白鶴ノ紅-居眠り磐音江戸双紙(48) (双葉文庫)
ある程度は史実に乗っ取ってるので田沼意次の失脚→松平定信が表舞台へとなっていくのでしょうが、磐音の関わりかたが変わってく?どのように収束させるのか広げた風呂敷のたたみ方が楽しみです。一気に49、50と早く読み終えたい。もう寄り道はしてほしくない。妖術が無かったことと最期に期待を込めて47巻より星一つ増やしました。
酷評もあるようですが、ここまでなんだかんだと楽しく読んで来ました。後味の良い終わり方を期待します。
酷評もあるようですが、ここまでなんだかんだと楽しく読んで来ました。後味の良い終わり方を期待します。
失意ノ方-居眠り磐音江戸双紙(47) (双葉文庫)
しかし、読む方もマンネリ。話の展開がどうなっていくのかなと思いつつダラダラと読み進めていく内に、
今回も同じだなあと再確認をする。平凡な鍋料理がそうであるように、中心がなく、それなりには楽しめるのかも知れないが、どうしてもこれをという気持ちにはなれない。習慣性の怖さ(依存症)を自覚しながら、また読んでしまう自分がそこにいる。
今回も同じだなあと再確認をする。平凡な鍋料理がそうであるように、中心がなく、それなりには楽しめるのかも知れないが、どうしてもこれをという気持ちにはなれない。習慣性の怖さ(依存症)を自覚しながら、また読んでしまう自分がそこにいる。
酔いどれ小籐次 ブルーレイBOX [Blu-ray]
このドラマは佐伯泰英の時代小説「酔いどれ小籐次留書(とめがき)」をドラマ化したもので、2013年1月1日にNHKの
正月時代劇「御鑓(おやり)拝借〜酔いどれ小籐次留書〜」として放送され、同年6月から、その続編としてNHK BSプレ
ミアムのBS時代劇として連続ドラマ「酔いどれ小籐次」が13回に渡り放送されました。
このBlu-ray-BOXでは続編として、御鑓拝借騒動のその後の連続ドラマ「酔いどれ小籐次」が収録されたものです。
前編の「御鑓拝借〜酔いどれ小籐次留書〜」では、江戸柳橋の「万八楼」における酒合戦の場面から始まりますが、
小籐次はその飲み比べで一斗五升の酒を飲み二番手となり、二日酔いのため豊後九重藩名留島家江戸屋敷の厩番として
主君の出立を見送らなかったため屋敷から追放されてしまいます。
酒合戦で立ち会ったのが万八楼の女将おこうでした。
小籐次は箱根で山賊に襲われている紙問屋久慈屋昌右衛門の一行を助けた後、播磨若生藩茂木直義、豊後藩布杵藩稲
森暉通、肥前牛津藩満島尚光の大名行列を次々と襲い、将軍家から賜った御鑓を奪い日本橋の高札場に晒す考えでした。
この鑓を紛失した事が公儀に知られれば大名家は取り潰しとなってしまいます。
ある日、小籐次は何故そのような暴挙に出たかを女将おこうに泣く泣く告白します。
小籐次は豊後九重藩名留島家の主君成島通久の屋敷に伝達の使者として出向いた際、泥酔していたため手打ちに合う
所を主君に救われたこと、後に屋敷で厩番をしていた時に命の恩人である主君が戻った際に、城内で三家から城を持た
ない田舎侍と辱しめを受けたと涙ながらに主君から告白され、主君の恥辱を晴らすために御鑓拝借を決意します。
この告白を聞いたおこうから紙問屋久慈屋昌右衛門に伝わり、その話を伝え聞いた御三家の家老達も主君への忠誠心
に感動し、御三家の主君の詫び状をもって落着する道を選びます。この人情話は江戸中に広まり、小籐次は町民から英
雄として讃えられます。
一件落着し、自害を覚悟していた小籐次でしたが、御三家の家老からこれを止められ、主君成島通久からの死んでは
ならぬとの書状を受け取り号泣するのでした。
このBlu-ray BOXでは続編の「酔いどれ小籐次」の13話しか収録されていないため、途中から、この続編を視ただけで
は理解出来ないことが何箇所もあり、このBOXでは、前篇の「御鑓拝借〜酔いどれ小籐次留書〜」も併せて収録すべきで、
多少、残念なところです。
ただ、続編の「酔いどれ小籐次」も良く出来た一つの作品で、成島水軍流の使い手である竹中直人演じる小籐次の武
士道を貫き主君への恩義に応える下りや江戸町民との義理人情話には胸が熱くなり、ホロリとさせられます。
また、円熟した人柄が自然に滲み出てくる津川雅彦演じる久慈屋昌右衛門、小籐次を陰ながら慕いながらも叶わぬ万
八楼女将おこうを演じる鶴田真由、そして、少年駿太郎を演じる荒川槙もとても子役とは思えない演技に唸ってしまい
ます。
白眉は比嘉愛未演じるおりょうの胸に秘めた小籐次への熱い恋心を顔の表情だけで演じ分けていて本当に脱帽してし
まいます。
全13回ですが、回を進めるうちにドラマが終わってしまうのがだんだん惜しくなってしまいます。
最終回の「祝言日和」では、それぞれの人情の機微に触れ、人としての生き方を教えられる素晴らしい内容に涙が止
まりませんでした。
なお、余談ですが、ドラマ中に度々出てくる酒合戦は当時盛んに行われていたようですが、万八楼は実在し、文化14
年(1817年)3月23日に両国橋万屋八兵衛方の万八楼で行われた大食大飲会の様子が「兎園小説」十二集に記録されてい
ます。
NHKのドラマでこれほど熱くさせてくれたのは、1980年放送の「四季ユートピアノ」以来で素晴らしい作品です。
正月時代劇「御鑓(おやり)拝借〜酔いどれ小籐次留書〜」として放送され、同年6月から、その続編としてNHK BSプレ
ミアムのBS時代劇として連続ドラマ「酔いどれ小籐次」が13回に渡り放送されました。
このBlu-ray-BOXでは続編として、御鑓拝借騒動のその後の連続ドラマ「酔いどれ小籐次」が収録されたものです。
前編の「御鑓拝借〜酔いどれ小籐次留書〜」では、江戸柳橋の「万八楼」における酒合戦の場面から始まりますが、
小籐次はその飲み比べで一斗五升の酒を飲み二番手となり、二日酔いのため豊後九重藩名留島家江戸屋敷の厩番として
主君の出立を見送らなかったため屋敷から追放されてしまいます。
酒合戦で立ち会ったのが万八楼の女将おこうでした。
小籐次は箱根で山賊に襲われている紙問屋久慈屋昌右衛門の一行を助けた後、播磨若生藩茂木直義、豊後藩布杵藩稲
森暉通、肥前牛津藩満島尚光の大名行列を次々と襲い、将軍家から賜った御鑓を奪い日本橋の高札場に晒す考えでした。
この鑓を紛失した事が公儀に知られれば大名家は取り潰しとなってしまいます。
ある日、小籐次は何故そのような暴挙に出たかを女将おこうに泣く泣く告白します。
小籐次は豊後九重藩名留島家の主君成島通久の屋敷に伝達の使者として出向いた際、泥酔していたため手打ちに合う
所を主君に救われたこと、後に屋敷で厩番をしていた時に命の恩人である主君が戻った際に、城内で三家から城を持た
ない田舎侍と辱しめを受けたと涙ながらに主君から告白され、主君の恥辱を晴らすために御鑓拝借を決意します。
この告白を聞いたおこうから紙問屋久慈屋昌右衛門に伝わり、その話を伝え聞いた御三家の家老達も主君への忠誠心
に感動し、御三家の主君の詫び状をもって落着する道を選びます。この人情話は江戸中に広まり、小籐次は町民から英
雄として讃えられます。
一件落着し、自害を覚悟していた小籐次でしたが、御三家の家老からこれを止められ、主君成島通久からの死んでは
ならぬとの書状を受け取り号泣するのでした。
このBlu-ray BOXでは続編の「酔いどれ小籐次」の13話しか収録されていないため、途中から、この続編を視ただけで
は理解出来ないことが何箇所もあり、このBOXでは、前篇の「御鑓拝借〜酔いどれ小籐次留書〜」も併せて収録すべきで、
多少、残念なところです。
ただ、続編の「酔いどれ小籐次」も良く出来た一つの作品で、成島水軍流の使い手である竹中直人演じる小籐次の武
士道を貫き主君への恩義に応える下りや江戸町民との義理人情話には胸が熱くなり、ホロリとさせられます。
また、円熟した人柄が自然に滲み出てくる津川雅彦演じる久慈屋昌右衛門、小籐次を陰ながら慕いながらも叶わぬ万
八楼女将おこうを演じる鶴田真由、そして、少年駿太郎を演じる荒川槙もとても子役とは思えない演技に唸ってしまい
ます。
白眉は比嘉愛未演じるおりょうの胸に秘めた小籐次への熱い恋心を顔の表情だけで演じ分けていて本当に脱帽してし
まいます。
全13回ですが、回を進めるうちにドラマが終わってしまうのがだんだん惜しくなってしまいます。
最終回の「祝言日和」では、それぞれの人情の機微に触れ、人としての生き方を教えられる素晴らしい内容に涙が止
まりませんでした。
なお、余談ですが、ドラマ中に度々出てくる酒合戦は当時盛んに行われていたようですが、万八楼は実在し、文化14
年(1817年)3月23日に両国橋万屋八兵衛方の万八楼で行われた大食大飲会の様子が「兎園小説」十二集に記録されてい
ます。
NHKのドラマでこれほど熱くさせてくれたのは、1980年放送の「四季ユートピアノ」以来で素晴らしい作品です。
NHK DVD 陽炎の辻 ~居眠り磐音江戸双紙~ 全集 DVD-BOX
山本磐音はすごくかっこいい!原作もドラマも大好きで買いました。パート3(と言うのでしょうか)あたりから、磐音とおこんのキャラが原作から大きく離れていってしまったような感じがしてハラハラ…ちょっとがっかり…でしたが、原作とは別物と思えばとても楽しめました。