NHK少年ドラマ・アンソロジーI [DVD]
戦争中に子どもを病気で亡くした母親がいました。
偶然、タイムトラベルの能力をみにつけることができ、あの時代へ、苦しむこどもが病床によこたわっている時代に飛びます。
薬もなくて、死なせてしまった。
母親ならば、かんがえることはひとつです。
薬のある時代につれてかえってやろう。
百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)
この原作を、ここまでみごとにヴィジュアル化した著者に、まずは敬意を表する。
原作小説は、読んでいる間には、ほとんど頭の中でのイメージは浮かばなかった。
それが、こんなに鮮やかに画像化されたのだから。
そして、この画像化の利点は、作品の理解度が飛躍的にアップしたことだ。
観念的でよく分からなかったことが、実によく分かる。
それが女性の手による、というところが、阿修羅王をこれだけ魅力的にした要因だろう。
巻頭のいくつかのエピソードが収束してスタートするメインストーリーは、そこにさまざまな宗教思想を取り込み、科学的概念や理論を取り込み、そして最終的に無常感を漂わせるラストとなる。
原作でもこのラストには、今ひとつ納得しづらいものがあった。
ミクロの存在とマクロの存在ということで片付けても良いものなのか。
原作者に聞いてみたいものである。
しかし、ディラックの海、摩尼宝殿、兜卒天等のイメージはどうだ!
何度読んでも飽きない。
そして、読むたびに、世界、宇宙、歴史等について考えさせられる。
原作は小松「果てしなき〜」と同時期に読んだが、両作とも人生観を変えるほどのインパクトだった。
その見事な画像化作品である。
竹宮恵子BOX [DVD]
竹宮作品の大ファンである人間にとっては、待望のDVD化でした。
とにかく耐久性のあるDVDが出たというだけで、買いでしょう。
この商品はBOXで、3作品まとめて購入するタイプですが、作品別に購入可能なので、好きな作品だけを購入すると良いと思います。
ただ、すべて欲しい人にとっては、このBOX、嬉しい商品です。綺麗な箱が、マニア心をくすぐります。
個人的には、懐かしい作品の数々だけでため息ものですが、「地球へ…」が公開されるにあたって使われたCMも収録されており、とても嬉しかったです。
3作品のファンの方は是非この機会に!と思います。
アンドロメダ・ストーリーズ [DVD]
ストーリー自体は、そんなに記憶に残る感じはしませんでした。
まだ自分が話の内容に追いつける年齢で無かったかも知れないんですが。
とても印象に残っているのは、
他の方も書かれている通り、近親相姦的な部分
特にEDで手を繋いで・・・どうなってるの?これは!?みたいな。のと、
そのまたEDクレジットで流れていた、ステファニー「永遠の1秒」でした。
大人になってからレコードを入手して聴きました。
本当に良い歌なので、こちらも是非CD化して欲しいです。
お願いします。
夕ばえ作戦 1 (リュウコミックス)
少年時代に読んだ作品で、NHKのテレビドラマも見たクチ。なんとドラマの主演は山田隆夫だ(確かにハリウッド俳優ではあるが)。
原作は現代の日用品や玩具といったしょうもない物を駆使して敵を撃退するお話だったが、リバイバルに当たって多少変えてある。ま、当時携帯なんてなかったしな。
とはいえ、この物語の根幹はしっかりつかんである。子供の頃はただ漠然ともの悲しいとだけ感じていたことが、滅びに対しても、希望を抱いて胸を張って進んでいくヒロインや先生の姿だったことに納得。昔読んだことのある人も、全く読んだことのない人も、どちらにもお奨めしたい。