店舗で買いました。たくさんのスマートフォンのケースが並ぶ売り場で、一番目立っていたので買いました。色違いも良かったです。

ファーストアルバムを持っていれば、あえて必要ないかもです。
良いアルバムには変わりありません。

　前作、荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画（私もレヴューしようと思いましたが、あまりにもレヴュアーが多いのでやめました）の続編とも言うべき本です。前作ではホラーという特殊なジャンルに限定したため、多くの名画を取りこぼし、歯がゆさを感じたそうで、本書では間口を広げて、もう少し一般的な映画を取り扱ったそうです。
　荒木さんは漫画家を志した若かりし頃、面白い漫画って何だろうと考えるようになり、それで、研究材料に選んだのが映画だそうで、面白い映画にはサスペンスがベースにあることが多いのに気付きました。そして、良いサスペンス映画には　1：謎　2：主人公に感情移入出切る事　3：設定描写の妙　4：ファンタジー性　5：泣ける要素が不可欠　の5つの要素が必要という結論に達したそうです。そして、自作でもこれを満たすよう心がけているそうです。という観点から選んだベスト・オブ・ベストは、ヒートと96時間だそうです。そして、ジャッカルの日（これは歴史的に結果がわかっているのでかなりハンディがありますが、中々良く出来ています）、大脱走、眼下の敵（Uボートと駆逐艦の闘いを描いています。名作です）、ミッドナイト・ラン　と荒木さんの好みの映画が出てきます。続いて、荒木さんの好きな監督、S・スピルバーグとブライアン・デ・パルマです。さらに、エロティック・サスペンス映画、アイズ・ワイド・シャット、クリント・イーストウッド、ロマン・ポランスキー・・・と続々と続きます。
　手塚さん、横山さん、赤塚さん、石の森さん、藤子・F・不二雄さん、弘兼さん（映画関係の著作もあります）一流の漫画家は、例外なく映画が好きで、それに大きく影響を受けています。荒木さんもご他聞に漏れず映画が大好きで、大きく影響を受けているのでしょう！！また、本作は、荒木さんの映画論であると同時に、それがまた同時にご自身の作品論、創作秘話にもなっています。
　巻頭に荒木さんの選ぶサスペンス映画ベスト20＋1があり、巻末には、インデックスを兼ねる年表も付いていて非常に重宝します。荒木さんのファンは必読だと思います！！

前回に引き続きジャケットは荒木飛呂彦！
４つ打ちを主体とした綺麗目なサウンドで、とても聴きやすいっていうか、かなり良いです。オススメ！

オールカラーで荒木先生の漫画が読める幸せ
フランス語版は保存用
日本語版は読書用にしています。

ルーブル美術館に展示されただけある大作。