アスミック得だねシリーズ 転生學園幻蒼録
戦闘に戦略性が殆どなく、物語も、分かったようで分からないまま、終わってしまいます。が、アドベンチャー部分でのキャラクター同士の会話なんかは、キャラクターが生き生きしてて、面白いと思いました。学園もの・伝奇もの・シミュレーションの「雰囲気を味わう」ゲームだと思えば、ちょうどいい感じかもしれません。
転生學園 月光録
まさか続編が出るとは思っていなかった作品ですが、前作をやっていたという事もあり、興味が湧いたので買いました。
全体的に、改善すべき点が多い。
まず戦闘だけど、前作と同様全く面白くない。派手でもないし戦略性の欠片もない。ただただ沢山の敵をイライラしながらチマチマ倒していくゲーム。ボスキャラも、体力や攻撃力が高いだけで、特に戦略は必要なく力押しで倒せます。
あと、敵のターンの進行が遅過ぎて、あくびが出そうでした。戦闘中は、めんどくさいなぁとばかり思ってプレイしてました。
恐らく一番の見物である相陣連技も、前作より数は多いものの如何せん長さが短い。どうせスキップ可なんだし、もう少し凝った演出でも良かったかと。ほとんど使い物にならないし。
物語的にも、盛り上がりに欠ける展開ばかりで、いわゆる山場という物が無かったように思えます。
キャラクターについては、前作キャラが全員出てますが、脚本家の方が変わったせいか、あの設定はどうなったの?って何度も疑問を抱きました。
仲間のキャラクター達も、友好度が設定されていてそれぞれとEDを迎える事が出来るのに、前作と違い感情入力時に音などで反応を確認する事が出来なくて不便だったり、そもそも仲間内でカップリングされ過ぎてて、友好度システムがうまく機能していないように思いました。
とまあ、悪い点ばかりが目立つ今作ですが、戦闘以外での、普段の学校生活や季節毎のイベントなんかは、フルボイス+豪華声優陣の熱演によるキャラ同士の掛け合いは見ていて楽しかったし、青春してるなぁって思いました。
みんなそれぞれ魅力的ですしね。
この作品は、本格的なSRPGを求める人には向いていません。
絵が気に入り、なおかつキャラゲーとして楽しめる事が出来るなら戦闘はおまけ、と考えられる人は買ってもいいんじゃないかと思います。
転生學園月光録 オリジナルサウンドトラック
他の方のレビューが☆3なので桜庭氏の音楽の中ではダメかなと思っていた。
しかし実際に聴いてみると、想像していたより悪くないというのが第1印象。
音楽はスターオーシャンやヴァルキリープロファイルよりはテイルズ風。
全体的に和風の音楽であるが、ベースになっているのは桜庭節(テンポは少し遅め)。
2枚組で140分を越えるCDであるが、1枚目のCDにはあまり耳に残る曲がなかったのが残念ではある。
桜庭氏は学園物のゲーム音楽をあまり作られていないのでファンには貴重なCDかもしれない。
和の雰囲気を加えた戦闘曲は他のCDではほとんど用いられていないので一度、お試しあれ。
どこかで視聴してみて、もし気に入った曲が多く入っていればCDを購入しても納得できる。
桜庭氏の音楽に慣れている人ならおそらく許容範囲のゲームサントラだと思う。
しかしブックレットが薄すぎて、かなりがっかりする(ほぼ収録曲名のみ)。
どういうコンセプトで音楽を作曲したのか桜庭氏のコメントがあってもいいものだが・・・。
☆4を評価したが、全体的にみれば☆3.5ぐらいが妥当なところだろう。
蒼光~岩崎美奈子『転生学園幻蒼録/月光録』ART WORKS
岩崎さんの二つ目の画集になるのかな?
転生学園幻蒼録/月光録のゲームで使用された両方のビジュアルが詰まった1冊です。
前作ART WORKSでもレビュー書いたくらいファンなので今作も予約しました。
岩崎さんのインタビューで見た事があるのですがバランス(人体等)なんかは気を使っているそうで絶妙なバランスなんですよねー。
CG塗り!っていう塗りもあまり好きじゃないそうで、水彩のような暖かい、そして柔らかな塗りも大好きです。男の子は格好良いし女の子は可愛い。
ゲームをプレイされて絵が好きだった方・岩崎さんのファン、どちらでも楽しめる作品になっているだろうと思います。ボリューム凄いです。