今昔うたくらべ
レトロ曲を現代に復興した感じです
とても斬新に聞こえてきます。
力が抜けているところも、あくせくした現代社会で暮らす日常に安らぎをそっと与えてくれます。
体内のリズムを、整えてくれるようにおじさんとしての私は感じました。大変ありがたい。
アメリカでの活動、富士ロックフェスティバルの出場
これからの活躍が非常に期待される「うめ吉」でした。
エコエコアザラク~眼~ ディレクターズカット DVD-BOX
テレビシリーズという事で
やはり偉大な佐伯日菜子さんの主演作とどうしても比較されてしまいがちで、
実際どうしてもパンチが弱い部分が否めませんが、これはこれで楽しめました。
地下SMクラブに居候するミサ、全身包帯&赤いドレスの娼婦の少女、
ジル・ド・レイ伯爵のチフォージュ城の逸話、
バタイユの「眼球譚」、陰陽道賀茂一族の暗躍と南大門、
そしてロダンの“地獄門”。これらのフィーチャーの数々に燃えられる
好事家の方なら御薦め出来ます(笑)
逆に言うとかつてほど万人に御薦め出来るような作品ではありませんね。
よくも悪くもマニアックです。
しかし名優渡辺いっけい氏がその実力を大いに発揮している事に敬意を表して
作品に☆3つ、いっけい氏に☆2つを進呈です。
氏が演じた探偵田上寛は全シリーズを通して
最も格好いいエコエコアザラクの男性の登場人物ではないでしょうか。
エコエコアザラク ―黒井ミサ ファースト・エピソード― [DVD]
リアルタイムで原作マンガの
週間連載を読んできた古い読者としては
黒井ミサのキャラクターも
独特のホラー&コメディの展開も
原作マンガを読んでいるような感じでした。
映像のほうはオリジナルDVD作品ということで
Vシネマ並と最初から判断ができていたから
資金とスタッフを考えれば期待はしていなかった。
過去の映像作品と比べるのは可哀そうなかんじだ。
ただ、まぎれもなく原作者「古賀先生」の描いた
本当の「エコエコアザラク」の映像作品でしたね。
劇場版 エコエコアザラクⅢ DVD~MISA THE DARK ANGEL~
テレビ版を通じてその後の深夜枠ドラマにインパクトを与えた佐伯ミサの映画進出編です。
物語はテレビドラマと世界観を共有した連続ストーリーになっており、テレビスペシャル
のような印象を受けます。妹を失った悲しみを払拭仕切れないミサがとある女学院に潜入
して次々と襲ってくる死霊の群れに立ち向かいますが、一人また一人と命を落としていく
女生徒達を前に両親を、そして妹を救えなかった思いがミサの心に重く圧し掛かります。
しかし、妹アンリの面影を見出した亜夜を守る為にミサは決意を新たにしていきます。
女子校の演劇部という独特な空間の中で亜夜と過ごすミサは普段にも増して明るさを取り
戻していますね、その後に降りかかる悲劇と対照的なコントラストになっていますが本編
でこういう一面を見せるミサも非常に珍しいので救われる場面になっています。
特典映像のメーキングではまるで修学旅行乗りの女の子達のはしゃぎぶりにお目にかかれ
ますが、本編ではテレビ版で人形にされた両親の事には結局触れられる事もなくミサの課題
は残されたままとなりました。出来れば佐伯版の物語を引き継いでその点を解決する完結編
の登場を望みたいところです。
エコエコアザラク 1 (少年チャンピオン・コミックス)
小学生の頃に連載されていたマンガで、とても懐かしいです。
ストーリーは中学三年生ながら黒魔術を操る魔女・黒井ミサがダークヒロインとして描かれた1話完結型のホラーマンガ。特に1,2巻では、悪魔に子供の魂を捧げるために全然関係ない子供を殺めたり、黒井ミサに対して暴力や虐待をした者を黒魔術を使ったり自らの手で殺したりと、正義も悪も関係なく容赦なく人を殺めているのが圧巻。魔術をかけるときには生きた動物を殺して生け贄として捧げるシーンがあったり、カエルやヘビ、コウモリといった使い魔を駆使したりと、今の魔法を扱ったマンガとは一線を画しています。
ただ3巻以降は普通の女学生としての明るい部分が描かれるようになってきて、逆に自分が怖がる立場になったりしたのが残念。それでも第8巻の「暗やみのボウリング」のような残忍性は持っていて、ダークヒロインとしての黒井ミサが健在だったのはよかったです。それから第7巻の「聖夜物語」で出てくる1920年の妖精の写真の話。調べてみたら「コティングリーの妖精事件」として知られているものでした。写真の真偽については調べてみてください。
話が進むにつれて黒魔術を駆使する機会が減り、他人の未来を占ったりしてその行く末を見守るような立場になっていくのですが、その中にはホラーマンガでありながらホロリとさせる話もあったりして、各話のストーリーはとても楽しめました。
あと各話のトビラの絵が中世ヨーロッパの版画や絵画のタッチで魔女が使う道具や魔方陣などが描かれており、おどろおどろしさがあってよかったです。
余談ですが、5巻の解説を読むと、黒井ミサのモデルは女優の吉永小百合とのこと。キリッと厳しい表情になったときは、若い頃の吉永小百合に似ているかな。
エコエコアザラク エコエコザメラク