夢を持って生きることおすすめ度
★★★★☆
バスチアンは母親の死から立ち直れない気の弱い少年。ある日、いつものようにいじめっ子達に追いかけられていたバスチアンは、本屋に逃げ込んだ。本屋の主人が手にしていたのは『はてしない物語』。本が大好きなバスチアンは思わず主人の隙を見て、その本を持ち出してしまう。学校の倉庫に隠れたバスチアンは、その本を開く。そこには、壮大なストーリーが広がっていたのだった。
人間の夢や希望で出来た世界によって出来た世界、ファンタージェンは、今や崩壊の危機にさらされており、女王である「幼ごころの君」は重い病気にかかっていた。そこへ勇者として呼ばれたのは、少年アトレーユ。夢を食い尽くす「虚無」と戦うために、アトレーユは旅立つ。・・・
言わずとしれたミヒャエル・エンデの名作。原作は映画よりももっと壮大で、もっと深い意味を秘めていて。でも、この映画はこれでもいいんじゃないかな。幸運の龍ファルコンや、岩男のロック・バイター、巨大亀モーラなど、原作に結構忠実に再現されていて、とてもいいと思いました。それにアトレーユ役のノア・ハザウェイは中性的で凛々しく、バスチアン役のバレット・オリバーは、ちょっと甘えん坊な感じの可愛い男の子ですv そして、「幼ごころの君」のタミー・ストロナッハは、天使が舞い降りて来て出演しちゃったんじゃないか、と思わせるほどの愛らしさです。それにリマールの主題歌も合わせて、この映画は好きです。