藤子・F・不二雄のパラレル・スペース 限定版 DVD-BOX(原作コミック付き)
私はF先生のファンで短編集も読んでいたので楽しめましたが、短編集未読の人は楽しめるのでしょうか・・・。特に長澤まさみケインコスギ(BOSEもチラッと出てたかな)等豪華キャストが出てる一話目の値ぶみカメラ。これがひどい。金をかけたファンの文化祭ノリとでも言うのでしょうか・・・。全六話でこれと六話目(ほとんど子供しか出ていないので、個人的に演技等きつかった)以外は楽しめました。一話目やメイキングディスク飛ばして浮いたお金で10話くらいは入れて欲しかったです。キャストは無名の方がいいかんじですね。
素晴らしき日常
初めて聴いたのはあらびき団のエンディング。
番組を見終わった後に流れるこの曲。
せいぜい30秒程度の短い時間にも関わらず意味
不明な程涙が出ました。
現在・過去を含めても、イワユル売れている歌手
の方々と比べて、特別歌が上手い訳でもないし歌
唱法が優れているとか言う事も無いとは思います。
でも、5分強に詰められた膨大な歌詞の一つ一つ
がこれ程響くなんて経験は初めてでした。
無駄な色付けは全くされていない、ものスゴク自
然体で歌っている感じ。
他の曲もとても良い曲ばかりですが、やっぱりこ
の曲が一番好きです。
埋もれる事無く、色んな、本当に沢山の人に聴い
て欲しいです。
PVもシンプルですがとても良いので、PVを一
度ご覧になってからの購入をお勧めします!
しかけ人たちの企画術
実績ある人達のハナシだから、基本的には面白い内容であり、そこそこ一気に読める。
「しかけ」や企画というものが、価値あるもの(あるいは、価値ありそうに見えるもの)に人々を寄せ付ける、あるいは周知させる仕組みつくりであることがよく理解できた。しかし、企画を実行に落とし込む際のマネジメントやファイナンスの観点が完全に抜け落ちているので、その部分に強い興味を持っている読者には向かない本かも知れない。もっとも、それは「企画術」というタイトルからある程度読み取れるので、それはそれでよいのかも知れない。
、
「なるほど、企画とはこういうものなのね‥」と、企画の意義を知るには良書かも知れない。
藤子・F・不二雄のパラレル・スペース DVD-BOX
数カ月前、発売直後に購入しましたが、海外赴任などの事情で、8月末になって観ることになりました。
今年になって全集が発刊されたのは記憶に新しいですが、大好きな藤子F先生の「新作」を読むのはもはや叶いませんが、先生の70年代80年代のSF(スコシフシギ)作品が、21世紀にどのように映像化され復活を遂げたか観たかったのが購入の理由です。
で、どんな印象を持ったか。F先生のファンとしての感想です。
全6話をオムニバスで、6人の監督が映像化しています。それぞれの解釈、演出、表現方法、作品へのスタンスがあって、好き嫌いが出るのは仕方ありませんが、方法論は違っても、それぞれに藤子F先生への愛情、敬意を感じたのは感じました。
ただし、それが、藤子ワールドを構築し得たか、というのは、また別の話ではあります。
1話「値ぶみカメラ」
原作のネームを忠実に映像化しようとの試みだったと思いますが(主人公の衣装の柄まで再現してます)、マンガ風に表現しようとするあまり演技は不自然に過ぎ、どなたかも「豪華俳優人による学芸会風」と書いていらっしゃったように、大人向けの映像作品として視聴に耐えない方もいるかと想像します。(メイキングで監督は「(作品のそのまま実写化の)実験をしなくちゃ」と思っちゃった、と言われていましたが、ちょっとアプローチが違った気がします)
ちなみに最後のやらせっぽいインタビュー映像は明らかに不要、デス。
2話「あいつのタイムマシン」5話「征地球論」は、いずれも主人公を男性から女性に偏向していますが、2話は、結末部分を除いて、ほぼ別の作品として生まれ変わっています。エッセンスを抽出することなくしてはできない翻案です。
原作からして、藤子作品にしてはちょっと難解、不条理な印象を受ける異色作ではありますが。1話とのアプローチの違いが印象的で、3話以降の展開に期待を持たせます。
3話「ボノム〜底抜けさん〜」6話「ボクラ共和国」
6作品中、原作が最も古い1970年作のため、どのように演出するのか気になっていましたが、単純に舞台を現代に置き換えただけかと思わせつつ、いきなりびっくりするような展開で驚かせ、楽屋落ちネタもまぶしながら、原作の要素を要所要所で押さえていきます。6話にも言えることなのですが藤子先生が言いたかったことを現代的に表現するには、先生の持っていらっしゃった、ある種の「宗教的悟り」をも理解できないと、結論部分も含めた映像化はちょっと難しかったかな、と思います。
4話「かわい子くん」5話「征地球論」
原作の要素を再構築して、新たな現代作品に昇華しようとされた意図がいちばん伝わりやすい印象を受けました。
4話の主人公の一人、麻生久美子氏は、最近観た雨上がり宮迫主演「純 喫茶・磯辺」のエキセントリックな素子役とイメージがかぶってしまったのが残念でした。5話では他5作の監督陣がアニメパートの宇宙人の吹替えをやっています。
宇宙人が地球人である主人公たちの生態に突っ込みを入れていくのですが、終盤、本筋とは関係ないところで突っ込みを入れたくなるあり得ない演出がもったいない。(両親の前で高校生のカレシが指輪送るか、という)
主人公のケータイストラップが楽屋落ち風で愉快。
ほんとのきもち
佐藤健さんが主演したドラマ「Q10」の主題歌です。
この歌を聴くと「Q10」の様々な名シーンが思い起こされて、
自然とウルっときてしまいます...。
高橋さんの飾り気がない直球ストレートな歌いっぷりが、
「Q10」の世界観とマッチして心にしみます。