オールスター新春かくし芸大会ハリウッド版おすすめ度
★★★☆☆
やたら豪華なキャストが話題を呼んだが、各キャラがてんでばらばらに活躍するものだがら散漫なことこの上ない出来となっている。実に勿体ない作品だ。まあオールスター新春かくし芸大会でよくやっていたパロディドラマの豪華ハリウッド版だとして見ていればそれなりに楽しめるのでは。しかし本作におけるバットマン役のジョージクルーニーの存在感のなさ加減は何だ。彼がバットマンやっていたなんてもう誰も覚えてないんじゃないか。
酷評の多い作品だが、娯楽アクション映画としてはそれなりに楽しめる
おすすめ度 ★★★★☆
シリーズ中、もっとも大物俳優が敵役を演じ、巨額の制作費が使われたのだが、もっとも評価が低いこの作品。実は前の3作との比較をしなければ普通の娯楽作品だと思う。
シュワルツェネッガー以外のキャストもユマ・サーマン、ジョージ・クルーニー、クリス・オドネルなど豪華だし、派手派手な感じの映像もある意味楽しい。最大の欠点はバットマン役のジョージ・クルーニーの存在感のなさで、これほど印象に残らない正義のヒーロー役も珍しい。彼はテレビの「ER」で人気が出た後、この作品が映画俳優としての最初の大きなキャリアだったはずで、アカデミー賞俳優となった今ではこの作品が過去の汚点になってしまっている感もある。
でも、ティム・バートンの暗いゴッサム・シティの独特の造形の見事さや、公開前はミスキャストと言われたマイケル・キートンの意外な好演が印象的すぎるせいか、どうしてもバートン監督の「バットマン」と較べ評価が低くなってしまうのはやむを得ないのだろうが、逆にもしこの作品が1作目だったら、アクション大作映画としてそれなりに歓迎されたのではないだろうか?