ブラザー イン アームズ ヘルズハイウェイ
個人的にはかなりツボにハマったFPSだ。第二次世界大戦を舞台とした作品は星の数ほどあるためストーリー性やドラマ性を求めてしまうけれど本作はそういった欲求も十分に満たしてくれる。前作の続編的な位置づけなのでプレイしていればにやりとする場面が。
味方を命令で操作するというシステムは非常に面白い。ブラザーインアームズのキモともいえるシステムだろう。だが人によっては面倒くさいと感じるだろう。慣れない操作でイライラとした序盤は命令が苦痛でしかなかったが、慣れてくれば敵を殲滅した時の爽快感がたまらない。バズーカで敵を陣地ごと吹っ飛ばしたときは胸がすっとした。
リアル系FPSというだけあって敵に親切、プレイヤーに冷たい部分が多い。まず攻撃が当たらない。照準のど真ん中に捉えて撃っても当たらないことがある。風のせいで弾が流れているんだ、と脳内保管しなければならないほど当たらない、ついでに敵がやや固い。一方で敵の攻撃は当たる当たる。お前らスコープつけてるだろ、と文句言いたいほどの命中率を誇り、ともすれば一流スナイパー並みの射撃名人が手ぐすね引いてプレイヤーの前に現れ、プレイヤー側はあっさりと死ぬ。銃弾は味方に遠慮しないという事実を突き付けられました。
AIは大幅に改善されているが、いまだに未熟な部分が多い。敵の十字砲火の中を突っ走る姿は笑いと苛立ちを誘う。
否定的な部分が目立つ形になったが、本作にはその欠点を補って余りあるほどの魅力があると確信している。味方一人一人が意志を持った人間であると感じさせられるし、だからこそ味方が死んだ時に悲しさが胸をよぎる。そして、敵が強いからこそ味方と協力して打ち倒すことに快感を覚える。有名なコールオブデューティーやメダルオブオナーとは違った、リアルさを追求したFPSである。
ブラザー イン アームズ (BROTHERS IN ARMS: Road to Hill 30) 日本語版
自分は、このゲームを発売日に買ったのですが、HPで感動の物語と言ってたわりには、あまり感動しませんでした。でも、手榴弾を投げたとき敵の足がふっ飛ぶのがリアルでした。それと、人によりますが、自分はあまり手ブレは難しいく感じませんでした。MOHやCODには、劣りますが、リアルを求めるミリタリーファンは、ぜひ遊んで見てください。
ブラザー イン アームズ ロード トゥ サーティー
UBISOFTのPS2ソフトといえば日本製ゲームと比べ動作がカクカクで画面が粗く馴染めないことが多かったが、今作は比較的キャラクタの動作や画面の挙動は滑らかに感じた。
メダルオブオナー〜史上最大の作戦〜と同じくゲームの舞台はノルマンディー上陸作戦だが、オハマビーチや室内戦のシチュエーションをバッサリカットし、実際の作戦を忠実に再現することによって大きな差別化とリアルな戦いの表現に成功している。
ゲームの内容は「将校の暗殺」や「核発射の阻止」などでは無く、「街に到達する」や「グライダー着陸のために邪魔なポールを処分する」といったように実際の作戦を再現している感じが良く出ていて面白い。
夕闇に電線が伝う夏の農道を歩いたり、セミが鳴く木々で敵の攻撃を避けながら仲間と教会を制圧していると、蒸し暑さや土の匂いを感じる。そして静かな戦場は非常にリアルな感覚を与えてくれる。これは決してグラフィックが秀でているワケでは無く、舞台設定や空気感の表現が上手いからだと思われる。
ゲームバランスは秀逸で、非常にこだわりを感じるつくりだと感じた。
プレイヤーは2分隊(4人)の指揮を同時に取ることが出来、戦車を先導させ後から自分達がついていったり、先にプレイヤー含む3人で偵察に行き、敵が現れたら残りの2人を後方支援に回すことができたりする。ひとりの敵に対して銃撃を続けさせ、ひるんだ隙に突撃班と共に側面から突撃することができる。
そして大きな特徴が弾が当たらないことで、照準を出してしゃがまなければ意図的に狙うことは全くできないつくりになっている。必然的に一人での突撃は不可能となり、仲間の援護は必要となる。しかし敵も同じく弾が当たらず、制圧ゲージを満タンにすると攻撃さえもしてこなくなる。
このゲームの欠点はUBISOFT特有の日本版にする際のおなじみの手抜きで、相変わらずフォントが読みづらく、漢字で書くところを平仮名で書いているところが多々あり、これが非常に萎える。総じて面白いソフトだがUBISOFTの短所はかなり露呈している。
Brothers in Arms Hell´s Highway (E)
戦場に送り込まれた米軍小隊として突き進むという内容。ストーリーがあり、その展開もおもしろい。ただこのストーリーは飛ばす事ができず、見るしかない為、2度目以降は長さが苦痛になると思います。全て英語なので英語のヒアリングが得意でいない方はこれも輪をかけて苦痛をもたらすのではないでしょうか。せめて字幕でも用意するべきだと思います。操作性は悪くなく、チュートリングもわかりやすいため、私のような初心者でもとっつきやすかったです。画像の作りこみはまずまずですが戦車を操る場面は戦車のTextureが現場とマッチしておらず、不自然です。戦車の動きも不自然。他の著名ゲームに比べると数段落ちると思います。
金払って損したーとは思いませんがこりゃおもしろい、毎日やろう!とう程のものではないです。
インストール後はDVDROM無しでゲームがプレイできます。細かい点ですが出し入れが面倒ではなく、便利。
ユービーアイソフトベスト ブラザー イン アームズ 名誉の代償
小隊を自分で動かすという部分では「ゴーストリコン」などに通じる所があるが、
こちらは細かな移動場所の指定や威嚇射撃など、より操作できる小隊に対する自由度が高い。
隊を置いておき一人で突っ込んでいっても、ある程度クリアできるのはできるけどね。
細かく動かしたい人は好きになるシステムかもしれない。
道中、敵との位置取りや戦略を考える補助的な役割であるタクティカルビューは上空からの
視点であるので、ある程度は役立つけどいかんせん見える範囲が中途半端。
グラフィックはお世辞にも良いとは言えないし敵のあたり判定も多少大雑把な印象も。
基本的立ち回りは障害物に身を隠しながらのじりじりプレイとなる為
プレイしていて爽快感と呼べるものを体感するのはほぼ皆無。
じっくり腰を据えて1ステージをコツコツクリアしていきたい様な人なら合うのかも。
マシンガン連射で特攻よろしくな、神風タクシー運転手には向かないねぇ、コレ。
気持ちよさでなら「ゴーストリコン」なのかなぁ。そこら辺はまかせまふ。