Hell to Pay
衝撃のデビューを果たした、盲目のギタリスト、ジェフ・ヒーリー率いるバンドのセカンド。デビュー作はブルース・フィーリング溢れるものだったが、このアルバムではロック寄りのアプローチに舵を切ってきている。
何と言ってもG・ハリスン本人もレコーディングに参加した、名曲(7)が素晴らしい。よほどの自信がないと、作者本人の前で、クラプトン渾身のソロなんてやれないよね。またM・ノップラー作の(2)も、ノップラーとのギターバトルがこれまた絶品。ヒット作「Angel Eye」に通じる、ロッカバラード(4)「How Long Can A Man Be Strong」もいい感じ。
まぁ、素晴らしいギターの腕前と比べると、ボーカルは荒削りだし、ソングライティングももう一歩。なのでアルバム全体の出来も、その意味ではやや一本調子な面は否めないかなぁ。けれども、素朴で味わい深いアルバムで、ギターソロもたっぷりと味わえて、僕は結構大好きなバンドだった。次作ではラップなんかもフィーチャーした、よりモダンなロックにシフトしようとした結果、完全に失速してしまったんだが、1枚目ともども、僕には忘れがたいアルバムだ。
それにしても、久々に名前を聞いたのが訃報だったなんて・・・。41歳の若さで、がんにより亡くなったそうだ。合掌。
何と言ってもG・ハリスン本人もレコーディングに参加した、名曲(7)が素晴らしい。よほどの自信がないと、作者本人の前で、クラプトン渾身のソロなんてやれないよね。またM・ノップラー作の(2)も、ノップラーとのギターバトルがこれまた絶品。ヒット作「Angel Eye」に通じる、ロッカバラード(4)「How Long Can A Man Be Strong」もいい感じ。
まぁ、素晴らしいギターの腕前と比べると、ボーカルは荒削りだし、ソングライティングももう一歩。なのでアルバム全体の出来も、その意味ではやや一本調子な面は否めないかなぁ。けれども、素朴で味わい深いアルバムで、ギターソロもたっぷりと味わえて、僕は結構大好きなバンドだった。次作ではラップなんかもフィーチャーした、よりモダンなロックにシフトしようとした結果、完全に失速してしまったんだが、1枚目ともども、僕には忘れがたいアルバムだ。
それにしても、久々に名前を聞いたのが訃報だったなんて・・・。41歳の若さで、がんにより亡くなったそうだ。合掌。
ライヴ・アット・モントルー 1999 [DVD]
盲目のカナダ人ロックギタリストですが、膝の上にストラトキャスターを置く特異なプレースタイルを見ることができる。
音はアタックの強いブルースロックですね。ゲーリー・ムーアと似てるかもしれません。
左手の5本指すべてを縦横無尽に滑らせながら引き倒す姿はすごいが、真似できそうにないので★4つ。
音はアタックの強いブルースロックですね。ゲーリー・ムーアと似てるかもしれません。
左手の5本指すべてを縦横無尽に滑らせながら引き倒す姿はすごいが、真似できそうにないので★4つ。
Mess of Blues
どういう時期の録音かなど、詳細は知りませんが、彼のファンには期待通りの
仕上がりになっています。曲もザ・バンドの「The Weight」やニール・ヤングの
「Like A Hurricane」などニヤリとする曲をカバーしています。
若干仕上がりにバラつきを感じる点がマイナス星ひとつです。
仕上がりになっています。曲もザ・バンドの「The Weight」やニール・ヤングの
「Like A Hurricane」などニヤリとする曲をカバーしています。
若干仕上がりにバラつきを感じる点がマイナス星ひとつです。
Songs from the Road: Special Edition
2008年にこの世を去った名ブルースギタリスト&ヴォーカリスト、JEFF HEALEYの勇姿を収めた
最後のライヴ作品です。音源は「ノトッデン・ブルース・フェスティバル2006」の模様を中心に、
2007年ロンドン、トロントなどのベストパフォーマンスとなっています。
CD、DVDともに音質はよいと思います。歓声などが最小限に抑えられているためか、臨場感には
欠ける感がありますが、個人的にはこの方が聴きやすく感じます。DVDの画像もたいへんよく、
椅子に座って、脚の上にギターを置くJEFF独特の奏法が存分に楽しめます。
ギタリスト、ソングライターとしての才能がクローズアップされがちですが、わたしは、彼の
ヴォーカルこそもっと評価されてもよいと思っています。
癌にさえおかされなければ、すばらしい作品を世に放ち続けてくれたことでしょう。本当に
悔やまれます。JEFFのご冥福を心からお祈りします。合掌。
93点
最後のライヴ作品です。音源は「ノトッデン・ブルース・フェスティバル2006」の模様を中心に、
2007年ロンドン、トロントなどのベストパフォーマンスとなっています。
CD、DVDともに音質はよいと思います。歓声などが最小限に抑えられているためか、臨場感には
欠ける感がありますが、個人的にはこの方が聴きやすく感じます。DVDの画像もたいへんよく、
椅子に座って、脚の上にギターを置くJEFF独特の奏法が存分に楽しめます。
ギタリスト、ソングライターとしての才能がクローズアップされがちですが、わたしは、彼の
ヴォーカルこそもっと評価されてもよいと思っています。
癌にさえおかされなければ、すばらしい作品を世に放ち続けてくれたことでしょう。本当に
悔やまれます。JEFFのご冥福を心からお祈りします。合掌。
93点