走らんか!
博多人形師の一家をめぐる,1年間の悲喜こもごもを綴った作品。95年に放映された同名のNHK朝ドラの原作とされていますが,この本では一話ごとに主人公が変わり,その人物を視点として物語が書かれます。
駆け落ち・婿入り・ホームシックなど,家族が抱える問題を縦糸に,どんたく・山笠・放生会などの博多風俗を織り交ぜながら話が進みます。視点の多さと問題の多様さという点で「渡る世間は鬼ばかり」みたいな感じ。
登場人物のセリフはほとんどがネイティブの博多弁。これが東北や関西の言葉なら聞きなれているだけにスラスラ読めるのだけど,関東人の私としては博多弁は聞かないだけに,読むだけでも一苦労。
それでも,本州から福岡を訪れる方は,この本を読めば,現地に着いての感動も5割増でしょう。
駆け落ち・婿入り・ホームシックなど,家族が抱える問題を縦糸に,どんたく・山笠・放生会などの博多風俗を織り交ぜながら話が進みます。視点の多さと問題の多様さという点で「渡る世間は鬼ばかり」みたいな感じ。
登場人物のセリフはほとんどがネイティブの博多弁。これが東北や関西の言葉なら聞きなれているだけにスラスラ読めるのだけど,関東人の私としては博多弁は聞かないだけに,読むだけでも一苦労。
それでも,本州から福岡を訪れる方は,この本を読めば,現地に着いての感動も5割増でしょう。