end=START/終点〜君の腕の中〜(DVD付)
end=STARTはもちろんですが、
DVDに入っている「Tales...」
という曲もすごくいいです!
一緒に出てくる
デビューの頃から今までの写真も
めっちゃかわいいです♪
はりまや橋をわたって
春三月、十五歳の少女が集団就職列車に乗り込む。高知から都会へと出発するためだ。そんな朝からはじまる。……働くということについて、いろいろと考えてしまいます。昭和の高度成長期だというのに、経済的な豊かさは何一つ感じることができないまま、心に葛藤を抱えながらも、もくもくと二交代制の工場で働く悲哀がしみじみと感じられます。そういう点では、平成の現代も同じなのかも。いやいや、正社員としてなかなか採用してくれない現代の方がもっとひどいのかも…。「働く人をもっとたいせつにしてほしい。思いやってもらいたい」という思いは、どの時代でもずっと同じなのだろうか。
Me【ジャケットA】(DVD付)
約2年ぶりのアルバムでしたが、期待を裏切らない仕上がりでした。シングルもたくさん入ってますが、アルバムの曲もそれに劣らないぐらいの個性が光ってます。全曲misonoが作詞している点も、このアルバムに対する気合の入り方が一味違います。
サウンドもロックの色が強く、かなりヘビーなバンドの音になってます。歌唱力の高さを改めて証明させられるアルバムですね。同じdatだった北野の手掛けた曲が収録されているのが今収録されているところがかなり印象的です。
1曲目の「Tales...」はTales BESTの音源とは全く違うし、5曲目の「0時のツンデレラ」はシングルのPVで収められていた音源になっています。姉の倖田來未とコラボしたシングルに入っていた「天秤」が入っている点もグッド!
アルバムの曲では、4曲目の「ウソツキ種」が特にいいです。
自分はファンクラブ限定バージョンのCDを購入したので、ジャケットがまったく違いますがそれもシンプルで素敵です。
はりまや橋 [DVD]
まず映像の美しさは、特筆に値します。撮影監督は、実相寺監督作品の多くを手がけた中堀正夫。高知市から西、須崎市・佐川町あたりの風景でしょうか。
監督はアメリカ人、製作はアメリカの会社で、出演者とロケ地の大半は日本という映画ですが、日米双方の視点がバランスよく活かされています。監督は、1年間英語教師としてこの映画の舞台となる高知県に滞在したことがあり、現場を熟知しているとのこと。
ダニエルは、息子が描いた絵を「取り戻し」に高知にやってくるのだが、写真家である彼が、著作権のことを知らないはずがないのに、彼は、息子の絵を所有しているであろう家を訪ね、それをタダで持ち帰ろうとします...。
日本人に偏見のある「アメリカ人」が、日本人に触れて、日本と日本人を理解し、さらには日本に惚れこんでしまうというストーリーパターンですから、後半のシーンを印象づけるために、前半で思い切り「感じの悪い奴」を演じているということは分かりますが、そういうアメリカ人がいたら、日本人も黙ってはいないでしょう。このあたりには、少々違和感がありました。
後半のストーリーの展開を考慮して、あえて「違和感」をあたえるような設定にしたのかもしれないですが、このへんの是非に関しては、議論が分かれるところですね。
ただ、ありがちな設定ながら、平凡な展開を強烈に変える設定が、外国人=黒人であることと、舞台が東京ではなく外国人の姿すら珍しい高知の田舎であること。マイノリティに対する偏見をあぶり出す、この設定は上手かったですね。
全体的に、観せ方がクドくないのが良い。例えば神社のシーンでは、ふと紀子とミッキーを見かけた神主さんが、2人を茶に誘い、そのまま結婚式の世話をする。これを全てセリフなしで観せる。3人の様子・表情だけでそれがチャンと伝わる上手さがありました。