巻数の多さに小説を敬遠してきたグイン・サーガをアニメでざっと味わいました。

脚本も演出も画面構成も美術もキャラクターデザインも音楽も完成度の高いこと。
そして原作の世界設定の広さと深さを容易に想像できました。

ただし、原作とアニメは所詮別物です。話数も限られていますし、
「もう少しグインに集中する構成でも良かったのでは」とも思いました。
グインやアルドナリス、イシュトバーン、アムネリス、レムス、リンダ、マリスと
存在をアピールしてくるキャラクターが入れ替わり立ち替わり登場しては、26話ですっきりするはずがありません。

アニメを観て世界設定に興味がわいたので（というか消化不良だったので）、原作を読んでいます。
アニメの内容は16巻までですね。
アニメは取っ掛かりにはもってこいだと思います。

キット自体は簡易なものです。
検体を送ってからすぐに（火曜日に郵送して、木曜日に）結果が届きました。
こういった検査の類は、結果を待っている間がストレスを感じるのですが、
それがありませんでした。結果はシンプルなものですが、自分には十分でした。

サントラも買って持っていましたが、特典のＣＤの存在に気が付き注文。ファンなら持っていて損はないです。

「抜き取られた新聞記事に書かれていたのは何？封建的人脈の壁が事件を迷宮入りに！」と、刊行当時の帯に書かれている通りの話です。それ以上でも、それ以下でもないというか。
一応推理小説なので、あまり内容を書くとまずいのかもしれませんが、読み始めはもう少しハードボイルドなものを想像していました。でも、そうではなさそうです。
となると、興味は「これはどこの町を舞台にしたつもりなの？」ということになってしまいます。
下巻をお楽しみに?！

ﾃﾚﾋﾞｽﾀｼﾞｵで起こった女高生刺殺事件を巡って、世代観による断絶、心の断面等々を軸に描いた青春推理。ﾐｽﾃﾘｰは理に合わない処があり、よろしく有りません、ただ、８０年代を良く描いていることは確か。強運で乱歩賞を仕留めたと思える作品です。