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ゴルファーズ検定

+ T.R.Y. (角川文庫) +

T.R.Y. (角川文庫)

井上 尚登
おすすめ度:★★★★★
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秀作
おすすめ度 ★★★★★

物語は1911年の上海から始まる。
二十世紀初頭の東アジアを舞台に、虚実入り混じったストーリが展開される。
設定された舞台自体、面白い場所と時代であったのだと思う。
ひと癖もふた癖もある登場人物が、騙し騙され、二転三転の内にラストを迎える。
終盤は若干煩雑すぎるきらいもあるが、スピード感あふれテンポ良く、
エンターテイメントとして文句無く楽しめる作品である。



面白い!
おすすめ度 ★★★★☆

権力のぶつかり合い、中国や朝鮮の人たちの反日感情、それぞれの利害関係などがうずまく中、巧みにそれを利用し、相手をだまそうとする。その駆け引きにわくわくした。だましだまされ、お互い相手の裏をかこうとする。果たして最後に笑うのは?混沌とする時代の中を駆け抜けた男たち一人一人も、魅力的に描かれている。ただ、伊沢修が生きた時代の歴史的背景をある程度理解しているかどうかで、この本の面白さの度合いが、人によって変わってくるのではないだろうか?読んでいてそう感じた。



満足度高し
おすすめ度 ★★★★☆

明治末期の中国というあまり馴染みのない舞台設定ながら、見事に
世界に引き込まれました。
悪者(と言って差し支えないと思いますが)を詐欺にかけるという
普遍的な魅力を持つテーマを、綿密な取材と圧倒的筆力で書ききれ
ば面白くないはずがありません。
キャラもそれぞれ魅力的でよく立っていますし、軍を絡めることに

よって硬くなりがちな話を、適度なユーモアでほぐしているあたり
も非常にうまいです。
かなり複雑なプロットを組んでいますが、このページ数でこの物語
をまとめた構成力もかなりのもので、デビュー作とはちょっと信じ
られません。これなら賞を取るのも当然でしょう。実際、二段組や
上下巻の作品を読んだような満足感がありました。

若干、登場人物が多いのと中国人の人名を憶えにくい(これはやむ
無し)という難を感じましたが、それを差し引いてもかなりの秀作
でした。
ちなみに、当初のタイトルは「化して荒波」だったそうですが、
読み終わってみれば、どちらもしっくりこない気が少しだけ。。。



テンポの良さが抜群
おすすめ度 ★★★★★

辛亥革命に協力した一人の日本人詐欺師の物語。
最後のどんでん返し連続は評価が分かれそうだが、テンポの良い物語、詐欺を行う上での駆け引きの生々しさ、登場人物のそれぞれの思惑、刺客とのアクションシーン・・・などなどすべてのエンタテインメント性を兼ねそろえている。

この作品を手に取ったのが最近で、映画なども一切見ていないが、この作品を読むだけでも十分に映像が浮かんでくる。


一気読み
おすすめ度 ★★★★☆

歴史の背景を交えながら、めまぐるしく変わる人間関係。圧倒的な筆力です。
一気読みをしてしまいました。
中だるみもなく、激動の時代を書き上げてます。
是非お勧めします。


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