トニーたけざきのガンダム漫画 (角川コミックス・エース)
連載当初、隔月誌での連載だったので、いつコミックになるのやらとため息をついていましたが、人間ただ待っていればいいこともあるものです。発売が決まってからすっごい楽しみにこのコミックを待っていました。カバーデザインもアメコミを思わせるようなデキでカッコイイですね。でも中身は全ページファーストガンダムのパロなのでした。絵そのものがストレスを感じさせない見事な安彦ガンダムなので、シャアが小指を立てて缶コーヒーを飲んでいるその絵だけでもうパロ。このテンションの高さでファーストガンダムの隅々まで、パロディにし続けて欲しいです。
トニーたけざきのガンダム漫画 III (角川コミックス・エース 113-3)
久々の第3巻ですが、しかし相変わらずたちの悪い漫画ですなぁ。
悪質なまでに本家「ORIGIN」に似せた絵で、いじられまくるキャラクターたち。そして「フラウ・ボウ出撃」「レビル対デギン」「公王の杖が落ちる時」「ジオン訛りの人たち」など、果てしなくしょうもないギャグの数々。こっちまでバカになっていくようなベタベタなお笑いの世界が実に気持ちいいです。TV版の検証レポート漫画もツボをおさえていて楽しく、特にセイラさんのアメとムチについての検証は笑わせてくれました。
この「ガンダム漫画」としての(あくどい)面白さと存在感はおそらく「ORIGIN」と並べられて後々まで輝くでしょう。
気になったのは、最終話「脱出」のパロディが書かれていること。もしかしてこの漫画もこれで終わりということ?まさかそんな……
追記。何にせよ、セイラさんの乳首は描かれるべきであったと思います。
トニーたけざきのエヴァンゲリオン (角川コミックス・エース 113-4)
岸和田博士・ガンダム漫画大好きのトニーファンなので、見つけた瞬間即買いしてしまいました。
正直前作たちのように気持ちよく笑えるものではありませんでした。苦笑
どうしてもガンダム漫画と比べて〜となってしまうのですが、
ガンダムと比べて時代が近いのとテーマからか、エヴァ本作が明るい笑いにもってゆきづらいのかな;;と思ったりしました。
それをここまで下ネタ三昧に明るくやりきったトニー氏はえらいなあ、なんて思ってまいました。
貞本先生の絵が綺麗なので、似せるのは厳しかったのかな・・・・
途中からミサトさんがパルコに見えてきました。笑
王道感はありますが、「ネルフたん、ショー」は私も好きです。笑
アニメタルのベスト
今まで発売されたシングル曲を含むベスト盤。
オリジナルを忘れるほどのメタルアレンジには毎回感心するばかりだが、加えてメドレーアレンジも素晴らしく上手い。
テーマごとに分けられていて、しかもマラソンにはない曲もあるので聞き逃せない。
ほとんどの曲が有名なものばかりなので、マニアックなアニメタルマラソンはどうも・・・という人でも気軽に聴けるんじゃないでしょうか。
アニメタルレディーも収録されているのでお得ですよ。
トニーたけざきのガンダム漫画 2 (角川コミックス・エース 113-2)
ワンダフルの一言。
前巻よりページ数は薄くなっているが全体の約6-7割がカラーページという大盤振る舞い。
しかも「ガンプラをジオラマ撮影したエピソード」まである。
未だかつてギャグ漫画にここまでする作者がいたであろうか。
しかも作者自身が「シャア専用ボール」なんてスクラッチしちゃって
カトキハジメが箱絵なんか書いちゃってるのである。
ギャグのクオリティも相変わらずセンスがいい。
本当に作者はガンダムが好きだというのがわかる。
しかもそれが自己満足な作品に終わらず一流のエンターティメントのまで昇華している。
買う価値ありの一冊。