よくわかる国宝 国宝でたどる日本文化史 (楽学ブックス―文学歴史)
現在、国宝の指定件数は、1076件。本書で紹介しているのは、とっておきの153件。古くは縄文のビーナスから近くは江戸時代の鷹見泉石像まで。
各時代毎に代表作品を載せて、ポイントを三つにしぼっている。「いつ頃?」「この時代を読み解くキーワードは?」…平安時代なら〈政治抗争〉「この時代の国宝の特徴は?」…鎌倉時代なら〈運慶・快慶・湛慶〉
見開き2ページ、右に説明文、左にカラー写真と観賞のポイントを示し、コンパクトな構成になっていて、大変見易い。
日本文化の全体像をビジュアルに編集し、鑑賞のポイントや実際に訪れるための旅行ガイドも付す。
国宝鑑賞への招待と言える本書。これだけは知っておきたい国宝鑑賞用語 都道府県別国宝の数は? 見ておきたい国宝…など。
世界文化の見地から価値が高くたぐいない国民の宝に対して指定される「国宝」…仏像、建築物、絵画の国宝を時代別に紹介するガイドブック。鑑賞のポイントや歴史、アクセスなども掲載されていて、親切な本。
バナナ炎外伝ノープランロケ炎のバナナツアー [DVD]
フリートークとベスト3の2本立てで繰り広げられていたバナナ炎!
今回は、ノープラン旅行企画というロケメインです。
しかも、
1.設楽さんの地元である埼玉県秩父への凱旋ロケ
2.次の仕事が日光江戸村で行う「逃走中」という番組だった為に都合を考慮して行った日光
3.初の海外ロケという事でバタバタ三昧だった韓国
以上の3本がDVDに収録されている。
企画自体が10万円を資金に3〜4週分の撮れ高を目指すという、なんともゆる〜い企画の為
実際、本当にノープランで旅をしています。(初回の秩父編ではバナナマンの二人が行き先のアポを入れている)
なんとなくプラ〜っと旅に出たいけど、目的ないから結局つまらなくて失敗しそう。などという経験のある方は
是非とも観ていただきたい!
なんとも見事にプランを組み立て、一心不乱に楽しむバナナマン+D:椎葉さん、W:オークラさんを観たら
確実にあてもない旅に出たくなる事、間違いなし!
そして、旅行をする上で一番大事な事が何かをバナナマンの二人が教えてくれます。
今回、趣向の違った内容で正直、購入を迷いましたが今となってはいらぬ心配だったと素直に感じます。
そして、今自分が身をおいている栃木県宇都宮市にもバナナマンが立ち寄っていた事を今回のDVDで知り、
特異な興奮と、もう二度とバナナマンがこの地に足を踏み入れる事は無いであろうという残念な思いが残りました。
(まぁ、偶然バッタリ会っても何も出来ずに固まってしまうでしょうが・・・・)
緻密で知的なバナナマンが好きな方には、正直あまりお勧め出来ないかもしれません。
今回は創り込んだ笑いは無く、ただただ面白いだけの中年二人が旅をしている。そんな作品に仕上がっています。
OLYMPUS マイクロ一眼 ライブファインダー シルバー VF-2SLV
本体の液晶の画素数があまり多くないので、ファインダーは手放せません。
特にCONTAXのGレンズをマニュアルフォーカスで使う時にピント合わせがしやすく、価格が高い以外は素晴らしいです。
プラレール ぼくもだいすき臨時列車シリーズ 253系日光号
秋の鉄道の日は鉄道に関するさまざまなイベントや企画、製品が発売されるが、この秋も特別なプラレールが臨時列車シリーズとして今年デビューしたての253系1000番台日光号が発売された。
基本的に253系を塗り替えただけなので、金型があるなら十分に再現が可能だ。
予備知識として、実車の253系は成田エクスプレスの運用が新型のE259系に切り替わったのに伴い、一部を長野電鉄に譲渡したほかは6両2本を残してすべて廃車になった。
この2編成に大掛かりな化粧直しを施し、足回りもVVVF制御に更新して(床下機器の保守にかかる費用を低減させて、これからも長期にわたって運用することを視野にいれての改造か)再登場したのが253系1000番台日光号である。
タカラトミーHP告知では1スピードとなっていたが、本製品は2スピードで成田エクスプレス時代と変わらない。
また電池もドライバー交換ではなく、単2乾電池を直接つけられるから、手間がかからない。
一見、253系を実車にあわせてただ塗りなおしただけのように感じるが、実車は先頭部分が貫通式が廃止されフラットになった上に、LED式愛称表示器が新設されたのにあわせて、このプラレールもそれにきっちりとあわせて忠実に再現されているのが、手抜き間がなく嬉しいと感じる。
自身、乗ったことはないがただ単なる塗りなおしモノではないし、彩色も鮮やか。塗装ムラもあまり感じなかったことや、前面を忠実に再現している点を鑑みれば十分に満足したので、評価を5つ星にしました。これからも定番化されないことを考え合わせたりすると買って損はないと思う。
また、東武スペーシアと並べてみて東武日光線を再現できたらもっと楽しいでしょう。
風と凪
熊木杏里さんというシンガーソングライターに出会えたことは、今年一番の大発見だった。
なんちゃってシンガーソングライターが蔓延している中、彼女は真の意味でのシンガーソングライターだと感じる。
これを聴いて、最近の歌手にはこんなにすごいのがたくさんいるのかと、他にもいろいろな女性ソングライターを聴いてみたが、
明らかに彼女の作る曲のレベルと比較すると歴然とした開きがある気がする。
一聴すると、個人的な日常や想いなどを綴ったシンプルな歌という観点では、その他大勢と変わらないのかもしれないが、
1曲1曲の細かいメロディや節回しなど彼女のひらめきには本当に驚かさせられるものがある。
そして何より彼女のすごいところは、どんなリスナーにも引っかかるそのストライクゾーンの広さだと思う。
クラシック好きとかロック好きとか、いろんなジャンルの音楽ファンがいるが、その多くの人にもピンとくる音楽だと思う。
その間口の広さは、ちょっと今の他の歌手にはない魅力だ。
天性のソングライティングというのだろうか。誰々と比較とかは出来ないが、ポール・マッカートニーにはポール節、
ブライアン・ウィルソンにはブライアン節があるように、熊木杏里には熊木節が既に確立されている。
(一応、かつては小室哲哉には小室節、小林武史には小林節もあったと思う。そんな意味で)