UNSUNG
アコースティックギターに自分の声一つ。
重ね録りなどもなくパッケージに書いてある”削ぎ落とされた”という表現がぴったりだろう。
自分の曲3331から始まるが行き成り惹きつけられた。
ミクが歌う原曲も良いが、こっちもアリ。リバーブも良い具合です。
アルバム全体を通して仰け反ったときの声が少し遠のくのが残念ですが、それを補う色気がある。
個人的に面白いと思ったのは神様はエレキ守銭奴のカバー。
どんな風に歌うのかと思ったら超真面目でした 笑
自分の曲以外を如何にアレンジできるかがカバー曲のおもしろさですが、はっきり言って面白味は少ないと思います。
ただずっと聴いてたくなる良いアルバムだ。
おすすめは「From Y to Y」、「コノハの世界事情」、「死にたがり」、「ねぇ」、「3331」、「creep」…
と、結構あがってしまう。やっぱり良いアルバムだ。
原曲が好きなcreepや月に負け犬、この2曲の選曲はとても嬉しかった。
重ね録りなどもなくパッケージに書いてある”削ぎ落とされた”という表現がぴったりだろう。
自分の曲3331から始まるが行き成り惹きつけられた。
ミクが歌う原曲も良いが、こっちもアリ。リバーブも良い具合です。
アルバム全体を通して仰け反ったときの声が少し遠のくのが残念ですが、それを補う色気がある。
個人的に面白いと思ったのは神様はエレキ守銭奴のカバー。
どんな風に歌うのかと思ったら超真面目でした 笑
自分の曲以外を如何にアレンジできるかがカバー曲のおもしろさですが、はっきり言って面白味は少ないと思います。
ただずっと聴いてたくなる良いアルバムだ。
おすすめは「From Y to Y」、「コノハの世界事情」、「死にたがり」、「ねぇ」、「3331」、「creep」…
と、結構あがってしまう。やっぱり良いアルバムだ。
原曲が好きなcreepや月に負け犬、この2曲の選曲はとても嬉しかった。
サクラ
初めてこの曲を聴いたのはラジオでCMと番組の入りの間にかかる時間つぶしみたいな部分で、だった。1番のサビの歌詞の入りの「誰にも予想できない」というところから先はラジオでいつも切られていた。だから、インターネットが出来なかったころ、曲名も知らなかった私は探すのに苦労した。
だが、CDはそれに見合う分の内容だった。探していた曲(1曲目『サクラ』)が特にすばらしい。
私の中で「アカペラ系の歌手と言えば誰?」と聞かれたら、「RAG FAIR」でもなく「Gospellers」でもなく、「SMOOTH ACE」と答えたくなるほどの出来だと思う。
だが、CDはそれに見合う分の内容だった。探していた曲(1曲目『サクラ』)が特にすばらしい。
私の中で「アカペラ系の歌手と言えば誰?」と聞かれたら、「RAG FAIR」でもなく「Gospellers」でもなく、「SMOOTH ACE」と答えたくなるほどの出来だと思う。
狂饗記
短編集ですが、冒頭作の「男がなくしたもの」を読んで、先を読む気がしなくなりました。
あくまで、その一作での感想です。
私はいわゆる官能小説家の書いた官能小説というか、ぶっちゃけエロ小説を、ときたま読みます。
それらの小説に比べて、本作は、なるほどリアルです。
性を通し人間を描こうというのでしょうか、たいへん生々しい。
読み終わったとき、頭の中に、くっきりと残像が残ります。
小説としてうまい、ということでしょう。
しかし、だからといって、これを読んで楽しいか、興奮するか、もっとあからさまに言うなら勃起するか、というと、そんなことはないのです。
暗くて、陰湮滅滅とした気分になるばかりです。
そのあたり、読む人の好みの問題です。
少なくとも、私のように、小説に楽しさとか、現実世界からの逃避を求める人は、読まないほうがよろしいかと思います。
あくまで、その一作での感想です。
私はいわゆる官能小説家の書いた官能小説というか、ぶっちゃけエロ小説を、ときたま読みます。
それらの小説に比べて、本作は、なるほどリアルです。
性を通し人間を描こうというのでしょうか、たいへん生々しい。
読み終わったとき、頭の中に、くっきりと残像が残ります。
小説としてうまい、ということでしょう。
しかし、だからといって、これを読んで楽しいか、興奮するか、もっとあからさまに言うなら勃起するか、というと、そんなことはないのです。
暗くて、陰湮滅滅とした気分になるばかりです。
そのあたり、読む人の好みの問題です。
少なくとも、私のように、小説に楽しさとか、現実世界からの逃避を求める人は、読まないほうがよろしいかと思います。
蔭の棲みか (文春文庫)
良く言えば独特の、悪く言えば読み難い文章で綴られる『蔭の棲みか』。
人間の心に巣くう暗黒を率直に描いたものかな、という感じを受けました。
主要なキャラクターが在日朝鮮人なので、自動的に何か重苦しいモノを背負っています。日本人の読者が読む分には、共感することまではできても、感情移入は難しいかな、と思いました。
ストーリーの展開は、複雑という訳ではないのですが、迷路みたいで、あまり飲み込めませんでした。ある意味、迷路のような集落、という物語の舞台の雰囲気をうにょうにょと現出しているようです。
むしろ『おっぱい』の方が面白かったです。文章は相変わらずヨミニク路線ですが。日本人と在日朝鮮人の間の溝、健常者と障害者の間の溝を、重苦しくなり過ぎずにゆったりとたゆたうように描いています。でも一番深い溝はセックスレスの夫婦ですかね。
人間の心に巣くう暗黒を率直に描いたものかな、という感じを受けました。
主要なキャラクターが在日朝鮮人なので、自動的に何か重苦しいモノを背負っています。日本人の読者が読む分には、共感することまではできても、感情移入は難しいかな、と思いました。
ストーリーの展開は、複雑という訳ではないのですが、迷路みたいで、あまり飲み込めませんでした。ある意味、迷路のような集落、という物語の舞台の雰囲気をうにょうにょと現出しているようです。
むしろ『おっぱい』の方が面白かったです。文章は相変わらずヨミニク路線ですが。日本人と在日朝鮮人の間の溝、健常者と障害者の間の溝を、重苦しくなり過ぎずにゆったりとたゆたうように描いています。でも一番深い溝はセックスレスの夫婦ですかね。