デッド・オア・アライヴ (講談社文庫)
なかなか面白い企画のアンソロジーである。薬丸岳、竹吉優輔、高野史緒、横関大、遠藤武文、翔田寛、鏑木蓮の7人の江戸川乱歩賞作家が、『2013年9月7日正午。主要人物が帝国ホテルにいる短編ミステリー。テーマはデッド・オア・アライブ、生死の危機』という制約の中で競作したアンソロジー。
薬丸岳の『不惑』は、人気シリーズの『刑事のまなざし』の夏目刑事を主人公にしたもの。制約ある中で、見事に自身の作風を貫いた短編。
竹吉優輔は昨年、『襲名犯』で江戸川乱歩賞を受賞した新鋭の作家。『イーストウッドは助けにこない』という一風変わったタイトルで、ピカレスク風のミステリー短編を描いてみせる。文章とストーリーには勢いを感じる。
高野史緒は江戸川乱歩賞受賞作の『カラマーゾフの妹』を彷彿とさせるような歴史短編ミステリー『悪魔的暗示』を描いている。ふと、『ゴルゴ13』の出生の秘密に迫る作品を思い出した。
横関大は初読みの作家。『クイズ&ドリーム』はこのアンソロジーの中では異風の短編だろう。掟破りではあるが、なかなか面白いと思った。
遠藤武文は『平和への祈り』。これも、少し変わった短編であるが、スッキリしない作品だった。
翔田寛の『墓石の呼ぶ声』は渋くまとまった、もっともミステリーを感じた作品。
鏑木蓮の『水の泡 〜死を受けいれるまで〜』はサスペンスフルな短編。鏑木蓮の作品はハード系とソフト系があるのだが、この短編はハード系で、非常に面白い。
薬丸岳の『不惑』は、人気シリーズの『刑事のまなざし』の夏目刑事を主人公にしたもの。制約ある中で、見事に自身の作風を貫いた短編。
竹吉優輔は昨年、『襲名犯』で江戸川乱歩賞を受賞した新鋭の作家。『イーストウッドは助けにこない』という一風変わったタイトルで、ピカレスク風のミステリー短編を描いてみせる。文章とストーリーには勢いを感じる。
高野史緒は江戸川乱歩賞受賞作の『カラマーゾフの妹』を彷彿とさせるような歴史短編ミステリー『悪魔的暗示』を描いている。ふと、『ゴルゴ13』の出生の秘密に迫る作品を思い出した。
横関大は初読みの作家。『クイズ&ドリーム』はこのアンソロジーの中では異風の短編だろう。掟破りではあるが、なかなか面白いと思った。
遠藤武文は『平和への祈り』。これも、少し変わった短編であるが、スッキリしない作品だった。
翔田寛の『墓石の呼ぶ声』は渋くまとまった、もっともミステリーを感じた作品。
鏑木蓮の『水の泡 〜死を受けいれるまで〜』はサスペンスフルな短編。鏑木蓮の作品はハード系とソフト系があるのだが、この短編はハード系で、非常に面白い。
BESTEN DANK [DVD]
バブル絶頂期のライヴ。某動画サイトでオープニングを見ると、高野寛もバンド・メンバーも「歩くメンズ・ノンノ」と形容されたまんまのかっこうで映っていたので、買うのをためらっていました。
でも、まず、今は渋い美男子なのですが、高野さんが本当に若い美男子として映っているのがいいですね。次に、「虹の都へ」も「べステン・ダンク」もスタジオ録音は今から聴くと古めかしく聞こえる電子音が入っているのですが、でも、このライヴDVDでは、バンド演奏が主体なので、今でも新鮮に聴けます――もちろん「虹の都へ」も「べステン・ダンク」も後年、リアレンジされたヴァージョンがCD化されているのですが――。アルバムで聴くと、高野さんの曲はとてもポップですが、このライヴの演奏には、かなりロックも取り入れられています。
世間に知られた二つのヒット曲も入っていますので、一般向けには、この時期の高野さんのライヴが最も楽しめるでしょう。
折り畳みポスターの裏に歌詞が印刷されています。
でも、まず、今は渋い美男子なのですが、高野さんが本当に若い美男子として映っているのがいいですね。次に、「虹の都へ」も「べステン・ダンク」もスタジオ録音は今から聴くと古めかしく聞こえる電子音が入っているのですが、でも、このライヴDVDでは、バンド演奏が主体なので、今でも新鮮に聴けます――もちろん「虹の都へ」も「べステン・ダンク」も後年、リアレンジされたヴァージョンがCD化されているのですが――。アルバムで聴くと、高野さんの曲はとてもポップですが、このライヴの演奏には、かなりロックも取り入れられています。
世間に知られた二つのヒット曲も入っていますので、一般向けには、この時期の高野さんのライヴが最も楽しめるでしょう。
折り畳みポスターの裏に歌詞が印刷されています。
TRIO
「see you again 」、実は今まであまり好きではなかった。このアルバムのRIOver.は、歌詞の内容とサウンドがオリジナルよりも寂しげでいい。続けて、「一分間」を聴くと相乗効果でなんかいい感じ。
失恋ばっかりではないか、振ったり、振られたり、人の不幸は蜜の味?、いやいや、過去の自分に寄り添って聴いてしまうのだ、、、
「それは、music」は、なんかほっとできて、いいですね。ちょっとした自由が心の中に広がる感じ。
まるで、ライブ会場で近くで聴いているみたいな気分になれるアルバムです。
失恋ばっかりではないか、振ったり、振られたり、人の不幸は蜜の味?、いやいや、過去の自分に寄り添って聴いてしまうのだ、、、
「それは、music」は、なんかほっとできて、いいですね。ちょっとした自由が心の中に広がる感じ。
まるで、ライブ会場で近くで聴いているみたいな気分になれるアルバムです。
ここはどこか
ミュージシャン高野寛氏の93年頃の月刊カドカワ連載のエッセイを単行本化したもの。氏の人柄を反映した真摯で真面目なエッセイ集となっている。ただ、ドクター中松氏の経歴と発明を最初ちゃかして書いているのかな・・・と思ったら最後まで本当に中松エンジンを人類史上の画期的な発明と完全に信じきっておられるのは微笑ましい・・・・。
WE ARE HERE
曲によって高野寛の声とギター以外は違うので、ギターさえ弾いてない曲もあります。それだけにゆったりと穏やかに歌ってるようです。歌声が同じなので、聴く方も安心できます。そして、7曲目は大村憲司の名曲「春がいっぱい」。ギターリスト高野寛で25周年を締めてくれました。。