7年目のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)
繰り返し読みました。
自分で自分の「うつ病」のことを、第三者にはうまく説明できません。うつ病のことは、なった人にしか苦しみは理解できないし、周りに理解してほしいとも思ってません。
でも、家族には症状や具合いを伝えなければならず、特に母は心配しています。そんなとき、この本を渡したところ、少しずつですが、うつ病の症状について理解できたみたいで、安心感が出てきたみたいです。厄介な病気、浮き沈みがある、大変苦しいこと、ゆったり過ごすことが大切、などなど、母なりに理解を深めて、内容を解釈し、それだけでも良かったと思いました。
自分で自分の「うつ病」のことを、第三者にはうまく説明できません。うつ病のことは、なった人にしか苦しみは理解できないし、周りに理解してほしいとも思ってません。
でも、家族には症状や具合いを伝えなければならず、特に母は心配しています。そんなとき、この本を渡したところ、少しずつですが、うつ病の症状について理解できたみたいで、安心感が出てきたみたいです。厄介な病気、浮き沈みがある、大変苦しいこと、ゆったり過ごすことが大切、などなど、母なりに理解を深めて、内容を解釈し、それだけでも良かったと思いました。
その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)
かつての職場の同僚がうつ病から自殺にまで至り、うつ病へ関心を持ち、TVドラマ化されたこともあり
「ツレがうつになりまして」と、本書「その後のツレがうつになりまして」の2冊をイッキ読みしました。
「うつ病について知りたい人」「軽度の症状、または回復期の人」に対しては☆5つの本として、
ぜひ読んで欲しいと思います。なにかしらの知恵や勇気、回復のヒントなどが得られるのではないかと思います。
しかし「10年以上闘病している人」や「身近な人が犯罪や自殺など、悲劇的な状況となってしまった人」に
対しては、正直なところお勧めしかねます。
理由は本書が、完治には至っていないものの、基本的にはうつ病を克服した人のサクセスストーリーであり、
上記のような「苦難している重度の人」や「身近な人が悲劇的な状況となってしまった人」からすると、
「そんなに甘いもんじゃない」「所詮、勝ち組の成功記録」と、怒りをもって受け止められかねないからです。
うつ病に限ったことではないですが、闘病というのはあくまでケースバイケースで、
本書はあくまで、克服した後に発表した成功談のひとつに過ぎないような気がします。
うつ病を広い範囲の人に少しでも理解してもらえるような良書ではあるのですが、
総合的に見ると、個人的には☆3つです。
「ツレがうつになりまして」と、本書「その後のツレがうつになりまして」の2冊をイッキ読みしました。
「うつ病について知りたい人」「軽度の症状、または回復期の人」に対しては☆5つの本として、
ぜひ読んで欲しいと思います。なにかしらの知恵や勇気、回復のヒントなどが得られるのではないかと思います。
しかし「10年以上闘病している人」や「身近な人が犯罪や自殺など、悲劇的な状況となってしまった人」に
対しては、正直なところお勧めしかねます。
理由は本書が、完治には至っていないものの、基本的にはうつ病を克服した人のサクセスストーリーであり、
上記のような「苦難している重度の人」や「身近な人が悲劇的な状況となってしまった人」からすると、
「そんなに甘いもんじゃない」「所詮、勝ち組の成功記録」と、怒りをもって受け止められかねないからです。
うつ病に限ったことではないですが、闘病というのはあくまでケースバイケースで、
本書はあくまで、克服した後に発表した成功談のひとつに過ぎないような気がします。
うつ病を広い範囲の人に少しでも理解してもらえるような良書ではあるのですが、
総合的に見ると、個人的には☆3つです。
その後のツレがうつになりまして。
決して楽観出来ない夫の鬱病をコミカルに描いた「ツレウツ」の続編。ストレス現代社会においては鬱予備軍を含めれば国民の1/5はウツだという。ウツは特別な人がなる病気ではなく、誰がいつなってもおかしくない。筆者もさぞ大変だったろうと思うがそれを決して暗くなく描いていることが素晴らしい。ウツについての専門書や医学書を読むだけで暗い気持ちになるが、本書では明るくウツについて知ることが出来る。本書は「ツレウツ」のその後を描いていてるが、前作での反省点(会社を辞めることを勧めたことなど)が書かれているので前作を読んだ方も必ずセットで読んだ方が参考になる。家族がウツの人、友がウツの人、自分がウツの人やウツ気味な人でも誰にでも薦められる良本。こうした本は絶版などにならずいつまでも出版され続けるべきだと思う。