ミケランジェリ ある天才との綱渡り (叢書・20世紀の芸術と文学)
コード・ガーベンはDGに70年代からミケランジェリのみならず、カラヤンやF.ディースカウの録音エンジニア、プロデューサーをしてた人。B.ファスベンダーの伴奏も他のレーベルでしてる。
ミケランジェリとC.クライバーとのベートーベン協奏曲全集の録音がつぶれた話やチェリビダッケとの映像収録でミケランジェリとの18年にわたる信頼関係が一瞬にして崩壊、決別する話など、読んでる方もドキドキした。
ガーベン自身かなりピアノを弾くので(ブラームスのピアノコンチェルト1番のピアノデュオ版、シューマンの歌曲ピアノソロ版など録音してる)ミケランジェリの運指法など細かいテクニックの解説はピアノ演奏できる人には面白いと思う。読後、依然としてミケランジェリは謎の人だが、ガーベンの人柄は随分くみ取れる。いい人。
ミケランジェリとC.クライバーとのベートーベン協奏曲全集の録音がつぶれた話やチェリビダッケとの映像収録でミケランジェリとの18年にわたる信頼関係が一瞬にして崩壊、決別する話など、読んでる方もドキドキした。
ガーベン自身かなりピアノを弾くので(ブラームスのピアノコンチェルト1番のピアノデュオ版、シューマンの歌曲ピアノソロ版など録音してる)ミケランジェリの運指法など細かいテクニックの解説はピアノ演奏できる人には面白いと思う。読後、依然としてミケランジェリは謎の人だが、ガーベンの人柄は随分くみ取れる。いい人。
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ ショパン・リサイタル、プラト1967
ミケランジェリの死後、2000年に彼の妻などの承諾を得、当初は関係者達のみに配布された後、
ようやく一般用として発売されたのがこのCDです。
音揺れが所々気になりますが、1967年という時代を考えれば音質は充分に許容できるものです。
当時47歳と絶頂期にあったミケランジェリの、しかもオールショパン。
彼が好んで弾いた第2番のソナタやマズルカの完璧なる構築美が、
私たちの心の曇りを取り払ってくれる様です。
第2番ソナタの第1楽章終了時に、一部の観客が間違って拍手をしてしまっていますが、
それを物ともせず、以降もミケランジェリの集中力はまったく途切れる事はありません。
バラード第1番でのキリっと引き締まった演奏は後のDGスタジオ盤をも凌ぎます。
最後の“アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ”は、
ゆっくりとした出だしからフィナーレまで、コントロール抜群の指さばきです。
一切のブレの無い完成度の高い演奏・・・なんて神々しいのでしょう!
ようやく一般用として発売されたのがこのCDです。
音揺れが所々気になりますが、1967年という時代を考えれば音質は充分に許容できるものです。
当時47歳と絶頂期にあったミケランジェリの、しかもオールショパン。
彼が好んで弾いた第2番のソナタやマズルカの完璧なる構築美が、
私たちの心の曇りを取り払ってくれる様です。
第2番ソナタの第1楽章終了時に、一部の観客が間違って拍手をしてしまっていますが、
それを物ともせず、以降もミケランジェリの集中力はまったく途切れる事はありません。
バラード第1番でのキリっと引き締まった演奏は後のDGスタジオ盤をも凌ぎます。
最後の“アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ”は、
ゆっくりとした出だしからフィナーレまで、コントロール抜群の指さばきです。
一切のブレの無い完成度の高い演奏・・・なんて神々しいのでしょう!
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ・ライヴ・イン東京 1973 (ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI Live in Tokyo 1973) [非圧縮SACDシングルレイヤー]
最初の会場の拍手の音から
胸がドキドキします
まるで自分も会場にいるかのような錯覚になります
とても40年以上前の録音とは思えません
演奏は言うまでもないですが
まさに高貴で雄大な氏の独擅場です
わたしは氏のショパンがとても好きですが
このアルバムの二番もさすがの演奏です
他の曲にも言えますが
ライブで抑制の効いてミスのない演奏をする
この安定感はどこからくるのでしょうか
氏の魅力はピアノを弾いているのではなく
ピアノを弾く事で自己の世界観を表現している点だと思います
哲学者か彫刻家のような氏の風貌をみると
ピアノはたまたま
氏にとって表現に最適な道具だったのかなと
思わずにいられない
深い人間性・知性を感じます
心から素晴らしいと思います
いまとんでもない価格になっていますね
予約注文で買ってて良かったです
絶対に手放しません!
胸がドキドキします
まるで自分も会場にいるかのような錯覚になります
とても40年以上前の録音とは思えません
演奏は言うまでもないですが
まさに高貴で雄大な氏の独擅場です
わたしは氏のショパンがとても好きですが
このアルバムの二番もさすがの演奏です
他の曲にも言えますが
ライブで抑制の効いてミスのない演奏をする
この安定感はどこからくるのでしょうか
氏の魅力はピアノを弾いているのではなく
ピアノを弾く事で自己の世界観を表現している点だと思います
哲学者か彫刻家のような氏の風貌をみると
ピアノはたまたま
氏にとって表現に最適な道具だったのかなと
思わずにいられない
深い人間性・知性を感じます
心から素晴らしいと思います
いまとんでもない価格になっていますね
予約注文で買ってて良かったです
絶対に手放しません!