人生賭けて―苦しみの後には必ず成長があった
「兄貴」こと、金本氏の引退を記念?して出版された「自伝本」である。
ご存知、広島〜阪神で活躍し、野手として打撃成績ではその殆どの部門が歴代10位以内に入るという「大打者」の引退自伝だけに非常に興味深く読む事ができた。
何よりも、怪我が元で肩の筋肉を故障し、結果、それが引退への引き金となる訳であるが、そこから何とか復活へ向けての、まさに「血の滲む」様な努力には、読んでいても頭が下がる思いの執念と復活へ向けての思いは凄まじいものがあり、野球に「人生賭けて」いた事が痛いほどわかるのである。
色々、苦しい時期はあったが、実際は「ずっと苦しかった」と言うように、やはりプロの世界で活躍するという事は「才能」ももちろんであるが、人並みはずれた「努力」の賜物なのであるなと、改めて教えてくれる力作である。
といった引退に到るいきさつと、他、少年時代からの氏の野球人生、それぞれの時代にまつわるエピソードと内容的にはオーソドックスな作りといえるが、
やはり「これ程の努力あっての兄貴ここにあり」という兄貴奮闘記。
一時代を作り上げたプロ野球選手の物語。
ご存知、広島〜阪神で活躍し、野手として打撃成績ではその殆どの部門が歴代10位以内に入るという「大打者」の引退自伝だけに非常に興味深く読む事ができた。
何よりも、怪我が元で肩の筋肉を故障し、結果、それが引退への引き金となる訳であるが、そこから何とか復活へ向けての、まさに「血の滲む」様な努力には、読んでいても頭が下がる思いの執念と復活へ向けての思いは凄まじいものがあり、野球に「人生賭けて」いた事が痛いほどわかるのである。
色々、苦しい時期はあったが、実際は「ずっと苦しかった」と言うように、やはりプロの世界で活躍するという事は「才能」ももちろんであるが、人並みはずれた「努力」の賜物なのであるなと、改めて教えてくれる力作である。
といった引退に到るいきさつと、他、少年時代からの氏の野球人生、それぞれの時代にまつわるエピソードと内容的にはオーソドックスな作りといえるが、
やはり「これ程の努力あっての兄貴ここにあり」という兄貴奮闘記。
一時代を作り上げたプロ野球選手の物語。
覚悟のすすめ (角川oneテーマ21 A 87)
金本選手の広島カープ時代から今現在の阪神タイガース時代までの野球道が綴られています。まず最初に私は強い人間ではありません。という謙虚な一文から始まります。これは正直アニキ、鉄人と世間に言われ豪快なイメージのある金本選手の言葉なのか?と驚きました。しかし、各章の折れない心の何があっても休まない事、努力する心の満足したら終わり、強靱な肉体の選手寿命、チームプレーの自分が果たすべき役割、感謝の心のファンを喜ばせることが結果や評価につながる、リーダーシップのチームが苦しい時にどうふるまうか?など真摯に奢りの言葉なく泥臭くチーム、ファン、日本球界の為、心と体を日々鍛え野球道を貫く金本選手の本音が書かれており、本当に素晴らしい作品になっています。是非皆様も一読して下さい。人生の指針の一つになると思いますよ。