音楽(秘)講座 (新潮文庫)
音楽は好きなんだけど音楽について(感想とか)うまく書けない。ならば音楽関係の本でも読んで勉強するか、と探していて巡り合ったのが本書。
いやあ、面白かった。ものすごく簡単に言うと音楽関係者の対談なんだけど、あー音楽って奥深いなとか、おー異文化交流というのはこういうことなんだ、ということが肌で感じられる。読んで、肌で感じる感覚を味わえる。スペシャリティのコラボレーションとか、多様性から生まれるイノベーションとか書いてあるビジネス書の説得力のなさに比べて、なんと刺激的で納得感のある対話であることか。
あるジャンルを突き詰めた人がそこに閉じこもることなく、他のジャンルとの交流(バトル?)を展開することで、元のジャンルの良さや可能性を拡げていく。少々専門用語は出てくるものの、評論家ではなく実行者としてのその過程・考え・思いが(山下さんのインタビュー能力に負う部分が大きいにしても)率直に語られている。芸術・芸能にとどまらず、表現全般・コミュニケーション全般にも敷衍できるのではないだろうかとまで思ってしまうようなお話でした。
徳丸さんとの対話に出てくる「音楽ジャンルに貴賎なし」「音楽に正典を作ってはいけない」といった言葉は音楽に限らず、多様な人々が交じり合って新しい広がりを見出す時にとても重要な事柄だと思う。違いを認めた上で尊重するというのはよく言われることだけど、本書を読むとそれが理屈上のことではなくて本当にそうなんだと感じられる。だってそのほうが面白いことにたくさん巡り合えるよ。そう言っているように聞こえる。
音楽に興味ない人も読んでください。きっと得ること、感じることは多いと思います。
いやあ、面白かった。ものすごく簡単に言うと音楽関係者の対談なんだけど、あー音楽って奥深いなとか、おー異文化交流というのはこういうことなんだ、ということが肌で感じられる。読んで、肌で感じる感覚を味わえる。スペシャリティのコラボレーションとか、多様性から生まれるイノベーションとか書いてあるビジネス書の説得力のなさに比べて、なんと刺激的で納得感のある対話であることか。
あるジャンルを突き詰めた人がそこに閉じこもることなく、他のジャンルとの交流(バトル?)を展開することで、元のジャンルの良さや可能性を拡げていく。少々専門用語は出てくるものの、評論家ではなく実行者としてのその過程・考え・思いが(山下さんのインタビュー能力に負う部分が大きいにしても)率直に語られている。芸術・芸能にとどまらず、表現全般・コミュニケーション全般にも敷衍できるのではないだろうかとまで思ってしまうようなお話でした。
徳丸さんとの対話に出てくる「音楽ジャンルに貴賎なし」「音楽に正典を作ってはいけない」といった言葉は音楽に限らず、多様な人々が交じり合って新しい広がりを見出す時にとても重要な事柄だと思う。違いを認めた上で尊重するというのはよく言われることだけど、本書を読むとそれが理屈上のことではなくて本当にそうなんだと感じられる。だってそのほうが面白いことにたくさん巡り合えるよ。そう言っているように聞こえる。
音楽に興味ない人も読んでください。きっと得ること、感じることは多いと思います。
ダブル・レインボウ~結成40周年記念! 山下洋輔トリオ復活祭ライヴ [DVD]
森山のライヴ映像というだけで買いましたが、観客全部森山さんにもっていかれてるように見えました。
(半分しか叩いてないのが残念です)
ドラムバトルも小山さんがかわいそうです〜まるで先生と生徒のように見えます。あれだけ速いフレーズを肩の上までスティックを優雅に振り上げて叩ききるドラマーは世界にも余りいないです。延々とドラムソロを見ていたいです…
(半分しか叩いてないのが残念です)
ドラムバトルも小山さんがかわいそうです〜まるで先生と生徒のように見えます。あれだけ速いフレーズを肩の上までスティックを優雅に振り上げて叩ききるドラマーは世界にも余りいないです。延々とドラムソロを見ていたいです…