリーさんは日本語が堪能だそうです。
今章では台湾の若者たちに日本の文化がどれほど浸透していることを熱く語り合っています。一章や二章の
前半のように観光地の詳しいデータを紹介しつつオモシロエピソードが満載です。ほんの一部を抜粋すると・・・
(台湾のマンガ事情について)
ハーリー(以下「ハ」) 「(前略)マンガ家たちはほとんど生活できません。私も最初はマンガ家でデビューしたけど、
生活ができないからエッセーを書き始めてやっと仕事になりました。」
(台湾や日本を訪れる中国人観光客が同じ言葉を喋るので見分けがつくかという話)
ハ 「(前略)台湾人にしたらあまり好きじゃない。大陸の人と同じにされたくないんですよ。」
ハ 「大陸の人はスーパーの棚、全部買い占めていっちゃうんです。台湾に来るときはいつも段ボールで買っていますね。
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(日本のコンビニ・外食店について)
渡 「台湾のコンビニに行くと、日本のお菓子が半分ぐらい占めていますね。」
ハ 「日本のものは、ちょっと値段が高いからなかなか買いませんねぇ。」
渡 「ブラックサンダーなんてチョコレート菓子が大ブームになりましたが。」
ハ 「そうですね。台湾では<黒雷神>と呼んでいます。あまりの人気と品薄で、日本にいる知人・友人を頼って
大量購入する人もいました。一時期はなかなか買えませんでしたが、買えるようになったとたん、みんなもう買わなく
なりました(以下、日本の商品や食べ物が如何に台湾で人気があるにも拘らず値段が高いかを力説)。」・・・などなど。
台湾人観光客の日本食やマンガに対する思いは本当にヽ〔゚Д゚〕丿スゴイ!です。例えばコンビニに入ると、まずは
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第四章 日本にとって台湾はどれほど重要か 〜政経の関わり〜
日本経済と切り離すことができない台湾経済事情 多様性の中で培われた台湾人気質
一党独裁から民主国家に生まれ変わった台湾の政治 「二つの中国」問題の解決の糸口を探る 日本にとってなぜ台湾が必要なのか
アメリカ留学組が台湾企業をグローバル化していった 日本とまったく異なる台湾メディア 台湾に親日派が生まれた背景を探る
第四章は先述したようにまとめの章です。これまでに出てきた事柄から台湾の過去・現在を詳しく解説します。
第五章 歴史秘話 日台断行 〜なぜ日本と国交がないのか〜 松本或彦VS渡邉哲也対談
真の自由を求めて政治の世界へ 二択という苦渋を迫られた日本 対日関係のキーマンは蒋経国ではなく張群だった
特使訪台当日の大混乱 これからの日本と台湾の付き合い方
松本先生は自民党の職員を務め、海部総理の秘書などもされていた政界の裏方のプロです。そして日台断行の歴史の
証人です。あの時、我が国が台湾ではなく中国を選んでしまった裏では一体なにがあったのか?本書の中で唯一の
硬派な内容で大変スリリングでした。これだけのために本書を買っても良いくらいなのでココは一部抜粋いたしません。(._.)
旅のインフォメーション
入国&出国手続き 台湾国内の移動手段 お金&両替 電話・インターネット・郵便 トラブルに巻き込まれたら
これが地っ味〜に良かった!上記の項目を詳しく解説しています。この辺、謳い文句である「リアル台湾ハンドブック」の
面目躍如ですね。これ、そのまま台湾旅行に使えますよ、絶対に。
ニーハオ!台湾マメ知識
これだけは気をつけたいマナーとタブー1 台湾の微妙な季節感 これだけは気をつけたいマナーとタブー2
台湾の先住民とは? まだまだ残る日本統治時代の遺構
これも地味に良かったです。特に日本語に関しては統治時代の名残で随分たくさんの日本語が、あるものはそのまま残って
いたり、あるものは意味が変わってしまっているので注意が必要だというのは他の本でも指摘されていましたからね。
「バカバカしい」は誤解を招くようです。気をつけねば。「公衆マナー違反で罰則も」には正直感動しました。中国はおろか、
日本より進んでんじゃん!我が国もコレはもっと強化すべし。
・・・以上です。色んな角度から台湾を知る(そして楽しむ)ことができる最良の一冊です。未見の方は是非ともご購入を!
このレビューが参考になれば幸いです。 (ゝ。∂)
台湾アイデンティティー [DVD]
「台湾人生」が良かったのでこちらも観賞しました。
前作は割と直球ど真ん中な感じの「日本統治時代」の事を中心に登場される方々がお話されているのに対し、
本作は日本統治中〜統治後の国民党時代中心な構成でした。
二二八事件やそれにまつわる弾圧や抵抗、そして独立に対する想い、民族の誇り、時代の波により祖国を離れて暮らす人。
そんな、時代に翻弄された台湾人の方々の生の声が聞ける作品です。
そこには、日本人や他の国の人達とはまた違った悲哀が描かれており、
皆が口を揃えて言う「これも運命なのよ」という言葉がとても深く胸に刺さりました。
今後どんどん少なくなっていく日本語世代の台湾人。
そういう意味でも、前作と合わせ、一つの証言資料としても貴重な作品だったと思います。
どちらも良かったですが、個人的には、日本統治時代の話が多かった前作「台湾人生」の方が好きかも。
前作は割と直球ど真ん中な感じの「日本統治時代」の事を中心に登場される方々がお話されているのに対し、
本作は日本統治中〜統治後の国民党時代中心な構成でした。
二二八事件やそれにまつわる弾圧や抵抗、そして独立に対する想い、民族の誇り、時代の波により祖国を離れて暮らす人。
そんな、時代に翻弄された台湾人の方々の生の声が聞ける作品です。
そこには、日本人や他の国の人達とはまた違った悲哀が描かれており、
皆が口を揃えて言う「これも運命なのよ」という言葉がとても深く胸に刺さりました。
今後どんどん少なくなっていく日本語世代の台湾人。
そういう意味でも、前作と合わせ、一つの証言資料としても貴重な作品だったと思います。
どちらも良かったですが、個人的には、日本統治時代の話が多かった前作「台湾人生」の方が好きかも。
TAIWAN YUASA [ 台湾ユアサ ] シールド型 バイク用バッテリー YTX4L-BS
速やかに送っていただきましたが少し充電不足かと思われます。
でもセルは回りました。
価格からいけば今のところ満足かな?
でもセルは回りました。
価格からいけば今のところ満足かな?