サベイランス/監視〈特別編〉 [DVD]
ビルゲイツももしかしたらこんなことやっているのではないかと、思わず失礼なことを考えるほど、実在しそうな、けっしてフィクションではないような気にさせる内容。
最初の3分の一は青春サクセスストーリー、あとの3分の2がサスペンス。
コンピュータが重要な小道具になっている作品の場合、「キーボードをたたく手元」と「モニター画面のみのアップ」と「操作者となる役者の顔のアップ」のワンセットがじつに多い。ばらばらに撮影したあと、映像をつなげたことに間違いない。その際の役者とカメラワークを思うと、こういう作品では、役者は「顔のアップの表情」で語るべき内容が多く求められたにちがいない。若き俳優たちに、今後のさらなる活躍を期待する。
ティムロビンスの存在、大きいでしたね。
プロフェッショナル [DVD]
古くは黒澤明の名作「七人の侍」のように一芸に秀でたプロの集団が作戦を実行していく様を描く映画は、うまくいけばアクション映画としても人間ドラマとしても傑作が生まれる可能性が高い。しかし、逆に近年の「オーシャン〜」シリーズのようにあまりに大人数であれば一人一人の個性を描ききれず散漫な印象の映画になってしまうリスクもある。その点、この「プロフェッショナル」は中心人物を4人と比較的少人数に設定しているため各々の個性も十分に描けているし、中盤のアジト襲撃シーンのダイナミックなアクションや西部劇としては凝ったセリフの多いリチャード・ブルックスの脚本の面白さもあって西部劇だけではなくハリウッド映画全体が衰退期に入っていた60年代を代表する傑作ウエスタンとなった。
なんといっても4人のプロのキャスティングが素晴らしい。リーダーには「特攻大作戦」「最前線物語」でもおなじみの頼れる指揮官リー・マービン、陽気で女好きのダイナマイトのプロには「ヴェラクレス」の不適な笑みの悪役を彷彿とさせるバート・ランカスター、馬のプロには当時ハリウッド随一のリベラル派ながらくせのある屈折した役柄の多かったロバート・ライアン、寡黙な弓のプロには「スパルタカス」の戦士役が印象深いウッディ・スロードといったように、各俳優のそれまでの役柄を意識したキャスティングだった。加えてセルジオ・レオーネ監督の「ウエスタン」のヒロイン、クラウディア・カルディナーレや「シティ・スリッカーズ」でアカデミー賞受賞のジャック・パランス、ラルフ・ベラミーといった人たちも、それぞれはまり役でまさに絶妙のキャスティング。
脚本のみならず監督もしているリチャード・ブルックスは「冷血」「ミスター・グッドバーを探して」「ロード・ジム」など、くせのある作品が多く好き嫌いの分かれる作家だと思うが、この「プロフェッショナル」は面白い娯楽映画として万人にお勧めできる。
バトルガンM-16+狼よさらば/地獄のリベンジャー(初回生産限定) [DVD]
複雑なストーリーは抜きで派手な撃ち合いや爆破を堪能したいならバトルガンM―16がオススメ!
前作に続き、派手にやっております
また日本語吹き替えで納谷吾郎さんの声はザカライアスではなくネイサン・ホワイトでした…
リー・ライアン(期間限定)
R&Bやゴスペル好きの自分としては男女限らずイギリスやアイルランド系のポップグループはイマイチ好きになれなくて、Blueが話題になっていた時もはっきり言って興味はあまりありませんでした。でもこのLeeの歌の上手さはやはり印象的でしたし、実際他のメンバーと比べてもルックス的にも歌唱力においても一人ずば抜けているように感じます。初のソロアルバムは今どきの音楽というよりは意外なくらいスタンダードなポップな曲が殆どです。アルバムから彼の才能や自信を感じることができ、多分何回も聴いく程味がでてくるのではないかと思います。今後またグループでの活動を再開するとのことですが、彼はグループの中にいるよりソロで活動していくほうが成功するような気がしてなりません。