SMAPPIESII
SMAPのアルバムのため、主にニューヨークで収録されてきたバックトラックを極力活かす形で製作された、スーパー・フュージョン・アルバムの第2弾。ハイラム・ブロック(9でヴォーカルも披露)、フィリップ・セス、ウィル・リー、そしてオマー・ハキムの基本4リズムのほか、フィル・ウッズ、スティーヴ・ガッド、デビッド・T・ウォーカー、マンハッタン・トランスファー……、といったメンバー-ここに挙げたのは、ごく一部だが-が参加。2(「気になる」)、7、9(「声を聞くよりも」)は『008』、3(「DUO」)、6、8(シングルでも発売の「たいせつ」)、10は『012』、そして4(「月に背いて」)は生産限定2枚組ベスト『WOOL』に、それぞれオリジナルが収録されている。
前作の好評ぶり、そして好!セールスがプレッシャーになったとかで-もちろん、豪華なメンツを集め、指揮することへのおそれもあったのだろうが-、プロデューサー氏は「1作目を自分の中で否定することで、ようやく制作にとりかかれた」と語っていた。その言葉が示すように、これは単なる続編というよりは、同じ形式をとりつつ、このアルバムのためのオリジナル楽曲(5)なども含み、微妙に異なったテイストを持つ作品に仕上がっている。
なお、グローヴァー・ワシントンJr.のように、1作目の噂をミュージシャン仲間から聞き、自ら参加を申し出た、というケースもあった。結果、彼にとっては最晩年の参加作のひとつとなったが、ビッグバンド・セッション-このアルバムのテーマ曲として大胆にアレンジされた1、そして8-の一員としてプレイすることを、「こんなの何十年ぶりだよ!」と大変喜んでいた、ということだ。
Classic James Taylor: Guitar/Vocal (Authentic Guitar-Tab)
70年代、ジェームス・テイラーは多分世界中で一番愛されてたシンガーだったかも知れない。
かつての奥さんはカーリー・サイモン。あの頃のジェームスのギターに触れたくて、この本を
開くと、当時の彼のメロディラインが浮かんでくる。
In the Pocket
JTの最も好きなアルバムの中の1枚。次作77年「JT」がグラミー、ピーター・アッシャーも最優秀プロデューサーを獲得なので、本作「In the Pocket」や前作「Gorilla」は影に隠れがち。
しかし様々なルーツを洗練されたセンスで纏め上げたポップスという点では共通しているがJTらしさのあるフォーキーでリラックス感じやさり気無い隣のお兄ちゃん感じをもう少し残している「Gorilla」「In the Pocket」の方がより良い作品であると感じる。
また「Gollira」よりも更に都会的なエッセンスをわかり易く表現化しているのがこの「In the Pocket」だとも思う。
ブルース、ファンク、ゴスペル、カントリー、ジャズ、ラテンをJTらしい柔らかく温かいポップな感性で包み込んでいる。
David Crosby、Graham Nash参加作品。
名盤。
Mud Slide Slim And The Blue Horizon
Sweet Baby Jamesもいいアルバムだけど、このアルバムは、聞き所が全曲dから、儲けものよ。 キャロル・キングも歌った「きみの友だち」を初め、バイオリン(フィードル)がかっこいい「ライディング・オン・ア・レイルロード」、心にしみいる「目を閉じてごらん」「遠い昔」などや、Jamesのソウルっぽさジャズっぽさも味わえちゃう、もうお買い得盤ね。