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歌詞の無いBLUESなんて・・・
おすすめ度 ★★★★★

 大事なことを書き忘れてました。この映画が良いのは、歌われるBLUESの名曲の歌詞が字幕で流れることです。メロディー重視で今までなんとなく聴き流していた曲が、今回歌詞を理解することで更に身近になったような気がしています。『俺ァバクチ打ちさァ~!』などどいきなり唄われると、深刻さを通り越して笑えてしまいますが、このユーモアこそBLUESの原点なのかもしれません。
 ロバート・ジョンソンの伝説の1つに、「BLUESの奥義を手に入れるため彼は悪魔に魂を売ったらしい」というのがありますが、ある意味、この映画の出演者は魂をBLUESに捧げていると思います(クラプトンは、『BLUESの歌詞に出てくる悪魔って、たいがいは女のことだと思うよ・・・』などと言ってましたが)。
 老いたBLUESMANに、『最近は何でもかんでもBLUESを付けりゃいいと思っている奴が多いが違うんだ。BLUESは1つさ。それは男と女なんだ。』などとつぶやかれると、思わず泣けてきませんか?



『映画』としては優れている!!
おすすめ度 ★★★★★

 洋楽に目覚めたのは60年代のUK・BLUESからなので結構長い付き合いですが、馬齢を重ねるごとにBLUESが居心地のよい音楽になっています。近年はJAZZ(女性Vo.)に浮気していたのですが、このDVDは久々に私をBLUESの世界に引き戻してくれました。出演者の原作者に対するリスペクトが感じられ、全ての出演者が心底楽しんでいる様子は「コンサート・フォー・ジョージ」に通ずるものがあります。
 映画というメディアを考慮すれば、良くできていると思います。最近も、息子の友達(ロック小僧)に評判がいいという話を伝え聞いて嬉しくなりました。いくらなんでも、★3つは出演者に失礼では・・・? ただし、エアロスミスの二人がクラプトンとドイル二世のコンビだったら、どんなに素晴らしかったか!とは思いますが。しかしバディ・ガイには、いつもいつも驚かされます。どなたかが書いておられましたが、劇場で見たいという意見に同感です。



細かい事はわかりませんが・・・
おすすめ度 ★★★★★

生誕100年を迎えたブルースを記念して行われたライブ映像です。ジャンルを問わずそうそうたるメンバーが出演しています。私は、歴史的な事などはあまりよく知りませんが、とてもパワーを感じます。必見です。元気がない時、このDVDを見ると(聞くと)何かやろう!という気になります。



すばらしい
おすすめ度 ★★★★★

もうほんとにすばらしい。
監督がおっしゃってた通りカメラはミュージシャンの汗が見えるところまで寄る寄る。でもその超アップにも耐えられる顔、顔、また顔。
歌っているその顔を見てるだけでも何だかとても幸せな気分。
ディスクもかなりの高画質・高音質です。
出来れば同じ画質・音質でライブ全長版を出して欲しいと思っているのは僕だけ??



BLUES探求への入口。
おすすめ度 ★★★★☆

 『THE BLUES Movie Project』シリーズのBOXセットを購入するのをやめて、この完結編である本作を期待大で購入。映画としては良く出来ているし、サウンド面はとても素晴らしいと思いますが、私としては、クラプトンのクロスロード・ギター・フェスティヴァルの方が良。減点としてはエアロスミスです。(私はほとんど彼らの曲を聴いたことがなく、したがって純粋に演奏を聴けたので、かなり特例かもしれないですが。)ビッグネームなのはわかりますが、BLUESを愛する白人ミュージシャンならば、もっとサウンド面で工夫してほしい。ギターの音は耳障りで嫌になった。ヴォーカルもうるさく、ハーモニカも下手。それなのに映像特典でも出演しているメイン扱い。ヒューバート・サムリンの時に顔出ししているジミー・ヴォーンの演奏はなかったのか?

 とはいえ、BLUESが日の目を見たのは白人のロックミュージシャンが大きな役割を果たしているのは事実ですし、私自身もクラプトンが入り口になっている訳で、そういう面では新しいファン層拡大を期待してってことですかね。確かに、この映画を見てBLUESを初めて認識したような方には凄まじい衝撃を与えることでしょう。特にバディと、ボニー・レイットがかっこいい!!またB.B.やヒューバート・サムリンには驚愕です。

 このDVDを見て、BLUESに興味を持った方にぜひ見て欲しいのが、『American Folk Blues Festival 』シリーズです。約40年程前の全編モノクロの映像ですが、本当に素晴らしいBLUESが聴けますよ。そこで気に入ったミュージシャンのCDを購入してみてはいかがかと?


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