80数歳のデームスの生演奏を聞いて、彼のファンになりました。80歳のデームスも素晴らしい。

ある著作、本においてシューマンを巨匠と評しておりました。（音楽の友社における藤本さん）

とかく、西洋音楽の評価はこの国（日本）において革新的でないと評価が低いのですね。

一例はＲ、シュトラウスはシュトクハゥゼンの時代まで生きたのに何故革新的な作風をで作曲しなかったのか。

いえ、Ｒ、シュトラウスはシェーンベルクの音楽性も考えたでしょう。

研究もされたでしょう。

ですが、Ｒ、シュトラウスは自分のスタイルをきちんと最後まで大切にしたひとでした。

ゆえ、他のボンクラ（魔法少女の杏子のセリフですが）作曲家がレミングの如くシェーンベルクの作風に追従にしませんでした。

他のレヴュアーさんの評価はとても素晴らしい。シューマンへの愛情が感じられます。

私もアシュケナージさんのＣＤセットで（アシュケナージさんはとても誠実なのに）きちんと、例えば、ピアノソナタ第３番という

作品をおさめなかったのか不思議でしょうがありませんでした。

シューマンの作品を全て何故きちんと録音しなかったのか・・・こどものための作品にもシューマンは誠実でした・・・

ゆえ、シューマンのピアノソナタ第３番は素晴らしい野心的名曲に価するのに何故録音しなかったのか・・・

かって、ホロヴィッツが（彼は２０世紀最高のピアニストであるとあらためて思います。彼はただたんなるヴェルトーゾではありませんでした。シューマンの有名な「

「子供の情景」を丁寧に聴きますと実に各声部が歌っていることに驚きます。また、彼が二十代の頃、リストが編曲したシューベルトの歌曲の録音も残しておりますが

音は当然悪いのですが、あのリストの困難なパッセージをきちんと驚くべき音楽性で各声部を弾き分けています。あのグールドでさえ実は若い頃何度かホロビッツのコンサートに通いつめたことも最近の資料・本であきらかになってきました。）ＲＣＡに再録音の契約をしたとき、まず選んだのが

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実にシューマンのピアノソナタ第３番でした。

　　　　　　私はシューマンは世の音大出身者の方が、シューマンを評価をとても低く評価することに疑問をもちます。

　　　　　　シューマンはまさに「偉大なる巨匠」とよぶべき存在。

このＣＤを聴きとうすとき、いかに彼、シューマンが西洋音楽史において偉大なる存在かわかるはずです。

ここでのピアニスト（デムス）はとても素晴らしい演奏、録音を残しております。（感謝）

デムスはかって、スコダ、グルダの三人で「ウイーンの三羽烏」と高い評価を得たひとです。

　　　　　　　　どうもありがとう。

耳という感覚器官へさらに脳をとうして感情へと偉大な音楽を伝えてくれます。

何故、私達が「音楽」へ愛情をいだくのか・・・

いろいろと考えさせてくれるＣＤです。

どうぞ多くの西洋音楽を傾聴することを日々喜び、悲しみ、生きている方される方にぜひ手にして頂きたいＣＤです。

　　　　　　　　　シューマンは偉大な作曲家です。

　　　　　　　彼の様な偉大な個性、天性をもったひとも多くはおりません。

　　　　　　　どうかつまらない評論に惑わされないで欲しいのです。

　　　　　　　　　感動は愛情とともに、なにものにもかえがたい人生の宝物なのですから。

CD付きの解釈版です。
原典版と併用すれば参考になります。

ほぼ全ての音に運指が付されているのが特徴です。
運指で悩むことの多いバッハ作品では助けになりますが、自分の指に合わず、煩瑣に感じる人もいると思います。

お高い本ですし、すでに原典版を持っていて、解釈に悩んだ人向けのようです。

圧巻の第9の演奏とデームスの繊細かつ躍動感ある演奏は絶品であす。