遊ぶ!飾る!かわいい!折り紙ドールハウス
以前にもレビューしましたが、色々な模様の紙を用意すると、かなりかわいいドールハウスが作れます。子供向けではなく、大人が作ることが前提のようです。(基本の家は小学生でも大人が手伝えば作れると思いますが...)フルカラーは最初の10ページほどで、折り方などのページは2色ですが、わかりやすく説明してあります。使用するパーツが何種類かあって、基本がわかると掲載されているドールハウスだけでなく自分でアレンジして作れそうです。
テーブルやソファー、シンクなど小物の作り方も載っていて、タイトル通り飾るだけでなく遊ぶこともできます。この本を見た近所の小学生が作ってほしいと言ってきたので作ってあげると、小さな人形を使って遊んでいました。子供たちから次を作ってと言われて、いくつか作っていますが、屋根をどんな色にしようとか壁はどんな模様にしようと考えながら作っていると楽しいですよ。
カレンデュラ レクイエム
kanon×kanonというアーティスト名にひかれて、ほぼ勢いのまま借りて聴いたのですが、大満足です。
タイトル曲は、生と死をテーマにし、それを上手く表現した歌詞が良いです。特に、終盤にある「イキルコトハクルシイ」以下のくだりがよく出来ています。
「ザ ドールハウス!」と「ウミガメスープ」は、タイトル曲とは真逆のポップで洋風な世界が特徴です。
3曲ともチェロのサウンドが際立っており、曲に更なる印象を与えています。
今後の活躍が楽しみなアーティストです!
My doll house 1 (ヤングジャンプコミックス)
簡単に説明すると、超金持ちな主人公は女装趣味の持ち主です。
しかも特異体質まで備わっていて、
普通の女性は彼のフェロモンを嗅いだだけでメロメロになってしまうという超人っぷり。
しかし、主人公は幼馴染みの美羽のことを一途に思っており、
女装趣味は外見が男らしくないことへのコンプレックスの裏返しなわけです。
こう書いていると、ラブコメ的なノリが強いように思えますが、
この漫画の一番の魅力は実は主人公と美羽の純愛ではないかもしれません。
そもそもこの主人公、自分の財力にモノを言わせ、
性的に気に入った女性なら誰でも自分の豪邸に住まわせるという、男バージョンだと単なるクズ野郎に見えます。
マネージャーのお姉さんには美羽に純愛を求めるくせに自分はヤリまくりなことについて「普通の女の子ならアンタみたいな男はごめんだわ」と内心思われてるくらいです。
なので、本筋は彼を取り巻く妖艶な女性たちの見事に均整の取れたプロポーションと、身体のラインを強調した服装の数々、
そして彼女たちが主人公のフェロモンにあてられて彼を求めまくるエッチシーンであるように思います。
この唯登詩樹氏の描く女性は、主人公の女装を含め本当に美しいです。
単に絵が上手いという以外にも、
さりげない女性の私服や構図がどれも「ツボ」のようなもの、ある意味「フェチ」的な魅力を持っています。
井戸端会議している女の子たちを写したとき、
足下だけの構図になるコマなどがありますが、
彼女たちが履いている靴一つ一つが個性を表していたり、
その美しい脚が強調されていたりで、
とにかくフェチ心をくすぐる構図が随所に見受けられます。
直接的でない、匂い立つようなエロスが好きな方にはオススメの一作だと思いました。